大王製紙エリエールレディスオープン

大王製紙エリエールレディスオープン(だいおうせいしエリエールレディスオープン)は毎年11月第3週に愛媛県松山市エリエールゴルフクラブ松山で行われている日本女子プロゴルフ協会公認のトーナメントである。2019年現在、賞金総額1億円、優勝賞金1800万円[1]2013年大会からは4日間競技に移行した。

大王製紙エリエールレディスオープン
トーナメント情報
創設1982年
(大王製紙エリエール女子オープンゴルフトーナメントとして)
開催地愛媛県松山市
大王製紙エリエールレディスオープンの位置
エリエールGC松山
エリエールGC松山
エリエールゴルフクラブ松山(愛媛)
基準打数Par72(2019年)[1]
ヤーデージ6580Yards(2019年)[1]
主催大王製紙株式会社
ツアー日本女子プロゴルフ協会
競技方法ストロークプレー
賞金総額1億円(2019年)[1]
開催月11月
最高記録
通算スコア-24 中華民国の旗 テレサ・ルー2016年[2]
最新優勝者
日本の旗 青木瀬令奈(2023年)[3]
テンプレートを表示

概要

第一回大会はエリエール女子オープンゴルフトーナメントとして開催され、第2回大会からは大王製紙エリエール女子オープンゴルフトーナメントと改称され、1998年の第17回から現在の名称になった[4]

日本女子プロゴルフ協会公認のトーナメントでは、シーズン最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」の一つ前の大会となる[5]が、同大会には各トーナメントの優勝者などしか出場できない[注釈 1]ため、参加資格のない選手にとっては事実上のシーズン最終戦となり、エリエールレディス終了時点での獲得賞金がランク50位以内[注釈 2]に入った選手が次年度のシード権を獲得する。この大会の結果でシード権を失った選手はツアー最終予選会に出場することになり、最終順位により出場試合数が決められるため、シード権当落圏内にいる選手にとっては天国と地獄を味わうことになる。なお2018年度から「リランキング制度」が導入されるため、51位から55位までの選手にも前半戦(17試合前後)の出場資格が与えられることになった[6]

2012年大会は主催者の大王製紙からの要望により当初予定されていたエリエールゴルフクラブ松山での開催を中止し、「東日本大震災復興支援事業」として五浦庭園カントリークラブに会場を変更して開催[7]。そして2015年大会も同所での開催が決定し施行された[8]

歴代優勝者

大王製紙エリエールレディスオープン
開催回開催年優勝者名開催コース[4][注釈 3]
第42回2023年 青木瀬令奈[3]愛媛
第41回2022年 藤田さいき[9]
第40回2021年 原英莉花[10]
第39回2020年 古江彩佳[11]
第38回2019年 渋野日向子[1]
第37回2018年 勝みなみ[12]
第36回2017年 申智愛[13]
第35回2016年 テレサ・ルー[14]
第34回2015年 イ・ボミ[15]福島
第33回2014年 横峯さくら香川
第32回2013年 森田理香子愛媛
第31回2012年 佐伯三貴福島
第30回2011年 李知姫香川
第29回2010年 金ナリ愛媛
第28回2009年 有村智恵香川
第27回2008年 横峯さくら愛媛
第26回2007年 上田桃子香川
第25回2006年 ウェイ・ユンジェ愛媛
第24回2005年 宮里藍
第23回2004年香川
第22回2003年 古閑美保愛媛
第21回2002年 小林浩美香川
第20回2001年 李知姫愛媛
第19回2000年 具玉姫香川
第18回1999年 平瀬真由美愛媛
第17回1998年 山崎千佳代
大王製紙エリエール女子オープンゴルフトーナメント
第16回1997年 具玉姫香川
第15回1996年愛媛
第14回1995年 岡田美智子香川
第13回1994年 平瀬真由美愛媛
第12回1993年 木村敏美香川
第11回1992年 安井純子
第10回1991年 ヘレン・アルフレッドソン
第9回1990年 村井真由美
第8回1989年 小林浩美
第7回1988年 パティ・リゾ
第6回1987年 日蔭温子
第5回1986年 ジョディ・ローゼンタール
第4回1985年 パティ・リゾ
第3回1984年 増田節子
第2回1983年 樋口久子
エリエール女子オープンゴルフトーナメント
第1回1982年 森口祐子香川

TV放送

放送について
TV放送は3日目・最終日に西日本放送を制作局(愛媛開催の年は南海放送、福島開催の2012年は福島中央テレビと共同制作。他に日本テレビ・ミヤギテレビくまもと県民テレビが制作協力)として日本テレビ系列で放送されている。
3日目は西日本放送及び南海放送で放送。最終日はこの大会及び「LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」と3週続けてNNN系列30局とFNS系列の沖縄テレビを含む全国31局ネットで放送される。石川県ではテレビ金沢開局前は北陸放送で放送されていた。
実況アナウンサーについて
第25回大会までと第39回大会は西日本放送のアナウンサーが3日目を、日本テレビのアナウンサーが最終日の実況を担当していたが、第26回大会からは両日とも西日本放送のアナウンサーが実況を担当し、日本テレビのアナウンサーはラウンドリポートとインタビュアーを担当する。一時期は両日とも実況・ラウンドリポートともに日本テレビのアナウンサーが担当していたが、第41回大会からは最終日の実況を西日本放送のアナウンサーが担当している。

脚注

注釈
出典

関連項目

参考

外部リンク