伊沢拓司

日本のクイズプレイヤー、タレント

伊沢 拓司(いざわ たくし、1994年平成6年〉5月16日[4] - )は、日本のクイズプレイヤー[3]YouTuber[5]起業家[3]タレントクイズを題材としたウェブメディア『QuizKnock』を運営する株式会社QuizKnock代表(CEO[6]ワタナベエンターテインメント所属[7]。身長170cm[7]血液型B型[8]

いざわ たくし
伊沢 拓司

厚生労働省「リアルクイズノック塾」開催案内より(2023年)
生年月日 (1994-05-16) 1994年5月16日(30歳)
愛称東大卒クイズ王[1] など
出身地日本の旗 日本埼玉県
出生地日本の旗 日本茨城県西茨城郡岩瀬町(現・桜川市[2]
学歴東京大学経済学部経済学科卒業
東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻修士課程中退
職業クイズプレイヤー[3]タレントYouTubeクリエイター
所属ワタナベエンターテインメント
ジャンルクイズ
公式サイト
プロフィール
主な作品
『東大王・伊沢拓司の最強クイズ100』
『無敵の東大脳クイズ』
『勉強大全』
『クイズ思考の解体』
備考
ウェブメディア「QuizKnock」編集長

来歴

茨城県生まれ、埼玉県育ち。暁星小学校[5]開成中学校・高等学校[7]東京大学経済学部経済学科卒業[4]。同学部の修士課程の入試に不合格だったため農学部の修士課程に進学し[9]東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻修士課程中退[5][6]

共働き家庭の一人っ子として生まれた[10]。小学校入学後は読書に夢中になっていたが、2年生になるとサッカーに熱中し、友達とサッカーに関する知識比べをするようになり、その中で知識を蓄える楽しさを知った[11]。私立の幼小中高一貫校に通っていたこともあり、当初は中学受験を考えていなかったが、3年生時に塾に通いはじめたことをきっかけに勉強の楽しさに気づき、6年生時に本格的に中学受験を目指し始めた[12]

中学入学時はフットサル部に入るも、中高一貫で他に中学生部員がいなかったため周りについていけず、部活動勧誘会で興味を持ったクイズ研究部に転向[13][14]。第18回『高校生オープン』にて当時中学3年生での優勝を果たした[15]。その後、 高校1年生時に日本テレビのクイズ番組『全国高等学校クイズ選手権』の第30回大会(メンバー:田村正資、大場悠太郎、伊沢拓司)に出場し、開成高校を初優勝へと導いた。翌年の第31回大会(メンバー:伊沢拓司、大場悠太郎、鈴木耀介)においても優勝し、個人としては史上初となる2連覇を成し遂げた[16][17][18]。なお、高校生クイズで個人として連覇を果たしたのは伊沢拓司と大場悠太郎の2名だけである(2022年9月現在)[注釈 1]

2016年に「右脳も左脳もヨロコブ」というコンセプトの下、ウェブメディア『QuizKnock』を立ち上げ、編集長に就任した[7]。2017年にはふくらPの提案で同名のYouTubeチャンネルを開設し[19]、自身も動画への出演や企画等を行っている[7]

2017年4月にTBSクイズ番組東大王』のレギュラー放送第1回で優勝し、第1シーズンでは東大王チームの大将を務めた。同年11月の第13回放送で行われた東大王入れ替え戦の決勝にて水上颯に敗れ大将交代となったものの、東大王チームの最年長、大黒柱として、同じく入れ替え戦でベスト4に勝ち残った鶴崎修功鈴木光と共に番組の第2シーズンを牽引した(水上不在時には代わりに大将を務めることもあった)[5][7][20]

2018年4月よりワタナベエンターテインメントに所属し、タレントとしても活躍している[21]

2019年1月、東京大学大学院からの中途退学を機に、東大王チームから卒業することを番組内で発表し[22]、3月20日の放送をもって卒業した[23]。同年4月からは番組の解説役に加えて、芸能人チームの助っ人としても出演している[24][注釈 2]。3月30日には、YouTubeチャンネル『QuizKnock』上に投稿した動画において、3月31日をもって大学院を中途退学することおよび、4月1日に株式会社QuizKnockを設立し、自身が代表(CEO)に就任することを発表した[6]

2020年4月1日に立ち上げ当初から務めていたウェブメディア『QuizKnock』の編集長を退任したが[25]、7月1日より復帰した[26][注釈 3]

