レクサムAFC

イングランドのサッカークラブ
レクサムFCから転送)

レクサム・アソシエーション・フットボール・クラブ: Wrexham Association Football Club)は、ウェールズの都市レクサムを本拠地とするサッカークラブである。2023-24シーズンはEFLリーグ2(4部相当)に所属。

レクサムAFC
原語表記Wrexham Association Football Club
愛称The Red Dragons
The Robins
クラブカラー
創設年1864年
所属リーグフットボールリーグ
所属ディビジョンEFLリーグ2
ホームタウンレクサム
ホームスタジアムレースコース・グラウンド
収容人数15,500
代表者カナダの旗 ライアン・レイノルズ
アメリカ合衆国の旗 ロブ・マケルヘニー
監督イングランドの旗 フィル・パーキンソン
公式サイト公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

来歴

2007年

ウェールズのレクサムに本拠地を置くクラブではあるが、イングランドのサッカーリーグに参戦している。1864年創設のウェールズ最古のプロクラブであり、世界でもクリスタル・パレスFC(1861年)、ノッツ・カウンティFC(1862年)、ストーク・シティFC(1863年)に次ぐ古いプロクラブである。

ウェールズのカップ戦であるウェルシュカップで最多23度の優勝を経験している。しかし1995年以降イングランドのリーグに所属しているウェールズのチーム(他にもカーディフ・シティFCスウォンジー・シティAFCニューポート・カウンティAFCなど)は同カップ戦に出場出来なくなった為1995年の優勝以来このタイトルからは遠ざかっている。

ウェルシュカップではウェールズのクラブ屈指の成績を残していたが、1921-22シーズンから参入したリーグ戦では長らく低迷し、初めて2部リーグに昇格したのは1978-79シーズンだった。そのシーズンに15位となったのが今までのクラブ歴代最高位であり、カーディフやスウォンジーとは違い、1部リーグの昇格経験はまだ無い。その3年後の1981-82シーズンに21位で2部から降格した。これまでに2部リーグに所属したのも僅か4シーズンのみである。クラブはその後更に低迷の一途を辿り、2007-08シーズンにプロリーグである4部リーグからノンプロリーグの5部に初降格した。

2006年にオーナー変更に伴いクラブ名をレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブからレクサム・フットボール・クラブに変更したが、2013年に元の名称であるレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブに戻した[1][2]

FAカップの最高成績はベスト8、EFLカップの最高成績もベスト8である。また、UEFAカップウィナーズカップでも1975-76シーズンにベスト8の成績を残している。

2020年11月、カナダ人映画俳優のライアン・レイノルズと、米国人俳優のロブ・マケルヘニーがクラブを買収。この買収は投票したレクサム サポーターズ トラストの 2,000 人のメンバーの 98.6% の支持を受けて、2021年2月に完了した[3][4]

2021-22シーズン

新たにTiktokExpediaがスポンサーにつき、前年のリーグ2(4部)の得点王でリーグ最優秀選手、ベストイレブン受賞のFWポール・マリンやサンダーランドボルトンリーグ1(3部)やチャンピオンシップ(2部)の監督を務めたフィル・パーキンソンを監督に迎えるなどの積極的な投資により、クラブはリーグで最終節まで優勝を争ったが2位となり、昇格プレーオフで敗退した。また、FAトロフィーでも決勝に進出したが敗れた。リーグベストイレブンにはマリンのほか、DFアーロン・ハイデンとMFジョーダン・デイビスが選ばれた。

レクサムは同時にFIFA22に登場した。これはシリーズに登場する最初のプロリーグ以外のチームであった。

このシーズンの模様は「ようこそレクサムへ」というドキュメンタリーシリーズとなり、日本ではDisney+で配信された。

2022-23シーズン

マリンを中心に昨年度の勢いのまま好スタートを切ったが、この年はマリンを上回る驚異的なスペースで得点を重ね"ノンリーグのハーランド"と称されたマカーリー・ラングスタッフ[5]を擁するノッツ・カウンティと激しい優勝争いを繰り広げた。

