奥山眞佐子

奥山 眞佐子(おくやま まさこ、1956年1月30日 - )は、日本の女優山梨県甲府市出身。

「おとなってなに?」をテーマに子どもの書いた詩や作文、現地取材を構成してのひとり芝居を東京と名古屋で9年連続公演。その後、「素敵なおとなを求めて」をテーマに樋口一葉を中心とした文芸作品のひとり芝居、朗読ライブを展開。

来歴・人物

  • 1956年(昭和31年):1月30日山梨県甲府市で誕生。短大卒業後、千田是也ブレヒト研究会を経て、新演劇人クラブ・マールイ入所。劇団公演「すみつぼ」で、金子信雄の相手役を演じる。その後、金子信雄から山田五十鈴にあずけられ、山田五十鈴のもとで修業時代を過ごす。またマキノ雅弘演劇塾にて映画にも触れる。東宝公演・宇野千代作「生きてゆく私」孫娘役で【御園座社長賞】を受賞[1]
  • 1988年(昭和63年):新劇人クラブ・マールイを離れ、「おとなってなに?」をテーマに子どもの書いた詩や作文を構成してのひとり芝居「こどもたちの夢」を、文京区法真寺本堂にて初演。その後、海外の子供たちのインタビューも行い、毎年、東京と名古屋で公演を重ねる[2]
  • 1998年(平成10年):「素敵なおとなを求めて」をテーマに樋口一葉を中心とした文芸作品のひとり芝居、朗読ライブをスタートして公演を重ねての11年目、2008年(平成20年)横浜の文化の向上に貢献したことに対して、横浜SAAC【細うで繁盛記賞】受賞[3]
  • 1999年(平成11年):千葉県白井市の要請で子ども演劇教室の指導を開始後、主婦、小学校教師、若手俳優からの要請を受けて指導者としての活動も継続中[4]
  • 2003年(平成15年):NHK月曜ドラマシリーズ「夢みる葡萄」で、甲州ことば指導担当[5]
  • 2014年(平成26年):3月31日(月)放送開始のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」で、山梨ことば指導担当[6]
  • 2015年(平成27年)富山県高等学校教育研究会国語部会にて、「ひとり芝居・大つごもりと一葉日記」を公演。高校国語科の教師に一葉小説の魅力を伝える[7]
  • 2016年(平成28年)
    • 千葉県白井市企画政策課 男女共同参画室 平成27年度コミュニケーション講座「舞台女優から学ぶ自己表現」講演[8]
    • 「樋口一葉没後120年」を記念して「にごりえ」「十三夜」「大つごもり」の三作品を三越劇場で公演[9]
  • 2017年(平成29年)
    • 「樋口一葉の世界 奥山眞佐子ひとり芝居20周年記念公演」として「一葉日記 そして たけくらべ」を三越劇場で公演[9]
    • 地方銀行ユニシス研究会 頭取会 にて「心に響く美しい言葉とは…」の講演[10] 
    • 甲府市教育委員会 文化芸術イベント「奥山眞佐子朗読ワークショップ」で音読の楽しさを伝える[11]

略歴

  • 1971年(昭和46年): 山梨県立甲府第二高等学校(現・山梨県立甲府西高等学校)演劇部入部[12]
  • 1974年(昭和49年): 立正女子大学短期大学部文芸科演劇研究会入会。外波山文明主催「はみだし劇場」に参加。法政大学演劇研究会に参加。東京工業大学演劇研究会に参加[13]
  • 1975年(昭和50年): 目黒地区「演劇集団ぶどう」に参加。東京都立大学演劇研究会に参加。東京地区学生演劇夏季ゼミナール企画。
  • 1976年(昭和51年): 千田是也ブレヒト研究会入会。
  • 1979年(昭和54年): 新演劇人クラブ・マールイ演劇教室入所[14]
  • 1980年(昭和55年)から、新演劇人クラブ・マールイ演劇教室の研究生となりプロ活動を開始し舞台・テレビ・映画に出演。マキノ雅弘、山田五十鈴、金子信雄、丹阿弥谷津子らに師事[15]。早稲田大学第三舞台『宇宙で眠るための方法について』に出演[16]。宇野千代作『生きていく私』孫娘役で【名古屋御薗座社長賞】受賞[14]。リトアニア・ヴィリニス大学で日本文化を紹介。処女脚本『私達はどのようにして生まれてきたの』で【文部省選定】受賞。
  • 2008年(平成20年): 樋口一葉作品を手がけて11年目、横浜の文化の向上に貢献したことに対して、横浜SAACより【細うで繁盛記賞】受賞[3]
  • 2014年(平成26年):2月22日(土)首都圏甲府会会長賞受賞[17]

