マーチ・741

マーチ・741 (March 741) は、マーチ・エンジニアリングが開発したフォーミュラ1カー1974年から1975年F1世界選手権に投入された[1]

マーチ・741
カテゴリーF1
コンストラクターマーチ
デザイナーロビン・ハード
先代マーチ・731
後継マーチ・751
主要諸元
シャシーアルミニウムモノコック
エンジンフォード-コスワース DFV 3.0 V8 NA
トランスミッションヒューランド FG400, 5速 + 反転1速 MT,
燃料シェル
サソル
タイヤグッドイヤー
主要成績
ドライバーハンス=ヨアヒム・スタック
ハウデン・ガンレイ
ヴィットリオ・ブランビラ
レイネ・ウィセル
レラ・ロンバルディ
出走時期1974年-1975年
初戦1974年アルゼンチングランプリ
出走優勝ポールFラップ
18000
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概要

741はロビン・ハードが設計し、成功したフォーミュラ2マシンのマーチ・742にコスワースDFVエンジンを組み合わせた物であった[2]。メインスポンサーのSTPは前年限りで離れたため、マシンのカラーリングはブリティッシュグリーン1色となった。ドライバーはハンス=ヨアヒム・スタックハウデン・ガンレイが起用されたが、第3戦南アフリカからガンレイに代わってヴィットリオ・ブランビラが起用された。ブランビラは個人スポンサーとして工具メーカーのベータを持ち込んだため、彼のマシンはオレンジ色に塗装された。第7戦スウェーデングランプリではスタックに代わって地元ドライバーのレイネ・ウィセルがドライブした。

1975年シーズンは開幕2戦でブランビラが使用、第3戦南アフリカでレラ・ロンバルディが使用したが、その後はマーチ・751が使用された[3]

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チームエンジンドライバー123456789101112131415ポイント順位
1974年マーチ・エンジニアリングフォードARG
BRA
RSA
ESP
BEL
MON
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
CAN
USA
69
ハンス=ヨアヒム・スタックRetRet54RetRetRetDNQRet711RetRetDNQ
レイネ・ウィセルRet
ハウデン・ガンレイ8Ret
ヴィットリオ・ブランビラ109Ret101011Ret136RetDNQRet
ARG
BRA
RSA
ESP
MON
BEL
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
0 (7,5)8
1975年ベータ・チーム・マーチフォード ヴィットリオ・ブランビラ9Ret
マーチ・エンジニアリング レラ・ロンバルディRet

参照

外部リンク