外山安樹子

外山 安樹子(とやま あきこ、Akiko Toyama、1976年6月12日-[1])は、日本の北海道札幌市生まれのジャズピアニスト作曲家

来歴

6歳よりヤマハネム音楽院に在籍[2]クラシックピアノを濱田典子、作曲を小島佳男、土田英介に師事。[1]自作の曲やクラシック音楽で国内外のオーケストラと共演。[2]

1993年、ヤマハ音楽振興会主催のジュニアオリジナルコンサート(JOC)活動の一環[3]で、フランスで開催された国境なき医師団のためのチャリティコンサートに参加[2]し、フランス国立放送管弦楽団と共演。[4]

他にも札幌交響楽団などと共演。[4]

1995年、藤女子中学校・高等学校卒業[5]

2000年、早稲田大学法学部卒業。[1]

大学在学中は音楽に一切関わらず、裁判官を目指して司法試験の勉強に励む中、気分転換で始めたジャズピアノにのめり込み、次第に練習や演奏活動が思い通りに出来ないことに歯がゆさを感じ始め、3回目の司法試験に落ちた時にジャズピアノ一本に絞る決意をした。[1]

2001年、吉田ピアノ教室の門戸を叩き、ジャズピアノを吉田章啓に師事。[1]

その後、独学と実践でジャズを習得する。[4]

2003年、ジャズピアニストとして首都圏を中心にライブ活動を開始。[6]多くのジャズミュージシャンと共演すると共に、多数のレコーディングに参加。[4]

2008年、関口宗之(b)、秋葉正樹(ds)と共に「外山安樹子トリオ」を結成し地方にも活動範囲を拡大。[7]並行してジャズピアノ講師として後進の指導にもあたる。[4]

2019年、ソリストとして山下一史指揮千葉交響楽団と共演。[8]

人物

活動

ディスコグラフィ

デュオ作品>

アルバム
  • 『Lilac Songbook』(YPM LABEL) 2007年 関口宗之(b)とのデュオ作品

トリオ作品>

アルバム
  • 『All is in the Sky』(YPM LABEL) 2009年
  • 『Ambition』(YPM LABEL) 2011年
  • 『Nobody Goes Away』(YPM LABEL) 2013年
  • 『Tres Trick』(ライス・レコード) 2016年
  • 『Snowing Town』(ライス・レコード) 2017年
  • 『Toward the 11th』(ライス・レコード) 2018年 トリオ結成10周年記念作品
  • 『Letters』(Autumn Leaves Record) 2021年 初のジャズ・スタンダード
  • 『Moving Again'19→'23』(ライス・レコード) 2023年 トリオ結成15周年記念作品
シングル

ソロ作品>

アルバム
  • 『My Palette』(YPM LABEL) 2023年

主な受賞歴

  • ジャズメロディ大賞2009 20位(受賞曲:「星合(ほしあい)」)[9]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2011 メロディ部門14位(受賞曲:「Wish In The Dream」)、同22位(受賞曲:「Rainy Garden」)[10]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2013 メロディ部門(受賞曲:「誰もいなくならない」)[11]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2016 インストゥルメンタル部門23位(受賞アルバム:「Tres Trick」)[12]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2016 メロディ部門(受賞曲:「Tres Trick」、「Warm Snow」)[13]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2018 メロディ賞(受賞曲:「Harutooshi(春遠し)」)[14]
  • ジャズオーディオ・ディスク大賞2023 メロディ賞(受賞曲:「イランカラプテ」)[15]

脚注

外部リンク