出演

映画

岩波映画

  • 東京24時 - 主演(外務省及び全世界の日本国大使館で上映)[15]

松竹映画

  • GONIN
  • それでも、くまん蜂は飛んだ

東映映画

その他

  • 信虎(2021年11月) - 大方 役

ネオ・インデックス

Vシネマ

  • 東京バビロン

テレビ

NHK総合

NHK衛星

  • 日本語を考える

日本テレビ

フジテレビ

東映テレビ

TBS

レポーター

日本テレビ

  • プラス1 〜女性専用のお店紹介〜
  • 追跡 〜東京にある東南アジアのお店紹介 〜

CM

  • 「ミツカン ポン酢」
  • 「トイレアライーナ」
  • 「富士リアルエステート」
  • 「サンポット」
  • 「ヘーベルハウス」
  • 「日本文化センター」
  • 「味の素 マーボー豆腐の素」
  • 「ダスキン」

V・P

  • 「郵政省郵便車公報」
  • 「警視庁交通課公報」
  • 「東京都庁ごみ袋公報」

ナレーション

  • 「英検2級面接試験」
  • 「英検準2級面接試験」
  • 「実用ワープロ講座」

舞台作品

第三舞台

  • 鴻上尚史作「宇宙で眠るための方法について」 マリオン・デイビス役[16]

法政大学演劇研究会

  • 「ドリーム仮面」

現代演劇センター公演

青年座野外劇

大和田信也プロデュース公演

  • 「アンチゴーヌ」

新演劇人クラブマールイ公演

東宝公演

  • 芸術座「新編・たぬき」、「前後編・たぬき」、「生きていく私」、「三婆」、「お葬式」
  • 東京宝塚劇場「横浜どんたく」、「かえる屋」、「舞化粧」、「雪の梅暦」
  • 帝国劇場「けんか三味線」、「生きていく私」、「お与津御寮人」
  • 大阪・朝日座「香華」、「新編・たぬき」[19]
  • 大阪・近鉄劇場「お葬式」
  • 名古屋・名鉄ホール「隣人戦争」、「祇園の男」、「お葬式」、「われ鍋に閉じ蓋」
  • 名古屋・御薗座「生きていく私」、「お与津御寮人」

