伊吹島
日本の香川県観音寺市の島
伊吹島 | |
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伊吹島全体の航空写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 | |
所在地 | 日本(香川県) |
所在海域 | 瀬戸内海 |
座標 | 北緯34度7分50.5秒 東経133度31分58.4秒 / 北緯34.130694度 東経133.532889度 |
面積 | 1.05 km² |
海岸線長 | 5.4 km |
最高標高 | 121.51 m |
プロジェクト 地形 |
瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)にある伊吹島は、四国本土にある観音寺港より西10kmに位置し、周囲は5.4kmで有人島としては香川県西端となる。江戸時代以前からの四季折々の民俗 宗教行事が続けられている。良質ないりこ(カタクチイワシの煮干し)産地として有名。島内の電気、上水道はともに本土より供給されており、島の南側の真浦港からは定期船が就航している。
- 人口:503人 (2018.05.01)
地理
歴史
石器が出土するなど古くから人が住んでいた。鰯(いわし)漁に従事する人々が多く定住し、昭和中期頃に最盛期を迎える。定期船、海底ケーブルでの電気や上水道など、生活の利便性は向上したものの、人口は減少傾向にある。
行政区域の変遷(町村制施行移行後)
伊吹いりこ
漁業と水揚げされた魚の水産加工が主産業で、島名を冠した煮干し「伊吹いりこ」は、地域団体商標に登録されるほど名高い。鮮度が高いうちに釜茹でし、カタクチイワシの大きさに合わせて乾燥時間を調整することで、苦味の元となる脂分が少なく仕上がる。18軒の網元が営む加工場から出荷され、四国本土の讃岐うどん店やラーメン店での出汁とりなどに使われる[1][2]。伊吹いりこは煮干し界の最高峰とされ、クルマならロールスロイスに匹敵する“ブランド煮干し”と言われている[3]。
交通
海上
観音寺港-真浦港:所要時間25分、一日5往復、バイク・自転車も乗船可。香川県の離島航路のなかで唯一の市営航路である。
道路
- 島内を走る県道:香川県道262号伊吹循環線
- 公共交通機関:観音寺市のりあいバス伊吹線
地域
方言
全国的にも珍しいアクセントで、平安末期の京都のアクセントを残している[4]。
教育
- 観音寺市立伊吹保育所
- 観音寺市立伊吹小学校・伊吹中学校 - 2010年に従来の観音寺市立伊吹小学校が観音寺市立伊吹中学校の敷地に移転し、併設校となった。
医療
- 伊吹診療所
行政機関
- 観音寺市役所伊吹支所