多聞寺 (神戸市北区)

兵庫県神戸市北区有野町唐櫃にある真言宗の寺院

吉祥院多聞寺(たもんじ)は、兵庫県神戸市北区有野町唐櫃[2]にある真言宗の寺院。山号は六甲山。本尊は秘仏毘沙門天吉祥天・善弐師童子。前立ち本尊は毘沙門天である。

吉祥院多聞寺
所在地兵庫県神戸市北区有野町唐櫃
山号六甲山
宗派高野山真言宗[1]
寺格高野山谷上西禅寺末[1]
本尊毘沙門天
吉祥天
善弐師童子
創建年孝徳天皇の頃(645〜654年)
開山法道仙人
正式名六甲山吉祥院多聞寺
法人番号4140005000770 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

歴史

この寺はインドの渡来僧、法道仙人によって孝徳天皇の頃に開かれたと伝えられる。その後、荒廃していた寺院を858年高野山の僧、長善阿舎利が復興した。伽藍は元は現在地の東南にある古寺山にあった。1180年に平清盛が神戸の福原に遷都した時、京都の鞍馬山に擬して都の鬼門(北東)方向を守る寺院とした。[3]寺領千町歩を与え、鞍馬・八瀬大原から人々を移住させたために、この唐櫃地区には近代まで他とは異なる独特の風習が伝わっていた。 

治承・寿永の乱(源平合戦)の際、源義経が須磨の一の谷を攻める時、多聞寺がその道案内を断ったことを理由に焼き払われた。その後、廃墟になっていたのを1462年古寺山から現在地に移転・再建された。現在の本堂は1690年に了円が建て直したものである。

かつては毎年2月11日に催される「お塔祭」は盛大に行われていた。このお塔祭をはじめ、唐櫃の村を取り仕切るのは四鬼家であった。四鬼家ははるか昔、役行者の命によって奈良県吉野郡天川村洞川から、この唐櫃に移り住んだといわれ、唐櫃村と西六甲の山を管理し、同時に六甲修験の山伏達を管理していた。

多聞寺奥の院

六甲比命神社

六甲山山頂尾根付近の仰臥岩・雲が岩(紫雲賀岩)・六甲比命神社(祭神弁財天)・心経岩を奥の院とする。雲が岩で法道仙人が修行中、紫色の雲に乗った毘沙門天と出会った、と伝わる。

関連項目

出典・注釈

東経135度12分20.3秒 / 北緯34.786833度 東経135.205639度 / 34.786833; 135.205639

🔥 Top keywords: メインページ特別:検索上戸彩エドワード・S・モースXG (音楽グループ)石丸伸二秋葉原通り魔事件山田昌蓮舫木村カエラ椎名林檎井上愛一郎杉浦太陽ブルース・リー渡部峻アンチヒーロー (テレビドラマ)岡崎慎司高橋里華河合優実MY FIRST STORY無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜クリストファー・コロンブス古畑任三郎黎智英赤間麻里子髙嶋政伸怪獣8号若葉竜也山本未來小川博Z-1 (アイドルグループ)稲葉浩志眞栄田郷敦天野鎮雄石川さゆり長谷川博己ノーマンズランド三上悠亜森内寛樹