リゾット
米をバターやオイルで炒め、スープや具材を加えて炊いた料理
リゾット(Risotto)は、もともとイタリアで食べられてきた麦類の料理に東洋(中東)から伝播した米が融合した料理である。イタリアでは下記の料理法で調理した米料理のみを指し[1]、フランスではピラフの別名として用いられてきた。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/ff/Steinpilzrisotto.jpg/250px-Steinpilzrisotto.jpg)
歴史
イタリアは中世からポー川を利用して水稲栽培に成功した地域であり、スペインと並んで米を生産するヨーロッパで数少ない国の一つである[2]。長い間、米料理はイタリア北部に限定され、そのほとんどは、米をバターで炒め、スープとサフランを加えて炊くという調理法で作られていた。これがリゾットの原型である。第二次世界大戦後はイタリア全土に普及し、今日のイタリアではどこのレストランのメニューにも登場する。
基本
主な種類
- ミラノ風リゾット(it:Risotto alla milanese):鶏または牛のブイヨン、サフラン、骨髄、バター、パルミジャーノ・レッジャーノで作ったリゾット。
逸話
リゾットは米を用いるが、イタリアでリゾットは主食ではなく野菜料理に分類される。そして主食はパンなので、リゾットを食べながらパンを食する[4]。