2021年10月1日に東北大学で同年3月に行われた震災10周年シンポジウムへの出演がきっかけとなり、東北大学グリーン未来創造機構の特任准教授(客員)に就任した[27]

人物

好きな漫画は福本伸行山本直樹作品。他にも『キャプテン翼』、『シャーマンキング』、『バキ』、『フルーツバスケット』を挙げている[28]。また、伝記漫画を読んで歴史の面白さに気付いたのが最初の勉強体験だったという理由から、好きな歴史上の人物に織田信長を挙げている[29]

座右の銘は「無知を恥じず、無知に甘えるを恥じる」[30]

趣味はアコースティックギター弾き語りスポーツ観戦、筋トレ[31]。ギターは中学時代から続けており、大学時代はギターのサークルに所属し、副会長を務めていた[32]。野球では読売ジャイアンツ[33]、サッカーではプレミアリーグトッテナム・ホットスパーFCの大ファンである[34]。小学2年生の時に、NHKの番組『W杯総集編』[35]でインタビューを受けたのが最初のテレビ出演であり、サッカーへの気持ちを強くする出来事でもあった[34]

埼玉県警運転免許センターにて受験した運転免許試験で筆記が通過できず、結果不合格になったことがある[36]

出演

テレビ

現在の出演

不定期出演

過去の出演

ラジオ

インターネット番組

アニメ映画

CM

クイズの成績

クイズ番組での主な成績

  • 日本テレビ 第30回・第31回『全国高等学校クイズ選手権』優勝(2010年、2011年)[16] - 個人としては史上初の2連覇
  • フジテレビ 『Q1~史上最速の頭脳スプリントバトル~』優勝(2012年)[15]
  • TBS 『東大王』準優勝(2016年)、優勝(2017年春)、準優勝(2017年秋)[5]

クイズ大会での成績

  • 第18回『高校生オープン』優勝(2009年)[15]
  • 『STU the first』優勝(2011年)
  • 第6回『若獅子杯』準優勝(2011年)
  • 第20回『高校生オープン』準優勝 ペーパー1位(2011年)
  • 『STU the fifth』準優勝 ペーパー1位(2011年)
  • 第17回『勝抜杯』3位(2017年)[61]
  • World Quizzing Championships 2017』日本大会2位(2017年)[62]
  • 『#NOP~なるほどオープン~』優勝(2017年)

著書

単著

  • 伊沢拓司『東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡Ⅰ 〜頂点を極めた思考法〜』セブンデイズウォーQUIZ JAPAN全書03〉。ISBN 978-4593310227 
  • 伊沢拓司『思考力、教養、雑学が一気に身につく! 東大王・伊沢拓司の最強クイズ100』KADOKAWA、2018年7月5日。ISBN 978-4040650036 
  • 伊沢拓司『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』KADOKAWA。ISBN 978-4040653730 
  • 伊沢拓司『東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡II ~栄光と挫折を超えて~』セブンデイズウォーQUIZ JAPAN全書06〉、2020年4月30日。ISBN 978-4593310302 
  • 伊沢拓司『クイズ思考の解体』朝日新聞出版、2021年10月20日。ISBN 978-4-02-331983-7 

その他

  • 『東大生の本の「使い方」』三笠書房、2018年12月7日。ISBN 978-4837927594。 - 東大出身著名人による本の「使い方」として原稿を掲載。
  • 『ユリイカ 2020年7月号 特集=クイズの世界』青土社、2020年6月26日。ISBN 978-4791703876  - 論考「クイズの持つ「暴力性」と、その超克」を掲載。

受賞歴

  • 第12回 販促会議企画コンペティション 桜田圭子賞(2020年) - 「365日の誕生ビール」
    高瀬雄大(博報堂)、浜田智子(TBWA\HAKUHODO)、関谷拓巳(TBWA\HAKUHODO)とともに受賞[63]

脚注

注釈

出典

外部リンク

🔥 Top keywords: メインページ特別:検索上戸彩エドワード・S・モースXG (音楽グループ)石丸伸二秋葉原通り魔事件山田昌蓮舫木村カエラ椎名林檎井上愛一郎杉浦太陽ブルース・リー渡部峻アンチヒーロー (テレビドラマ)岡崎慎司高橋里華河合優実MY FIRST STORY無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜クリストファー・コロンブス古畑任三郎黎智英赤間麻里子髙嶋政伸怪獣8号若葉竜也山本未來小川博Z-1 (アイドルグループ)稲葉浩志眞栄田郷敦天野鎮雄石川さゆり長谷川博己ノーマンズランド三上悠亜森内寛樹