堀瑞輝

日本のプロ野球選手

堀 瑞輝(ほり みずき、1998年5月10日 - )は、広島県呉市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。

堀 瑞輝
北海道日本ハムファイターズ #34
2022年9月15日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍日本の旗 日本
出身地広島県呉市
生年月日 (1998-05-10) 1998年5月10日(26歳)
身長
体重
177 cm
82 kg
選手情報
投球・打席左投左打
ポジション投手
プロ入り2016年 ドラフト1位
初出場2017年8月9日
年俸4200万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
男子 野球
日本の旗 日本
アジア プロ野球チャンピオンシップ
2017

経歴

プロ入り前

小学校2年生の時に軟式野球を始め、呉市立昭和中学校で軟式野球部で投手兼外野手としてプレー[2]広島新庄高校では1年生の夏からベンチ入りし、2年生の夏に、チーム初の甲子園に出場する。3年生の夏にも甲子園で登板する[3]。3年生の秋には、第11回 BFA U-18アジア選手権大会で日本代表のエースとして、チームは優勝する[4]いわて国体ではストレートで自己最速の150km/hを記録した[3]

2016年10月20日に行われたドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、契約金7000万円、年俸750万円(金額は推定)で入団した[5]。背番号は34[6]

日本ハム時代

2017年は8月9日に初めて一軍へ昇格すると、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たし、1回を三者凡退に抑えた[7]。その後シーズン終盤の先発デビューを見据え[8]、同18日に登録抹消[9]。二軍での先発調整を経て、9月29日の楽天戦でプロ初先発し[10]、この試合はNPBの一軍公式戦では28年ぶり、パ・リーグでは33年ぶりとなる高卒新人投手による先発対決となった[11]。結果は5回1失点と好投したものの、打線の援護が無くプロ初黒星を喫した[12]。ルーキーイヤーは4試合(1先発)の一軍登板で0勝1敗・防御率3.38を記録。シーズン終了後に東京ドームで開催された第1回アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表に選出され、全25選手のうち唯一の高卒1年目での選出となった[13]

侍ジャパン壮行試合
(2017年11月13日 SOKKENスタジアムにて)

11月16日の韓国との第1戦では延長10回表二死一・二塁の場面から登板し、無失点で凌ぐと直後にチームがサヨナラ勝ちを収め勝利投手となった[14]。オフに50万円増となる推定年俸800万円で契約を更改した[15]

2018年はシーズン開幕前の侍ジャパン強化試合「ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2018」の日本代表に選出された[16]。代表では中継ぎを務めながら開幕ローテーション入りを目指したが、開幕は二軍スタートとなった[17]イースタン・リーグでは5月度の月間MVPを受賞するなど[18]結果を残し、6月6日に中継ぎとして一軍へ昇格したものの、左太もも肉離れで登板機会がないまま翌7日に登録を抹消された[19]。7月28日のオリックス・バファローズ戦で先発として一軍復帰を果たし、5回1/3を2安打無失点の好投でプロ初勝利を挙げた[20]。その後は先発ローテーションの一角を担ったが、5回途中7失点を喫した9月19日の埼玉西武ライオンズ[21]を最後にリリーフに配置転換され、10月1日の西武戦でプロ初ホールド、同11日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初セーブを挙げた[22]。この年は10試合(6先発)の登板で2勝3敗1ホールド1セーブ・防御率5.86を記録し、オフに160万円増となる推定年俸960万円で契約を更改した[23]

2019年は4月5日に中継ぎとして一軍へ昇格[24]。5月1日の西武戦ではオープナーを日本流にアレンジしたショートスターターとして先発し、2回1/3を1失点に抑えてチームの勝利に貢献すると[25]、以降は中継ぎ[26]、ショートスターター[27]、オープナー[28]と様々な役割を任された。この年は53試合の登板で4勝4敗5ホールド1セーブ・防御率5.22という成績であったが、ショートスターター・オープナーとしての先発を10試合こなしたことが高く評価され、契約更改では1140万円増の推定年俸2100万円でサインをした[29]

2020年は新型コロナウイルスの影響で120試合制の短縮シーズンとなり、開幕も6月に延期されたが、中継ぎとして自身初の開幕一軍入りを果たした[30]。7月に背中の張りで離脱した期間もあったが[31][32]、この年は45試合の登板で2勝1敗14ホールド1セーブ・防御率4.19を記録し、オフに700万円増となる推定年俸2800万円で契約を更改した[33]

