メグ・マローン

メグ・マローン(Meg Mallon、1963年4月14日 - )は米国人女子プロゴルファー。1987年にLPGAツアー入りし、4回のメジャー大会優勝を含む18勝をあげた。2017年に世界ゴルフ殿堂入り[1]

 メグ・マローン 
2009年8月撮影
基本情報
名前メグ・マローン
パートナーベス・ダニエル
経歴
大学オハイオ州立大学
引退2010
現在のツアーLPGA Tour (1987–2010)
プロ勝利数20
優勝数
LPGAツアー18
他ツアー2
LPGAメジャー選手権最高成績
(優勝: 4)
ANA2nd/T2: 1996, 1999
全米女子プロ優勝: 1991
全米女子OP優勝: 1991, 2004
デュモーリエ優勝: 2000
全英女子OPT8: 2002
受賞
世界ゴルフ殿堂2017 (member page)
GWAA Female
Player of the Year
1991
LPGA William and
Mousie Powell Award
1999
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アマチュア時代の成績

マサチューセッツ州ネイティック (Natick) で生まれ、7歳でゴルフを始めた。ミシガン州ファーミントンヒルズ (Farmington Hills) のマーシーハイスクール (Mercy High School) を卒業。1983年にミシガンアマチュア選手権 (Michigan Amateur Championship) に優勝した。

オハイオ州立大学に進学し1984年および1985年にはオールカンファレンスに選ばれ、また、1985年のビッグテン選手権で準優勝した。

プロでの成績

1987年よりLPGAツアーに参加。ブレークスルーとなったのは1991年シーズンで、4つの大会に優勝した。これらのうち2回はメジャー大会(マツダLPGA選手権全米女子オープン)だった。米国ゴルフライター協会の女性プレーヤーオブザイヤーとゴルフダイジェスト誌の「Most Improved Player(最も飛躍したプレーヤー)」に選出された。

2004年にはさらにメジャーで2勝した(デュモーリエクラシックと2回目の全米女子オープン)。2003年シーズン最後のADT選手権にも優勝した。

メジャー大会を含めて合計で18勝した。賞金ランキング10位以内の年が9回あり、最高位は1991年の2位である。

ソルハイムカップの米国代表として1992、1994、1996、1998、2000、2002、2003年の8回にわたり選手として出場。さらに2009年には副キャプテンとして、2013年にはキャプテンとして出場した[2]

1996年にオハイオ州のアスレチック殿堂、2002年にはミシガン州ゴルフ殿堂、2008年にはミシガンスポーツ殿堂入り。2000年のLPGA創立50周年にはLPGAトップ50のプレーヤー/ティーチャーに選出された。1999、2004、2008年にはLPGAのプレーヤー理事会の投票権のないメンバーを務めた。

2010年7月7日、全米女子オープンの直前にプロからの引退を表明した[3]。2011年にはパームビーチ郡殿堂入り。

2003年のウェルチ/フライ選手権 (Welch's/Fry's Championship) の第2ラウンドで60打というストローク数を記録した。これは2001年にアニカ・ソレンスタムが記録した59打に1打差であった。また、ホールインワン達成数においてもLPGAの2位タイに位置している。

プロでの勝利(20勝)

LPGAツアーにおける勝利(18勝)

記録
LPGAツアーのメジャー大会(4勝)
その他のLPGAツアー(14勝)
番号日付大会名優勝スコア2位との差準優勝
1Feb 4, 1991Oldsmobile LPGA Classic−12 (66-70-69-71=276)2 strokes Dana Lofland
2Jun 30, 1991マツダLPGA選手権−10 (68-68-71-67=274)1 stroke パット・ブラッドリー
岡本綾子
3Jul 14, 1991全米女子オープン−1 (70-75-71-67=283)2 strokes パット・ブラッドリー
4Oct 6, 1991大京世界選手権−3 (73-72-71=216)5 strokes ドッティー・ペッパー
5Mar 14, 1993PING/Welch's Championship (Tucson)−16 (67-66-70-69=272)1 stroke ベッツィ・キング
6May 9, 1993Sara Lee Classic−11 (70-71-64=205)Playoff Tina Tombs
7Feb 24, 1996Cup Noodles Hawaiian Ladies Open−4 (74-70-68=212)1 stroke カリー・ウェブ
8Apr 28, 1996Sara Lee Classic−6 (70-71-69=210)2 strokes Stephanie Farwig
Pamela Wright
9Aug 9, 1998Star Bank LPGA Classic−17 (64-66-68=199)Playoff ドッティー・ペッパー
10Jan 24, 1999Naples LPGA Memorial−16 (69-67-69-67=272)1 stroke ヘレン・アルフレッドソン
ケリー・ロビンズ
11May 16, 1999Sara Lee Classic−17 (66-65-68=199)1 stroke アニカ・ソレンスタム
Kris Tschetter
12Jun 11, 2000Wegmans Rochester International−8 (74-67-72-67=280)2 strokes ウェンディ・ドーラン
13Aug 13, 2000デュモーリエクラシック−6 (73-68-72-69=282)1 stroke ロージー・ジョーンズ
14Aug 18, 2002モントリオール銀行カナディアン女子オープン−4 (71-71-69-73=284)3 strokes Michelle Ellis
カトリーナ・マシュー
Michele Redman
15Nov 23, 2003ADT Championship−7 (71-71-72-67=281)1 stroke アニカ・ソレンスタム
16Jul 4, 2004全米女子オープン−10 (73-69-67-65=274)2 strokes アニカ・ソレンスタム
17Jul 11, 2004BMOフィナンシャルグループカナディアン女子オープン−18 (65-70-65-70=270)4 strokes ベス・ダニエル
18Aug 8, 2004Jamie Farr Owens Corning Classic−7 (66-69-74-68=277)1 stroke 朴セリ
カレン・スタップルズ

