マユゲエイ
マユゲエイ(Paratrygon aiereba)は、ポタモトリゴン科に分類される淡水エイの一種。
マユゲエイ | |||||||||||||||||||||
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背面。目の前部に眉毛のような模様がある。 ![]() 腹面から見たシェッド水族館の個体。吻の凹みがよく分かる。 | |||||||||||||||||||||
保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Paratrygon aiereba (Müller & Henle, 1841) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Discus ray Manzana ray Ceja ray |
形態
目は小さく、体盤は平たい円形で、吻がわずかに凹んでいる[4]。背面は薄い茶色で、暗色の網目模様がある[4]。体盤幅は1.6メートル、体重は110キログラムに達し、ポタモトリゴン科の中でも大型の種である[4]。はるかに大きな個体の報告もあるが、信憑性は低い。体盤幅が1.3メートルを超えることは稀である[4]。雄は体盤幅が60センチメートル、雌は72センチメートルで性成熟する。
生態
成魚は川の深い場所に生息するが、夜間には餌を求めて浅瀬に移動する[3]。主に魚を捕食し[5]、昆虫や甲殻類などの無脊椎動物も狙う[4]。生息地では頂点捕食者である[6]。妊娠期間は9か月で、体盤幅が16センチメートルの仔エイを平均2匹産む[3]。稚魚は浅い砂地や小川で見られる[4]。
飼育
ペルーとブラジルから輸入されるが、ブラジル産の方が模様に丸みを帯び、ブラジル産の種は「マンザナ・レイ」と呼ばれている。ペルー産の「チーナ」という種とは、模様の有無で区別できる[7]。