2021年も中継ぎとして開幕一軍入りを果たすと[34]シーズンを通して一軍に帯同し、チーム最多の60試合に登板。与四球率は5.06と制球が乱れる場面も少なくなかったが、左打者に対しては被打率.165で被本塁打0と役割を果たし[35]、3勝2敗39ホールド・防御率2.36を記録。リーグ最多の42ホールドポイントで初のタイトルとなる最優秀中継ぎ投手を獲得した[36]。オフに3200万円増となる推定年俸6000万円で契約を更改した[37]

2022年は3年連続で開幕一軍入りし[38]福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦では翌3月26日の予告先発であることが発表された後[39]、5番手として7回裏から登板し、1イニングを無失点[40]。翌日の同カードではオープナーとして2年ぶりに先発マウンドに上がり、1回1安打2奪三振無失点に抑えた[41]。その後は8回のセットアッパーを務めていたが、4月27日のオリックス戦で1/3回を2失点でシーズン初黒星を喫すると[42]、以降は不安定な投球が目立った[43][44]。交流戦に入ると投球内容が悪化し、東京ヤクルトスワローズとの3連戦では2日続けて1点差の8回裏に登板し、いずれも1失点で救援失敗[45][46]阪神タイガースとの3連戦では初戦に登板し、1/3回を4失点で敗戦投手[47]。第3戦では2/3回で3失点を喫し[48]、7回のセットアッパーに配置転換された[49]。しかし、6月8日の横浜DeNAベイスターズ戦で3点リードの7回裏に登板するも、1アウトしか奪えずに3安打1失点で降板となり[50]、翌9日に出場選手登録を抹消された[51]。6月21日に再登録されると[52]、同26日のソフトバンク戦ではシーズン初セーブを挙げるなど[53]、11試合連続無失点を記録したものの、7月27日に新型コロナウイルスに感染してしまい[54]、戦線離脱。8月18日の二軍戦で実戦復帰[55]、同26日に一軍復帰を果たしたが[56]、5月に痛みを感じたという左肩痛を抱えながら投球を続けており[57]、9月だけで3度の敗戦投手[58][59][60]と本来の投球からは程遠い状態で9月21日に出場選手登録を抹消された[61]。抹消後はノースロー調整が続き[57]、この年は41試合の登板で1勝5敗11ホールド5セーブ・防御率5.82という成績に終わった。オフに500万円減となる推定年俸5500万円で契約を更改した[62]

2023年は3月31日の二軍戦で実戦復帰を果たし[63]、4月25日に出場選手登録[64]。同日のオリックス戦でシーズン初登板となり、1イニングを3者凡退に抑えるも、最速は143km/hにとどまった[65]。後に本人は「肩をかばって結局、調子を上げられなかった。何をしても球速が上がらない。自分の思った球が投げられない。原因も分からない」と話し[66]、5試合の登板で防御率9.00と振るわず、5月7日に登録抹消[67]。「どうしても、肩をかばって投げるクセがついてしまっていたので」と6月後半からは実戦を離れて投球フォームの再構築に着手するも、その過程で右脇腹を痛めてしまい、実戦復帰は9月まで遅れた[66]。抹消後の一軍再昇格を果たせずにシーズンを終え、オフに1300万円減となる推定年俸4200万円で契約を更改した[68]

選手としての特徴

サイド気味のスリークォーター[69]からストレートスライダーチェンジアップを投げる[70]。実戦で用いる球種こそ少ないものの、いずれの球も被打率は低く、一定以上の質を備えているのが特徴[71]

高校時代には最速150km/hをマークする[3]。一番の武器はスライダーであり、本人も「一番自信がある」と話している[72]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2017日本ハム410000100.000318.083100700333.381.13
20181060002311.40015435.13391703282023235.861.42
201953100004415.50026560.16191813611037355.221.31
202045000021114.66717338.23022206450020184.191.34
202160000032039.60022953.13633014563014142.361.24
202241100015511.16716034.04141603340023225.821.68
20235000010001.000214.093100300449.002.50
通算:7年218180001316870.4481033233.221833105219234601241194.581.38
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



投手












2017日本ハム401001.000
2018100000----
201953110001.000
20204515001.000
202160010001.000
20224105001.000
2023511001.000
通算218332001.000
  • 2023年度シーズン終了時

タイトル

記録

初記録
その他の記録

背番号

  • 34(2017年 - )

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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