ユニオン・キャリッジ・アンド・ワゴン
ユニオン・キャリッジ・アンド・ワゴン(英語: Union Carriage & Wagon、略称UCW)は南アフリカ共和国ハウテン州ナイジェルに拠点を置く鉄道車両メーカー。
![]() 台湾鉄路管理局E1000型の銘板 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | UCW |
本社所在地 | ![]() McCarthy hill 1491 Nigel, Gauteng |
設立 | 1957年 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 鉄道車両の製造・販売 |
主要株主 | Commuter Transport Engineering |
外部リンク | http://ctegroup.co.za/ http://www.alstom.com/south-africa/ |
沿革
1957年に設立。主な株主はコモンウェルス・エンジニアリング、バッド社とレイランド・モータースで保有比率はそれぞれ、51%、25%、12%だった。
1969年12月、コモンウェルス社は共同保有する他2社の29%と合わせ計42%まで保有比率を減らす[1][2]。
初期に株式を保有していた英米系外資企業は国内企業への売却を徐々に進め、2013年2月に国内のCTEグループ(Commuter Transport Engineering)傘下となった[3][4][5]。
2016年4月、フランスのアルストム社が親会社のCTE株51%を取得し、Alstom Ubunyeとなった[6]。UbunyeはUnionのズールー語での表記。
主な製造車両
1964年、UCWはスポールネット社(現トランスネット)から電気機関車(en:South African Class 5E1, Series 2)を受注[7]、その後も同社からの受注は続いており、2011年には日本の東芝、三井物産と鉱山鉄道向け電気機関車(en:South African Class 15E)を共同受注している[8][9][10]。
1974年アンゴラ、ザンビアでの受注を皮切りに国際市場へ進出することになった。
2011年にはボンバルディア・トランスポーテーションと共同でハウトレインの車両を受注[11][12][13]。
台湾ではその外交政策の事情により、台湾鉄路管理局がUCWから調達する車両は比較的多かった。
- 台湾鉄路管理局E100型電気機関車:ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GEC)との共同(1976年)
- 台湾鉄路管理局EMU200型電車(1987年)
- 台湾鉄路管理局EMU400型電車(1990年)
- 台湾鉄路管理局E1000型電車:GEC、現代精工との共同(1997年)[14]
関連項目
脚註
外部リンク
- Union Carriage & Wagon - ウェイバックマシン(2012年6月14日アーカイブ分)
- CTE - Commuter Transport Engineering (CommuterTransportEngineering) - Facebook