ランフレクシブル (原子力潜水艦)

ランフレクシブルフランス語L'Inflexible, S 615)は、フランス海軍原子力弾道ミサイル潜水艦。艦名は不屈を意味するフランス語から。

基本情報
建造所DCNシェルブール工廠
運用者 フランス海軍
艦種戦略原子力潜水艦
級名改良型ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦
前級ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦
次級ル・トリオンファン級原子力潜水艦
艦歴
計画第4期長期軍事力整備計画
起工1980年3月27日
進水1982年6月23日
就役1985年4月1日
退役2008年1月14日
要目
排水量基準 8,080t
水中 8,920t
全長128.7m
最大幅10.6m
吃水10.0m
機関加圧水型原子炉 × 1基
蒸気タービン × 2基
出力16,000馬力
速力水上 20kt
水中 25kt
潜航深度250m以上
乗員135名
兵装533mm魚雷発射管 × 4門(L5魚雷、F17魚雷、SM39エグゾセ対艦ミサイル、計18)
M45潜水艦発射弾道ミサイル × 16発
レーダー航海レーダー
ソナーDSUX21 艦首ソナー
DUUX5 舷側ソナー
DSUV61 曳航ソナー
探索装置・
その他装置
攻撃/探索潜望鏡
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艦体が同じものであるため、ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦6番艦として扱われる場合もある。

艦歴

「ランフレクシブル」は、第4期長期軍事力整備計画に基づきDCNシェルブール工廠にて建造され、1980年3月27日起工、1982年6月23日進水、1985年4月1日に就役し、ロング島基地に配備された。ただし、実際には1974年4月20日に起工され、リュビ級原子力潜水艦が優先されたため1976年6月建造が中断している。このため再起工する際には仕様・設計の変更が加えられ、ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦の艦体は同じままに装備を換装した。対艦兵器にエグゾセが加わったことと潜水艦発射弾道ミサイルがより長射程のものに置き換わったことが挙げられる。また、ソナーの改良も行われた。

2004年6月からフランス陸軍第7アルペン猟兵大隊と提携関係を結ぶ。

22年間に59回の戦略哨戒任務に従事し、時間換算で約90,000時間の間水中にいた。2008年1月14日に退役した。

関連項目

外部リンク