不偏(impartial)ゲームとは、二人零和有限確定完全情報ゲームのうち、各状態でどちらのプレーヤが手を打つにしても、動かす選択肢の集合が常に等しいゲームのことを指す。そうでない二人零和有限確定完全情報ゲームは、非不偏ゲーム(英語: Partisan game)と呼ばれる。ゲームは、二人零和有限確定完全情報ゲームであるため、これ以上の移動が不可能な局面(terminal position)まで進められ、その結果、勝者、敗者が定まる。また、お互いに全ての情報を知り合っていて、偶然性に左右されることがない。
不偏ゲームには、ニム、スプラウト(ゲーム)(英語: Sprouts (game))、クアルト (ボードゲーム)、クラム(ゲーム)(英語: Cram (game))、チョンプ(英語: Chomp)、ノタクト(英語: Notakto)などがある。チェスや囲碁は、黒と白でお互いが動かす色が異なるので、不偏ゲームではない。また、ポーカーなどはお互いの手札が分からないので、不偏ゲームではない。
不偏ゲームは、スプレイグ・グランディの定理を用いて解析することができて、先にterminal positionに動かしたプレーヤーの勝ちとなる正規型のゲームでは常にニム数(英語: nimber)と等価であることが示されている。
定義 | |
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解概念と精緻化 | |
戦略 | |
ゲームのクラス | |
ゲーム |
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定理 | |
主要人物 |
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関連項目 | |