リーズン・トゥ・ビリーヴ

1966年に発表されたティム・ハーディンの楽曲

リーズン・トゥ・ビリーヴ」(Reason To Believe)は、アメリカ合衆国フォーク歌手、ティム・ハーディン英語版の楽曲。1966年7月に発売された1作目のスタジオ・アルバム『ティム・ハーディン1英語版』に収録された。

リーズン・トゥ・ビリーヴ
ティム・ハーディン英語版楽曲
収録アルバムティム・ハーディン1英語版
英語名Reason To Believe
リリース1966年7月
録音1965年12月
ジャンルポップ・フォーク[1]
時間2分0秒
レーベルヴァーヴ・フォアキャスト・レコード
作詞者ティム・ハーディン
作曲者ティム・ハーディン
ティム・ハーディン1 収録曲
ネヴァー・ハプン・アゲイン
(A-6)
リーズン・トゥ・ビリーヴ
(B-1)
ネヴァー・トゥー・ファー
(B-2)

発売後、多数のアーティストによってカバー・バージョンが発表された。

背景・リリース

コロムビア・レコードとの契約終了後、バーティンはヴァーヴ・フォアキャスト・レコードと契約を結んだ。「リーズン・トゥ・ビリーヴ」は、1965年12月にレコーディングされ、翌年7月に発売された1作目のスタジオ・アルバム『ティム・ハーディン1英語版』のB面1曲目に収録された。

オールミュージック』のマシュー・グリーンウォールドは「最も心のこもった曲の1つで、ロマンスの最中で彼女をものにしたいという気持ちと、相手への疑いの心について歌われている。薄手の布のようにスムーズにコードが進行し、やさしく穏やかなメロディーで構成されている」と評している[1]

1994年に発売されたコンピレーション・アルバム『ハング・オン・トゥ・ア・ドリーム』にも収録されたほか[2]、2000年に公開された映画『ワンダー・ボーイズ』でサウンドトラックとして使用された[3]

カバー・バージョン

ロッド・スチュワートによるカバー

「リーズン・トゥ・ビリーヴ」
ロッド・スチュワートシングル
初出アルバム『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー
B面マギー・メイ
リリース
規格7インチシングル
録音1971年
ジャンルフォークロック
時間
レーベルマーキュリー・レコード
作詞・作曲ティム・ハーディン英語版
ゴールドディスク
後述を参照
チャート最高順位
後述を参照
ロッド・スチュワート シングル 年表
エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー 収録曲
アイム・ルージング・ユー
(B-4)
リーズン・トゥ・ビリーヴ
(B-5)
ライブ映像
「Reason to Believe (Official Live at Royal Albert Hall from One Night Only!)」 - YouTube
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1971年にロッド・スチュワートによってカバー・バージョンが発表され、同年5月に発売されたスタジオ・アルバム『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』のB面5曲目に収録された。また、同年7月には同アルバムからの第1弾シングルとして発売され、B面には「マギー・メイ」が収録された。シングル盤は、全英シングルチャートBillboard Hot 100では両A面扱いとなっており、それぞれのチャートで第1位を獲得した[4][5]

1993年に発売されたライブ・アルバム『アンプラグド』にライブ音源が収録され、同作から第2弾シングルとしてリカットもされた。ライブ音源のシングル盤は、カナダの『RPM』誌が発表したCanada Adult Contemporaryで1位を獲得し、Billboard Hot 100で最高位19位を獲得した[6]。『RPM』誌の年間チャート(Canada Adult Contemporary)では3位[7]、同誌の年間チャート(Canada Top Singles)では22位[8]、『ビルボード』誌の年間チャートでは90位[9]を獲得した。

チャート成績

週間チャート
スタジオバージョン
チャート (1971年)最高位
ベルギー (Ultratop 50 Wallonia)[10]24
カナダ トップシングルス (RPM)[11]24
ドイツ (GfK Entertainment charts)[12]79
UK シングルス (Official Charts Company)[4]
マギー・メイ」との両A面扱い
1
1
US Cash Box Top 100[13]
80
US Record World Singles Chart[13]
29
ライブバージョン
チャート (1993年)最高位
カナダ トップシングルス (RPM)[14]3
カナダ アダルト・コンテンポラリー (RPM)[15]1
ドイツ (GfK Entertainment charts)[16]79
UK シングルス (Official Charts Company)[17]51
US Billboard Hot 100[6]
19
US Adult Contemporary (Billboard)[18]
2
US Mainstream Top 40 (Billboard)[19]
24
年間チャート
チャート(1993年)順位
Canada Top Singles (RPM)[20]
22
Canada Adult Contemporary (RPM)[21]
3
US Billboard Hot 100[22]
90

認定

国/地域認定認定/売上数
ニュージーランド (RMNZ)[23]Gold10,000*

* 認定のみに基づく売上数

その他のアーティストによるカバー

1968年にペギー・リーは、シングル盤として発売。同年に発売されたライブ・アルバム『2 Shows Nightly』には、ライブ音源が収録された。

1970年にカーペンターズは、アルバム『遥かなる影』でカバー[24]。1995年に発売されたコンピレーション・アルバム『Interpretations:カーペンターズ コレクション 25th Anniversary Celebration』には、リチャード・カーペンターによってリミックスが施された音源が収録された。

1990年にウィルソン・フィリップスは、アルバム『ウィルソン・フィリップス』でカバー。

1995年に柳原陽一郎は、アルバム『ドライブ・スルー・アメリカ[注釈 1]で独自の日本語詞をつけてカバー[注釈 2]

2012年にカレン・ダルトン英語版は、アルバム『1966』でカバー。

脚注

注釈

出典