マメロディ・サンダウンズFC

マメロディ・サンダウンズFCMamelodi Sundowns Football Club)は、南アフリカ共和国プレトリアを本拠地とするサッカークラブ。

マメロディ・サンダウンズ
原語表記Mamelodi Sundowns Football Club
愛称The Brazilians, Bafana Bastyle, Kabo Yellow, Downs
創設1970
所属リーグプレミアサッカーリーグ
所属ディビジョン2位(2020/21)
ホームスタジアムロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム
収容人数51,762
運営法人パトライス・モトセペ
監督ピツォ・モシマネ
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

1996年にプレミアサッカーリーグが設立されて以来、同リーグを7回制覇している強豪である。愛称としてThe Braziliansが挙げられるが、これはクラブのユニフォームがブラジル代表のそれと似ている事からつけられている。

歴史

プレトリアのマラバスタッドで1960年代初頭に若者達によって設立された。その後1970年に公式なサッカークラブになった。

1973年に連邦プロサッカーリーグに加盟、同年にはコカコーラカップで決勝に進出する快挙を達成したものの、ベレア・ユナイテッドFCに5-3で敗れた。

1978年に同リーグが縮小され2部が設立されると、2部落ちした。昇格を狙う戦いは5年間に及び、その間にフロント側がクラブの解散を決定した事もあったが、するとその代替として新たにクラブが設立されたため、実質的にクラブは引き継がれた。

1984年に南アフリカ共和国では初めて人種に依らないサッカーリーグであるナショナルサッカーリーグが設立され、翌1985年に昇格しこれに参加した。しかしゾラ・マホベ所有の下迎えた初シーズンは厳しい結果となった。

1988年にはクラブの所有権がスタンダード銀行へと渡るが、その後ゾラ・マホベが所有権を取り返した。クラブは清算の危機を迎えるが、サッカー一家であったがTsichlas家が銀行を説得し、この危機を脱した。その後同家は企業を設立、株式全てを買い取り躍進を遂げた。この時に初めてのタイトルを獲得している。

1990年代に入ると黄金期に入り、多くのトロフィーを獲得した。1996年にナショナルプレミアリーグが設立されると、1998年から2000年にかけてリーグも3連覇した。

CAFチャンピオンズリーグ2001では決勝にまで進んだものの、アル・アハリに合計4-1とされ敗北した。

2004年にはクラブの発展に大きく寄与したTsichlas家からパトリック・モトセペが51%の株を取得、後に残りの49%も取得した。新たなオーナーの下でもクラブは強く、2006年5月にはミヘル・アンヘル・ガムンディ、ネイル・トビー監督の下リーグを制し、7回目のリーグ制覇となった。

2006-07シーズンは低調な出だしとなったが、ゴードン・イゲスンドを監督に据えるとリーグを連覇した。ネドバンク・カップも決勝に進出し、ダブルでのタイトル獲得も期待されていたが、アヤックス・ケープタウンFCに敗れた。

2009-10シーズンも前半は低調であったが、監督がテッド・ドゥミトルからフリスト・ストイチコフに代わると後半で巻き返し最終的に二位につけた。

翌2010-11シーズンではストイチコフ体制でアシスタントコーチを務めていたアントニオ・ロペス・ハバスが監督に昇格すると、前半を首位で折り返した。しかし後半に失速し最後2戦で優勝を逃すと辞任。アシスタントコーチであったイアン・ゴロワが代理として監督に昇格した。その後、ヨハン・ニースケンスが監督に就任した。

2012年3月4日にはネドバンク・カップのパワーラインズFC戦で24-0の勝利を収めて同国史上初めてのサッカー記録を打ち出した[1][2]

2016年にはFIFAクラブワールドカップに出場し、12月11日に吹田サッカースタジアム鹿島アントラーズと対戦したが0-2で敗れ、12月14日に5位決定戦に回るもアジア王者である全北現代モータースにも1-4で敗れ、一勝も挙げることができずに日本を去った。

タイトル

国内タイトル

  • ナショナルサッカーリーグ:3回
1988, 1990, 1993
1997–98, 1998–99, 1999–00, 2005–06, 2006–07, 2013–14; 2015-16; 2017/18, 2018/19, 2019/20, 2020/21, 2021/22, 2022/23
1986, 1988, 2008, 2015, 2020, 2022
  • テルコム・ノックアウト:4回
1990, 1999, 2015, 2019
1988, 1990, 2007, 2021
  • テルコム・チャリティーカップ:5回
1991, 2000, 2004, 2005, 2006
  • オールソンズ・チャレンジカップ:1回
1988

国際タイトル

  • アフリカンフットボールリーグ: 1回
2023-24
2016
2017

現所属メンバー

2018年2月27日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No.Pos. 選手名
1GK ケネディ・ムウェーネ
2DF タボ・エンテテ
4DF テボゴ・ランガーマン (第2主将)
5MF アサヴェラ・ムベキレ
6DF ウェイン・アレンセ
7MF オウパ・マニサ
8MF フロンフォ・ケカナ (主将)
9FW カスバート・マラジラ
11MF シブシソ・ヴィラカジ
13MF ティヤネ・マブンダ
14GK デニス・オニャンゴ
15MF ラッキー・モホミ
16MF リカルド・ナシメント
17MF ジョージ・レビシ
18MF テンバ・ズワネ
19MF ジェレミー・ブロッキー
No.Pos. 選手名
20DF アネレ・エンコンカ
25FW オーブリー・エンゴマ
26FW ガストン・シリーノ
27MF タペロ・モレナ
28MF アンソニー・ラフォル
29DF スマホロ・バンガリー
31GK ブライマー・ラザク
32DF モチェカ・マディシャ
33MF ハマ・ビリアト
34DF テンド・ムクメラ
35FW ケレツォ・マクガルワ
37FW Thokozani Sekotlong
38DF シヤボンガ・ズールー
40DF リバウド・クッツェー

歴代所属選手

記録

  • 最多出場: ダニエル・ムダウ 390試合
  • 最多得点: ダニエル・ムダウ 172得点
  • 代表最多出場: カトレゴ・ムフェラ 32試合
  • シーズン最多出場: センバ・モングニ 48試合(1997-98)
  • シーズン最多得点: ベネット・マシンガ 33試合(1990)
  • 最大得点差勝利: パワーラインズFC 24-0 (2012年3月4日、ネドバング・カップ)
  • 最多得点差敗北: アフリカ・スポール 1-6 (2000年11月4日、CAFチャンピオンズリーグ)

出典:[3]

リーグ記録

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  • シャツスポンサー: Ubuntu Botho
  • キット製作: Puma

出典

外部リンク