南気仙沼駅
南気仙沼駅(みなみけせんぬまえき)は、宮城県気仙沼市仲町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)気仙沼線BRTのバス停留所である。元々は同社の気仙沼線の鉄道駅であった。
南気仙沼駅 | |
---|---|
![]() 駅全景(2020年3月) | |
みなみけせんぬま Minami-Kesennuma | |
(1.3 km) 不動の沢► | |
![]() | |
所在地 | 宮城県気仙沼市仲町 北緯38度53分42.28秒 東経141度34分36.01秒 / 北緯38.8950778度 東経141.5766694度 東経141度34分36.01秒 / 北緯38.8950778度 東経141.5766694度 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■気仙沼線BRT |
キロ程 | 68.3 km(前谷地起点) |
電報略号 | ミケ |
駅構造 | 地上駅 |
乗車人員 -統計年度- | 66人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 2012年(平成24年)8月20日[* 1] |
備考 | 無人駅 |
南気仙沼駅 | |
---|---|
![]() 駅舎(2007年9月) | |
みなみけせんぬま Minami-Kesennuma | |
所在地 | 宮城県気仙沼市仲町二丁目6-1 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) →東日本旅客鉄道(JR東日本) |
乗車人員 -統計年度- | 251人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)2月11日[1] |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)4月1日[** 1] |
乗入路線 | |
所属路線 | ■気仙沼線 |
キロ程 | 68.3 km(前谷地起点) |
◄松岩 (2.7 km) (1.3 km) 不動の沢► | |
所属路線 | 気仙沼線(貨物支線)[** 2] |
キロ程 | 0.0 km(南気仙沼起点) |
(1.3 km) 気仙沼港► | |
歴史
- 1957年(昭和32年)2月11日:日本国有鉄道(国鉄)気仙沼線の駅として開業(気仙沼駅 - 気仙沼港駅間の貨物支線上に気仙沼線の分岐点として新設)[1]。気仙沼駅長管理。
- 1975年(昭和50年)4月1日:南気仙沼駅長が配置され、管理駅となる。
- 1979年(昭和54年)11月1日:貨物支線が廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱いを廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員無配置駅となり[2]、南気仙沼駅長が廃止され、気仙沼駅長管理下となる(駅員配置は気仙沼駅派遣により継続)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]。
- 1990年代前半:JR気仙沼旅行センターを設置。
- 2003年(平成15年)春頃:交換設備を撤去。
- 2007年(平成19年)4月1日:キヨスクが閉店。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による津波と火災で甚大な被害を受ける[3]。
- 2012年(平成24年)8月20日:BRTで仮復旧。駅を市立病院近くの県道上に移設し、南気仙沼(市立病院入口)駅となる[報道 1]。
- 2017年(平成29年)11月2日:市立病院の移転に伴い、市立病院入口の副駅名を外す。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)10月29日:屋外ベンチの設置、駅舎内の装飾などのフォトスポット化を実施[報道 5]。
- 震災被害を受けた駅(2011年3月)
- 一般道上に設置されていた時代のBRTのりば(2012年9月)
駅構造
専用道の延伸時に、旧駅舎の所在していた場所に設置された。
柳津方面・気仙沼方面の乗降場が相対して設置され、上下の便が交換可能になっている。柳津方面行き乗降場に駅舎が設けられ、待合室・バスロケーションシステムのモニター・男女トイレ・多目的トイレが設置されている。赤岩港方に専用道から駅前広場への出入口があり、気仙沼市立病院経由便の出入りに使われる。
円筒形の大型駅舎は、かつて志津川駅や大船渡線BRTの陸前高田駅で同型の駅舎が使用されていたが、いずれも駅の移設に伴って使用されなくなっている。
BRTの運行開始時は(旧)気仙沼市立病院近くの県道上(現・ミヤコーバス「田谷本郷」停留所と同位置)に設置されていた。
鉄道運用時
被災時点では単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[4]が、以前は1面2線であった。
みどりの窓口[4]・自動券売機・JR気仙沼旅行センター[4]設置。駅業務はJR気仙沼旅行センター所属の社員が兼務する形にて行われていた。気仙沼駅管理。
利用状況
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は66人である[BRT 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、気仙沼線は東日本大震災後にBRTによる復旧をしたため、2011年度(平成23年度)以前の統計は鉄道運行時のものとなる。
1日平均乗車人員推移 | |||
---|---|---|---|
年度 | 鉄道 | BRT | 出典 |
2000年(平成12年) | 453 | [鉄道 1] | |
2001年(平成13年) | 419 | [鉄道 2] | |
2002年(平成14年) | 379 | [鉄道 3] | |
2003年(平成15年) | 382 | [鉄道 4] | |
2004年(平成16年) | 395 | [鉄道 5] | |
2005年(平成17年) | 275 | [鉄道 6] | |
2006年(平成18年) | 262 | [鉄道 7] | |
2007年(平成19年) | 260 | [鉄道 8] | |
2008年(平成20年) | 266 | [鉄道 9] | |
2009年(平成21年) | 271 | [鉄道 10] | |
2010年(平成22年) | 251 | [鉄道 11] | |
2011年(平成23年) | 営業休止 | ||
2012年(平成24年) | 営業休止 | ||
2013年(平成25年) | 110 | [BRT 2] | |
2014年(平成26年) | 119 | [BRT 3] | |
2015年(平成27年) | 119 | [BRT 4] | |
2016年(平成28年) | 111 | [BRT 5] | |
2017年(平成29年) | 107 | [BRT 6] | |
2018年(平成30年) | 99 | [BRT 7] | |
2019年(令和元年) | 99 | [BRT 8] | |
2020年(令和 | 2年)56 | [BRT 9] | |
2021年(令和 | 3年)60 | [BRT 10] | |
2022年(令和 | 4年)66 | [BRT 1] |
駅周辺
震災後、区画整理ののち町の再建が進められている。駅周辺に複数の災害公営住宅が整備されたほか、中央公民館や運動施設、公園など公共施設の整備が進められ、商業施設も徐々に増加している。
気仙沼市魚市場や観光施設「海の市」へは、当駅から北東へ徒歩10分ほどである。
その他
2021年(令和3年)5月 - 10月に放送されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」では、専用道へ移転後の当駅で撮影されたシーンが登場した(第21回、2021年6月14日放送)。
隣の停留所
かつて存在した鉄道路線
事業者名は廃止時点のものである。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■気仙沼線
- 松岩駅 - 南気仙沼駅 - 不動の沢駅
- 日本国有鉄道
- 気仙沼線(貨物支線)
- 南気仙沼駅 - 気仙沼港駅
脚注
記事本文
出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
鉄道
BRT
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(南気仙沼駅):JR東日本