LPGAツアープレーオフ記録(2勝-1敗)

番号トーナメント対戦相手結果
11992ヤングスタウン ファーモールドナ・アンドリュース
ベス・ダニエル
ベッツィー・キング
キングは最初の追加ホールをバーディーで勝利
21993サラ・リークラシックティナ・トゥームス3つ目の追加ホールでバーディーで勝利
31998スターバンクLPGAクラシックドッティー・ペッパー最初の追加ホールをパーで勝利

その他の勝利(1勝)

  • 1998 JCPenney Classic (Steve Pateと共に)

レジェンドツアーでの勝利(1勝)

  • 2014 Walgreens Charity Championship

メジャー大会

勝利(4)

チャンピオンシップ勝利スコア2位との差準優勝
1991LPGAチャンピオンシップ−10(68-68-71-67 = 274)1ストロークパット・ブラッドリー岡本綾子
1991全米女子オープン-1(70-75-71-67 = 283)2ストロークパット・ブラッドリー
2000年デュモーリエクラシック−6(73-68-72-69 = 282)1ストロークロージー・ジョーンズ
2004年全米女子オープン−10(73-69-67-65 = 274)2ストロークアニカ・ソレンスタム

結果タイムライン

トーナメント1986年1987年1988年1989年
クラフトナビスコ選手権
LPGAチャンピオンシップT61T29
全米女子オープン予選落ちT44予選落ち
デュモーリエクラシックT59
トーナメント1990年1991年1992年1993年1994年1995年1996年1997年1998年1999年2000年
クラフトナビスコ選手権T9T305T49T11T16T2予選落ちT1623
LPGAチャンピオンシップT201T26T45T11T15T10T22T6T11T17
全米女子オープンT91421T62T19T43予選落ちT5T2
デュモーリエクラシック予選落ちT23T13T64T4T124T30T4T661
トーナメント2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年
クラフトナビスコ選手権T28T36T33T48T50T6673T15予選落ち
LPGAチャンピオンシップT17T12T2716T33予選落ち予選落ち予選落ち予選落ち
全米女子オープンT30T22予選落ち1T13予選落ち予選落ちT58予選落ち
女子ブリティッシュオープン ^予選落ちT8T37予選落ち予選落ち予選落ち68

^ 2001年、全英女子オープンがデュモーリエクラシックに代わりLPGAメジャーとなった。

  優勝
  トップ10
  プレーせず

概要

  • 出場 - 84
  • 優勝 - 4
  • 2位フィニッシュ - 4
  • 3位フィニッシュ - 1
  • 上位3位 - 9
  • 上位5位 - 15
  • トップ10 - 21
  • 上位25位 - 41
  • 予選落ち - 18
  • 連続予選通過数 - 24
  • トップ10の最長連続 - 2(5回)

チームでの出場

プロ時代

  • ソルハイムカップ (米国代表): 1992年、1994年(勝利)、1996年(勝利)、1998年(勝利)、2000年、2002年(勝利)、2003年、2005年(勝利)
  • ワールドカップ (アメリカ合衆国代表):2005年

シニア時代

  • ハンダカップ (アメリカ合衆国代表):2010年(勝利)、2011年(勝利)、2014年(勝利)、2015年(勝利)

参考

  • LPGAツアーで最も勝利したゴルファーのリスト
  • LPGAメジャーチャンピオンシップで最も優勝したゴルファーのリスト

脚注

関連項目

外部リンク