大島真寿美

日本の女性小説家

大島 真寿美(おおしま ますみ、1962年9月19日[1] - )は、日本小説家

大島 真寿美
(おおしま ますみ)
誕生 (1962-09-19) 1962年9月19日(61歳)
日本の旗 愛知県名古屋市
職業小説家
言語日本語
国籍日本の旗 日本
最終学歴南山短期大学人間関係科
活動期間1992年 - 現在
主な受賞歴文學界新人賞(1992年)
直木三十五賞(2019年)
高校生直木賞(2020年)
大阪ほんま本大賞(2021年)
デビュー作『春の手品師』
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略歴

愛知県名古屋市出身。愛知県立昭和高等学校を経て[2]南山短期大学人間関係科卒業[3]

高校在学中より脚本の執筆を開始。1985年より劇団「垂直分布」主宰(1992年解散)、脚本・演出を担当[3]

小説家へ転身し、高校在学中の講演会で卒業生の小説家・山田正紀から受けた助言に従って新人賞への応募を開始[4]

1992年、『春の手品師』で第74回文學界新人賞を受賞し作家デビュー。同年すばる文学賞で最終候補となった『宙(そら)の家』が初の単行本として発売。

2019年、『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞を受賞[5]

いきつけの書店として名古屋市瑞穂区七五書店を挙げている[6][7][8]。七五書店では2012年頃から大島の作品コーナーを設置している[7]

受賞歴

太字は受賞

作品リスト

  • 『宙(そら)の家』(1992年11月 集英社 / 2006年12月 角川文庫
    • 宙の家(第15回すばる文学賞候補作)
    • 空気(『すばる』1992年9月号)
  • 『ぼくらのバス』(1997年3月 偕成社 / 2007年5月 ピュアフル文庫
  • 『ココナッツ』(1999年7月 偕成社)
  • 『羽の音』(2001年5月 理論社 / 2009年12月 ポプラ文庫
  • 『水の繭』(2002年7月 角川書店 / 2005年12月 角川文庫)
  • 『チョコリエッタ』(2003年3月 角川書店 / 2009年3月 角川文庫)
  • 『かなしみの場所』(2004年6月 角川書店 / 2015年2月 角川文庫)
  • 『ちなつのハワイ』(2004年7月 教育画劇 / 2010年2月 ポプラ文庫ピュアフル)
  • 『空はきんいろ フレンズ』(2004年9月 偕成社 / 2008年5月 ピュアフル文庫)
  • 『香港の甘い豆腐』(2004年10月 理論社 / 2011年6月 小学館文庫
  • 『ほどけるとける』(2006年7月 角川書店 / 2019年12月 角川文庫)
  • 虹色天気雨』(2006年10月 小学館 / 2009年1月 小学館文庫)
  • 『青いリボン』(2006年11月 理論社 / 2011年12月 小学館文庫)
  • 『ふじこさん』(2007年6月 講談社 / 2012年2月 講談社文庫
    • ふじこさん(書き下ろし)
    • 夕暮れカメラ(『小説現代』2005年7月号)
    • 春の手品師(『文學界』1992年6月号)
  • 『やがて目覚めない朝が来る』(2007年11月 ポプラ社 / 2015年1月 ポプラ文庫)
  • 『すりばちの底にあるというボタン』(2009年2月 講談社)
  • 『三人姉妹』(2009年4月 新潮社 / 2012年2月 新潮文庫) 
  • 『戦友の恋』(2009年11月 角川書店 / 2012年1月 角川文庫)
  • ビターシュガー』(2010年6月 小学館 / 2011年10月 小学館文庫)
  • 『ピエタ』(2011年2月 ポプラ社 / 2014年2月 ポプラ文庫)
  • 『それでも彼女は歩きつづける』(2011年10月 小学館 / 2014年8月 小学館文庫) 
  • 『ゼラニウムの庭』(2012年9月 ポプラ社 / 2015年12月 ポプラ文庫)
  • 『三月』(2013年9月 光文社 / 2017年2月 ポプラ文庫)
  • 『ワンナイト』(2014年3月 幻冬舎
  • 『あなたの本当の人生は』(2014年10月 文藝春秋 / 2017年10月 文春文庫
  • 『空に牡丹』(2015年9月 小学館 / 2019年6月 小学館文庫)
  • 『ツタよ、ツタ』(2016年10月 実業之日本社 / 2019年12月 小学館文庫)
  • 『モモコとうさぎ』(2018年2月 KADOKAWA / 2021年1月 角川文庫)
  • 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(2019年3月 文藝春秋 / 2021年8月 文春文庫)
  • 『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(2021年8月 文藝春秋)
  • 『たとえば、葡萄』(2022年9月 小学館)

映像化作品

映画

テレビドラマ

脚注