- かなかなの
- 暁に鳴く
- こゑ聞けば
- 現世(このよ)のものは
- あわれなりけり
- 斎藤茂吉『たかはら』
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- 仏学者と漢学者と連立ちて途を行きけるが、
- やがて夕やけの空を指(ゆびさ)して、
- あれが暮靄といふのですなと仏学者のいへば、
- 漢学者はしばしば耳傾けて、
- ボアイ、成程、仏蘭西では爾(そう)申しますか。
- 両学者竟に何事とも暁らず。
- 斎藤緑雨『おぼえ帳』
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序
この地球が平面状である事実を知らない人達を乗せた、陸を走る船が、地球の果ての断崖から落下する。少女が僅か18歳にして年老いた時、自分の遺体が発見されたとの連絡を受けた人は、現場に駆けつけ自分の遺体を腕で抱き、自分が死亡していた事実を確認する。放火した犯人が自殺を思い止める時、大陸から分断された島は、島自体が生命体となり海を漂流する。鏡台の前に立った人が、鏡に写った自分に銃口を突き付ける時、少女は鋏で自分の髪を切り、リストカットをする。フェミ二ストに銃で撃たれた人がヘリコプターで病院に搬送され、苦しみながらヘリの窓から地上を見下ろす時、乳児が行灯用の油を舐め、追加を催促する。起床した人が自分の名前を無くした事に気付く時、バイクを走行している人が、トラックの運転手に手の甲を見せて中指を一本突き立てる。書くべき事は以上であり、書ける事も以上であり、そして、書かれるべき事も以上であります。
表記法
- 仮名遣いは、現代仮名遣いを用いる。
- 漢字は、新字体を用いる。
- 漢字で表記するべき言葉は、漢字を用いる。
- ×ひと → ○人
- ×こども → ○子供
- ×ことば → ○言葉
- ×いう → ○言う
- ×とき → ○時
- ×こと → ○事
- ×らせん → ○螺旋
- ×かな → ○仮名
- ×ひらがな → ○平仮名
- ×カタカナ → ○片仮名
- 送り仮名は、なるべく送る。
- ×基く → ○基づく
- ×果す → ○果たす
- ×代る → ○代わる
- ×新に → ○新たに
- ×並に → ○並びに
- 現代日本に於いて一般的でない言葉は、絶対に用いない。
- ×噺。咄 → ○落語
- ×噺家。咄家 → ○落語家
- 読み辛い表記は、用いない。
- ×之 → ○これ
- ×此 → ○この
- ×此れ → ○これ
- ×其の → ○その
- ×其れ → ○それ
- ×可き → ○べき
- ×若し。若しくは → ○もし。もしくは
- ×以って → ○もって
- ×燐寸 → ○マッチ
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