ムワンザ
タンザニアの都市
ムワンザ(Mwanza)は、ビクトリア湖の南岸に位置する、タンザニア北部のムワンザ州の州都である。
ムワンザ Mwanza | |
---|---|
位置 | |
座標 : 南緯2度31分 東経32度54分 / 南緯2.517度 東経32.900度 | |
行政 | |
国 | タンザニア |
州 | ムワンザ州 |
市 | ムワンザ |
人口 | |
人口 | (2012年現在) |
市域 | 706,453人 |
その他 | |
等時帯 | 東アフリカ時間 (UTC+3) |
人口
ムワンザの推計人口は、2002年の調査によると、約20.9万人であった[1]。しかし、サハラ以南のアフリカ諸都市の例に漏れず、貧困者の流入によりスラム化が発生しており、正確な人口は不明である。なお、ムワンザのスラムの有様は、ドキュメンタリー映画の『ダーウィンの悪夢』にて取り上げられた。参考までに、郊外を含むムワンザ都市圏全体の人口は、2002年時点で、約48万人であったとされた。
地理・交通
ビクトリア湖の南岸に、深く切れ込む入り江の付け根付近に形成された都市が、ムワンザである。ビクトリア湖を利用した水運も行われている。例えば、貨客船のブコバ号やセレンゲティ号が運行された。ただ、1996年5月21日にブコバ号は、ムワンザの沖合いで沈没して、少なくとも800人が死亡した[2]。
また、タボーラ州の州都であるタボラからムワンザまでは、途中でシニャンガ州の州都であるシニャンガを経由する経路で、鉄道路線が敷設されている[3]。このタボラで中央線に接続している[3]。
さらに、ムワンザ国際空港も設置されている。
なお、観光資源には乏しい。
産業
ムワンザのビクトリア湖沿岸では、ナイルパーチ漁に代表される漁業と、水産加工業が見られる。ムワンザ産のナイルパーチは、切り身に加工後、ムワンザ国際空港からヨーロッパ諸国や日本などへ輸出されている。