ロリポップ!
ロリポップ! (lolipop!) は、GMOペパボ(旧社名:株式会社paperboy&co. )が運営するレンタルサーバサービス。キャッチコピーは「すぐに使える、ずっと使える。」
概要
サービス開始時の社名は「株式会社paperboy&co. 」。当時はレンタルサーバサービスはまだ高価格で、専門知識が必要な法人向けサービスしかなかったが、学生や女性などホームページ初心者をターゲットとした個人向けのレンタルサーバサービスとして開始し[1]、ターゲット層に合わせて月額100円(税別)からという低価格帯で提供した[2]。
初心者などを対象としていることからサポート体制が厚く、ホームページ作成から各種機能やツールの設定まで掲載されたオンラインマニュアル、よくある質問、用語集などがある。また、チャット形式でオペレーターとやり取りが可能なライブヘルプも用意されている。
2018年からはレンタルサーバサービス同様の使い勝手の良さを持ちながら、クラウドホスティングのようにオートスケール機能を備え、突発的なアクセスにも柔軟に対応できる「マネージドクラウドプラン」を提供開始[3]。翌2019年にはレンタルサーバサービスに「ハイスピードプラン」を追加し[4]、2023年時点ではレンタルサーバサービスに5プランを用意している。
かつては、ロリポップ!のマスコットキャラクターとして、サンタクロース姿で三角帽子を被り手提げランプを持った「ロリポおじさん」がいた[1]。2023年に公開された「創業20周年特設サイト」中で、2005年にリリースされた「教えてロリポおじさん」が、人工知能搭載の「教えてAIロリポおじさん」として期間限定で復活した[5]。
沿革
障害
- クラッキング
- 2006年3月22日、クラッカーにより、sv212サーバ上にある全てのドメインがクラックされ、同年3月28日頃に復旧した。[要出典]
- 同2006年12月12日、クラッカーにより、sv140、sv146サーバ上にあるindexファイルが無差別に書き換えられる現象が発生。これはユーザーが設置した特定スクリプトの脆弱性が原因であった。[要出典]
- 検索エンジン
- 同2006年8月22日頃、ユーザーのウェブサイトがYahoo!検索のインデックスから消える現象が発生し始めた。ロリポップユーザーが集う2ちゃんねるのスレッドでは、アフィリエイターを中心に被害額などの報告がなされ、アフィリエイターや商業サイトには致命的な被害となった。[要出典]
- ロリポップ!公式サイトの発表によれば、ロリポップ!がYahoo!のクローラー変更後のIPアドレスを拒絶する設定にしていたことが原因であった。ロリポップでは、特定のIPアドレスからの大量アクセスによりサーバダウンが頻発したため、該当IPからのアクセスを拒絶するよう設定を変更していた。しかしこの拒絶したIPアドレスは、Yahoo!が同年7月28日に変更を行った新しいクローラーのものであった。Yahoo!がそれまで併用していた旧クローラーの運用を停止したため、クローラーからのアクセスがまったくできない状態になった。その後、ロリポップ!ではYahoo!に状況確認をしたうえで設定変更を行い、クローラーが正常に動作することも確認された。[要出典]
ロリポブログ
またレンタルサーバサービスのほか、ブログサービスとして「ロリポブログ」を提供してきた。これはGMOペパボが運営してきたブログサービス「JUGEM」を、ロリポップ!のユーザー向けに提供してきたものであった。GMOペパボは2021年4月1日付で、エムティーアイの子会社である株式会社メディアーノへ「JUGEM」を事業譲渡した[23]。
脚注
関連項目
外部リンク
- レンタルサーバーならロリポップ!
- ロリポップ!レンタルサーバー (lolipopjp) - Facebook
- ロリポップ!レンタルサーバー (@lolipopjp) - X(旧Twitter)