モンスターズ/地球外生命体
『モンスターズ/地球外生命体』(モンスターズちきゅうがいせいめいたい、Monsters)は、2010年のイギリスのSF映画[2]。監督、撮影、脚本はギャレス・エドワーズ[3]、主演はスクート・マクネイリーとホイットニー・エイブル[4]。
モンスターズ/地球外生命体 | |
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Monsters | |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
脚本 | ギャレス・エドワーズ |
製作 | アラン・ニブロ ジェームズ・リチャードソン |
製作総指揮 | ナイジェル・ウィリアムズ ニック・ラヴ ルパート・プレストン |
出演者 | スクート・マクネイリー ホイットニー・エイブル |
音楽 | ジョン・ホプキンス |
撮影 | ギャレス・エドワーズ |
編集 | コリン・グーディー |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 94分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 スペイン語 |
製作費 | $500,000[1] |
興行収入 | ![]() |
次作 | モンスターズ/新種襲来 |
ストーリー
地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破する。その直後から謎の生物が増殖し、メキシコの半分が危険地帯として隔離される。それから6年後、メキシコでスクープを狙うカメラマンのアンドリュー・コールダーは、現地でケガをした社長令嬢サマンサ・ワインデンをアメリカとの国境まで送り届けろと、上司から命じられる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- アンドリュー・コールダー: スクート・マクネイリー(平田広明)
- カメラマン。メキシコでスクープを狙う。莫大な報酬につられて、任務を請け負う。
- サマンサ・ワインデン: ホイットニー・エイブル(甲斐田裕子)
- 社長令嬢。コールダーの上司の娘でもある。愛称はサム。
製作
映画は、これまで視覚効果アーティストとして活動してきたギャレス・エドワーズが考案し、監督した[5]。製作には、ヴァーティゴ・フィルムズのアラン・ニブロとジェームズ・リチャードソンがプロデューサーとして参加した[6]。設備機材費は1万5千ドルで、製作費は50万ドルであった[7]。ロケ時には予め許可を取らず普段の状態そのままが撮られ、エキストラたちはその当時にたまたま居合わせた一般人である[8]。
企画段階では『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようにPOV視点で撮影する予定だった[9]。
撮影は約3週間にわたり、テキサス州、メキシコ、グアテマラ、コスタリカで行われた[10]。
サウンドトラック
エレクトロニック・ミュージシャンのジョン・ホプキンスが本作の音楽を作曲、演奏した[11]。
公開
2010年3月13日よりサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で初上映された.[12]。3月17日、 マグネット・リリーシングが北アメリカでの配給権を獲得した[13]。5月、カンヌ映画マーケットで上映された[14]。イギリスでは2010年6月18日に、第64回エディンバラ国際映画祭で初上映された[15]。
評価
批評家の反応
批評家には概ね好意的な評価を受け、Rotten Tomatoesでの支持率は73%で、平均点は10点満点で6.61点、批評家の一致した見解は「興味をそそる基本設定から期待されるレベルには届いていないが、『モンスターズ/地球外生命体』はエイリアン襲来の比喩、政治的なテーマ、そして人間関係のドラマが驚くほどに調和している。」となっている[16]。ロジャー・イーバートは4つ星満点で3つ星半を与えた[17]。Moviefoneの2010年のSF映画トップテンでは3位となった[18]。
受賞とノミネート
映画祭・賞 | 部門 | 対象者 | 結果 |
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英国インディペンデント映画賞 | 作品賞 | ノミネート | |
監督賞 | ギャレス・エドワーズ | 受賞 | |
ダグラス・ヒコックス賞(新人監督賞) | ギャレス・エドワーズ | ノミネート | |
主演男優賞 | スクート・マクネイリー | ノミネート | |
プロダクション賞 | 受賞 | ||
技術貢献賞 | 視覚効果 – ギャレス・エドワーズ | 受賞 | |
英国アカデミー賞 | 新人賞 | ギャレス・エドワーズ(監督・脚本) | ノミネート |
オースティン映画批評家協会賞 | 第1回作品賞 | ギャレス・エドワーズ | 受賞 |
サターン賞 | インターナショナル映画賞 | 受賞 | |
スクリーム賞 | SF映画賞 | ノミネート | |
インディペンデント映画賞 | 受賞 |
続編
2014年に続編『モンスターズ/新種襲来』(原題: Monsters: Dark Continent)がイギリスで公開。日本では、2016年1月9日公開[19]。
監督はトム・グリーンに変更されている[20]。