2023年3月23日、正GKのロブ・レイントンの負傷を受け、かつて2005年にレクサムでプレーしていて、すでに引退していた元イングランド代表GKのベン・フォスターをシーズン終了までの短期契約で現役復帰させ獲得した[6]

2023年4月10日、両チームともに勝ち点100で迎えたホームでの首位攻防戦は、3-2のレクサムリードで迎えた後半アディショナルタイムに与えたPKをフォスターが見事セーブしノッツ・カウンティに勝利。レクサムは首位に浮上し、以後首位の座を譲ることなくリーグを制覇。15年ぶりのフットボールリーグ昇格を決めた[7]

最終的にレクサムは勝ち点111のリーグ新記録を達成。最多勝利(34勝)、最小敗戦(3敗)の記録も更新した。得点王こそラングスタッフの42点に及ばなかったが、マリンはこの年38ゴールを記録した。このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン2で配信された。

2023-24シーズン

15年ぶりのフットボールリーグのシーズンは、8月20日の5-5の試合後にGKベン・フォスターが引退を表明。急遽アーセナルからGKアーサー・オコンクウォをレンタルで獲得。オコンクウォはリーグ14試合で完封するなどこのシーズンのベストイレブンに選ばれる活躍をし、チームは2位で昇格を決め、1シーズンでEFLリーグ1へと進んだ。このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン3で配信された。

クラブ各種記録

1試合最多観客動員試合

1試合最多得点勝利試合

1試合最多失点敗戦試合

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズンディビジョンFAカップEFLカップ欧州カップ / その他最多得点者
リーグ順位選手得点数
2004-05フットボールリーグ14613141962804322位2回戦敗退2回戦敗退フットボールリーグトロフィー優勝
2005-06フットボールリーグ24615141761545913位1回戦敗退1回戦敗退フットボールリーグトロフィー1回戦敗退
2006-07フットボールリーグ24613122143655119位3回戦敗退2回戦敗退フットボールリーグトロフィー1回戦敗退
2007-08フットボールリーグ24610102638704024位1回戦敗退2回戦敗退フットボールリーグトロフィー1回戦敗退
2008-09カンファレンス・ナショナル4618121664486410位予選4回戦敗退FAトロフィー4回戦敗退
2009-10カンファレンス・ナショナル4415131645395811位2回戦敗退FAトロフィー1回戦敗退
2010-11カンファレンス・ナショナル46221596649814位予選4回戦敗退FAトロフィー2回戦敗退
2011-12カンファレンス・ナショナル4630888533982位3回戦敗退FAトロフィー
ウェルシュカップ
1回戦敗退
3回戦敗退
2012-13カンファレンス・ナショナル462214107445805位1回戦敗退FAトロフィー優勝
2013-14カンファレンス・ナショナル4616111961615917位2回戦敗退FAトロフィー2回戦敗退
2014-15カンファレンス・ナショナル4617151456526611位3回戦敗退FAトロフィー準優勝
2015-16ナショナルリーグ46209177156698位予選4回戦敗退FAトロフィー2回戦敗退
2016-17ナショナルリーグ4615131847615813位予選4回戦敗退FAトロフィー1回戦敗退
2017-18ナショナルリーグ4617191049397010位予選4回戦敗退FAトロフィー1回戦敗退
2018-19ナショナルリーグ46259125839844位2回戦敗退FAトロフィー
ナショナル・プレーオフ2019
2回戦敗退
準々決勝敗退
2019-20ナショナルリーグ3711101646494319位1回戦敗退FAトロフィー
チャレンジカップ
1回戦敗退
準々決勝敗退
2020-21ナショナルリーグ421911126443688位予選4回戦敗退FAトロフィー3回戦敗退
2021-22ナショナルリーグ44261089146882位1回戦敗退FAトロフィー準優勝ポール・マリン26
2022-23ナショナルリーグ463493116431111位4回戦敗退FAトロフィー4回戦敗退ポール・マリン38
2023-24フットボールリーグ2462610108952882位4回戦敗退EFLトロフィーベスト32敗退ポール・マリン24

欧州の成績

歴代監督

歴代所属選手

参考文献

外部リンク

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