松竹公演

前進座公演

  • 新橋演舞場「空海」
  • 京都南座「新絵島物語」

日本俳優連合演技セミナー公演

ひとり芝居&朗読会

  • 平成10年
  • 平成11年
  • 平成12年
    • ひとり芝居『にごりえ』(鶴見ひだまりサロン)
    • ひとり芝居『大つごもり&にごりえ』(文京シビックホール
    • ひとり芝居『大つごもり』(STスポット
  • 平成13年
  • 平成14年
  • 平成15年
  • 平成16年
  • 平成17年
  • 平成18年
    • ひとり芝居『わかれ道』(相鉄本多劇場[33]
    • 朗読コンサート『闇櫻』(山手ゲーテ座ホール[34]
    • 朗読・美幸工房ライブ『わかれ道』[35]
    • マコ太宰を読む(2006年桜桃忌公演)『美少女』 [36]
    • 朗読・睡足軒ライブ『闇櫻』[37]
    • 朗読・高円寺ライブ『闇櫻』
    • 朗読・高円寺ライブ『十三夜』
    • 朗読・乃木坂ライブ『にごりえ』
    • 朗読・乃木坂ライブ『十三夜』
    • 朗読・乃木坂ライブ『大つごもり』
  • 平成19年
  • 平成20年
    • ひとり芝居『にごりえ』(千代田区立内幸町ホール)[24]
    • ひとり芝居『この子&軒もる月』(相鉄本多劇場[3]
    • マコ太宰を読む(桜桃忌公演)「ヴイオンの妻」[41]
    • 朗読・一葉忌ライブ『われから』[42]
  • 平成21年
    • ひとり芝居『われから』(甲州市民文化会館[19]
    • ひとり芝居『われから』(相鉄本多劇場
    • ひとり芝居『大つごもり』(千代田区立内幸町ホール)[43]
    • 講演と朗読『太宰治と樋口一葉の世界にふれる』
    • マコ太宰を読む(桜桃忌公演)『女生徒』[44]
    • 一葉忌in新宿『雪の日』 [45]
  • 平成22年
    • ひとり芝居『われから』(日本橋三越劇場[46]
    • ひとり芝居『十三夜』(相鉄本多劇場[27]
    • 朗読・お花見ライブ『一葉と藤村』[27]
    • マコ太宰を読む(桜桃忌公演)「天狗」「黄金風景」[27]
    • 一葉忌in新宿「一葉日記」[27]
  • 平成23年
    • ひとり芝居『十三夜』(日本橋三越劇場[47]
    • ひとり芝居『十三夜』(山梨県立文学館[48]
    • ひとり芝居『わかれ道』(相鉄本多劇場[13]
    • お花見ライブ「一葉とゆかりのある作家の作品」 [49]
    • 朗読・桜桃忌ライブ『列車』『あさましきもの』『一灯』[48]
    • 朗読・一葉忌ライブ『たけくらべ』[48]
  • 平成24年
  • 平成25年
    • ひとり芝居『にごりえ』(日本橋三越劇場[13]
    • ひとり芝居『にごりえ』(相鉄本多劇場
    • 講演と朗読 樋口一葉『たけくらべ』
    • 朗読・一葉お誕生日ライブ『にごりえ』
    • 朗読・お花見ライブ『恒藤恭氏』『或恋愛小説』『蜘蛛の糸』
    • 朗読・桜桃忌ライブ『瘤取り』『浦島さん』
  • 平成26年
    • 朗読『樋口一葉の誕生を祝う会』[51]
    • ひとり芝居『十三夜と一葉日記』(日本橋三越劇場[52]
  • 平成27年
    • 樋口一葉お誕生を祝う会・朗読[53]
    • 「花子とアン」あれこれ 村岡花子さんのこと[54]
    • ひとり芝居『大つごもりと一葉日記』(三越劇場[9]
    • ひとり芝居『大つごもりと一葉日記』(富山北日本新聞ホール)[7]
    • 朗読『大つごもり』(文京区・法眞寺[55]
    • 一葉忌ライブ・朗読『にごりえ』(高円寺 唐変木)[54]
  • 平成28年
    • 朗読芝居『十三夜』(ちとしゃん亭)[56]
    • ひとり芝居『大つごもりと一葉の母』(山梨県甲府市民会館・芸術ホール)[57]
    • 樋口一葉お誕生を祝う会・朗読「若葉かげ・しのぶ草」[53]
    • お花見ライブ「樋口一葉と小説の師・半井桃水」[54]
    • マジカルフライディー公演『にごりえ』(神奈川青少年センター)[58]
    • ひとり芝居『樋口一葉没後120年記念公演・三作品三日連続公演」(三越劇場[9]
      • 「にごりえ」本間豊堂(尺八)
      • 「一葉の母そして十三夜」常磐津和英太夫(浄瑠璃)/常磐津菊与志郎(三味線)
      • 「一葉日記そして大つごもり」高橋香衣(お囃子)
  • 平成29年
    • 朗読芝居『たけくらべ』(ちとしゃん亭)[59]
    • 樋口一葉のお誕生を祝う会・朗読『たけくらべ』[53]
    • お花見ライブ『一葉さんのあれこれと草間彌生のあれこれ』[54]
    • 唄と語りで綴る『にごりえ』の世界[60]
    • マグカルフライディー公演『たけくらべ』(神奈川県青少年センター)[61]
    • 『樋口一葉の世界 奥山眞佐子ひとり芝居20周年記念公演・一葉日記 そして たけくらべ』(三越劇場[9]
    • 一葉忌ライブ・朗読『五月雨』(高円寺・唐変木)[54]
    • 甲府市教育委員会 文化芸術イベン『奥山眞佐子朗読ワークショップ』[11]

出典

外部リンク