マーシャル・シャポシニコフ

マーシャル・シャポシニコフロシア語: Маршал Шапошников)は、ロシア海軍ウダロイ級駆逐艦の1隻である。太平洋艦隊所属。

マーシャル・シャポシニコフ
ウラジオストク港に停泊中の「マーシャル・シャポシニコフ」
ウラジオストク港に停泊中の「マーシャル・シャポシニコフ」
基本情報
建造所ヤンター造船所
運用者 ソビエト連邦海軍
 ロシア海軍
艦種駆逐艦
級名ウダロイ級駆逐艦
艦歴
起工1983年
進水1984年12月27日
就役1986年2月2日
要目
基準排水量6,840 t
満載排水量7,480 t
全長163 m
最大幅19 m
吃水7.8 m
機関COGAG方式
主機M70ガスタービンエンジン × 4基
出力61,000 hp
推進器スクリュープロペラ × 2軸
最大速力30 kt
巡航速力14 kt
航続距離6,882 海里(14ノット巡航時)
乗員220名
搭載機Ka-27PL 対潜ヘリコプター
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艦歴

「マーシャル・シャポシニコフ」は1982年3月18日にカリーニングラードのバルト海造船所「ヤンターリ」にて起工し、1985年12月30日にソビエト連邦海軍に引き渡された。艦名の由来はソ連軍元帥ボリス・ミハイロヴィッチ・シャポシニコフ

1986年2月2日に太平洋艦隊への配属が決定し、翌年12月26日にウラジオストクに到達した。

近代化改修

2016年、「マーシャル・シャポシニコフ」はウラジオストクのダルザヴォド船舶修理センターにて近代化改修を実施した。内容は以下の通りである。

  • ミサイルの更新:2番砲塔を撤去し、3S14UKSK多目的VLS16セルに換装。クラブ巡航ミサイルの運用能力を付与するのみならずRPK-5対潜ミサイル四連装発射筒を撤去し、Kh-35U艦対艦ミサイル四連装発射筒2基に換装。対艦攻撃能力を向上させる。
  • 艦砲の近代化:AK-100・100mm単装砲2基からステルス砲塔を採用したA-190・100㎜単装砲1基に換装。
  • 電子装備の更新
近代化改修前近代化改修後
艦砲AK-100 70口径100㎜単装砲×2A-190 70口径100㎜単装砲×1
対空ミサイル3K95キンジャール(NATO名称SA-N-9ガントレット)艦対空ミサイル八連装回転式VLS×8
対艦ミサイル無し(RPK-5対潜ミサイルで代用)UKSK多目的VLS×16セル(クラブ巡航ミサイル

Kh-35Uウラン艦対艦ミサイル四連装発射筒×2

対潜兵器RPK-5対潜ミサイル四連装発射筒×2

RBU-6000 212㎜対潜ロケット12連装発射機×2PTA-53 533㎜四連装魚雷発射管×2

RBU-6000 212㎜対潜ロケット12連装発射機×2

PTA-53 533㎜四連装魚雷発射管×2

機銃AK-630 30㎜CIWS×4

脚注

出典

海人社『世界の海軍 2022-2023』

関連項目