ユナイテッド・シッキムFC
ユナイテッド・シッキムFC (英語: United Sikkim Football Club) はインド・シッキム州ガントクを本拠地とするサッカークラブである。2013年現在、ユナイテッド・シッキムは国内最上位リーグであるIリーグに所属している。クラブは2008年に設立され[1]、シッキム州からIリーグに参加している唯一のクラブである (インド北東部からは2クラブ目) 。クラブはドバイに拠点を置くFidelis World、前サッカーインド代表キャプテンのバイチュン・ブティア、インドの歌手シャンカル・マハデーヴァンが共同保有する形で運営されており、シッキム州の人々のため所属プロサッカークラブを設ける目的で設立された[2]。
ユナイテッド・シッキムFC | |||
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原語表記 | United Sikkim Football Club | ||
愛称 | スノー・ライオンズ | ||
創設 | 2008年 | ||
所属リーグ | Iリーグ | ||
ホームタウン | シッキム州ガントク | ||
ホームスタジアム | パルジャー・スタジアム | ||
収容人数 | 25,000 人 | ||
運営法人 | FidelisWorld バイチュン・ブティア シャンカル・マハデーヴァン | ||
代表者 | バイチュン・ブティア | ||
監督 | ![]() | ||
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
歴史
設立
クラブは2008年にシッキム州サッカー協会とバイチュン・ブティアにより設立され、クラブ設立以前にシーズンが始まっていたシッキム・ゴールドカップやその他のすべてのインドのサッカー大会に飛び入りで参加した[1]。2011年3月22日、クラブは公式にプロサッカークラブとなり、ドバイに拠点を置くFidelis World、前サッカーインド代表キャプテンのバイチュン・ブティア、インドの歌手シャンカル・マハデーヴァンがクラブを共同保有する形が取られた[2]。クラブはIリーグ昇格のため2011年のIリーグ2部に参加し、3年以内に昇格を果たすと目標を設定した[2][3]。
2011-2012: 2部リーグ
クラブは2011年2月27日、アメリカ合衆国の北米サッカーリーグに所属するNSCミネソタ・スターズからサッカーリベリア代表のジョニー・メニョンガーを獲得してIリーグへの昇格をかけた戦いをスタートさせた。その後クラブは2012年3月31日のデンポ・スポーツクラブ戦でIリーグ2部2011-12シーズンの戦いを開始した。この試合は2-2の引き分けに終わった[4]。その後ユナイテッド・シッキムは5日後の2011年4月5日にアッサム州のインディラ・ガンディー陸上競技場で行われた北インパール体育協会戦において2-0で初勝利を収めた[5]。クラブは1回戦グループAを1位で通過し、各グループ2位以内が進むことのできる決勝ラウンドに駒を進めた。クラブは1回戦において、モハメダンとサザン・サミティに連続で勝利するまでスポルティング・クルーベ・デ・ゴア、ロイヤル・ワヒンドーFC、シロン・ラージャンFCと三試合連続で引き分けており、ランダジード・ユナイテッドFCに引き分けた後ヴァスコに敗れて正式に昇格不可能になった。その後、クラブは5位でシーズンを終えた[6]。
2012年、Iリーグ2部におけるクラブの出だしは良いとは言えなかった。2011年6月11日、ジョニー・メニョンガーがIリーグに所属するシロン・ラージャンFCへと移籍することが決まりクラブを離れ、更には2012年1月にサッカーインド代表にも選出されていたレネディ・シングやナンジャングード・マンジュが相次いでチームを去った[7][8]。しかし、スタンレー・ロザリオを解任した後、ユナイテッド・シッキムはベンガル人のフィリップ・デ・リデルを新監督として迎えた[9]。クラブはさらにナイジェリア人のダニエル・ベデミやクイントン・ジェイコブスと再契約を行った。その後クラブは2012年2月2日にアッサム州のサティンドラ・モハン・デーヴ・スタジアムでバワーニープルFCに3-2で勝利して2度目のIリーグ昇格に向けて白星を積み重ね始めた[10]。クラブはその後Iリーグ2部1回戦でイーグルス、サザン・サミティ、ランダジード・ユナイテッドに対して三連勝を収め、シーズン最後の試合となった2012年4月17日にシッキム州ガントクのパルジャー・スタジアムで行われた試合で、ベデミが得点を決めてモハメダンと1-1で引き分け昇格を確定させた。この試合には30,000人のファンが集った。
ロゴとチームカラー
2011年3月22日、コルカタにあるタージ・ホテルにおいて、ユナイテッド・シッキムのロゴとユニフォームが披露された[11]。クラブのロゴにはクラブマスコットであるスノーライオンが描かれており、ホームのユニフォームカラーは上が赤、下が白[11]、アウェーのユニフォームカラーはダークブルーとライトブルーとなっている[12]。2012年8月29日、Iリーグへの昇格を果たした後クラブは新たなクラブロゴを発表した。今回のロゴは赤であり橙から色が変化、さらに設立年を表すEST. の部分にはアマチュアクラブとして設立された2008年ではなく、プロサッカークラブとなった2011年が刻み込まれた[13]。
スタジアム
彼らが初めてIリーグで戦うこととなった2012-13シーズン、クラブはシッキム州の州都ガントクにある25,000人収容のパルジャー・スタジアムですべてのホームゲームを開催すると発表した。クラブは2008年から2011年まではアマチュアのサッカー大会に、2011年から2012年まではIリーグ2部に参加していたが、この際クラブは中立地で戦う際、パルジャー・スタジアムをトレーニング施設として多く利用していた[14]。しかし、Iリーグ2部は中立地での戦いを行う規定になっているにもかかわらず、Paljor・スタジアムはユナイテッド・シッキムが参加したIリーグ2部の1回戦第2節で使用された[15]。スタジアムはユナイテッド・シッキムがモハメダンと1-1で引き分けてIリーグ昇格を達成した後も使用されている[16]。
キット提供と胸スポンサー
年 | キット提供 | 胸スポンサー |
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2011 | ナイキ | EMTA |
2012 | 無し | |
2012- | URO |
歴代所属選手
スタッフ
2012年9月時点。
役職 | 氏名 |
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監督 | ネイサン・ホール |
助監督 | バイチュン・ブティア |
フィジカルコーチ | Sheril Lepcha |
療法士 | Ranjit Das |
獲得タイトル
- Iリーグ2部
優勝1回: 2012