ラーナー (称号)
(マハーラーナーから転送)
ラーナー (サンスクリット語: राणा; ウルドゥー語:رانا、Rana)は、ラージプートの君主の称号の一つ[1]。主にメーワール王国の君主がこの称号を用い、彼らはラーナー、マハーラーナーを名乗った。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/Bhim_Singh_of_Mewar.jpg/230px-Bhim_Singh_of_Mewar.jpg)
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3a/RajaRaviVarma_MaharanaPratap.jpg/200px-RajaRaviVarma_MaharanaPratap.jpg)
ラーナーの称号はインドではラージプートの君主として使われ、とくにメーワール王国の王号として有名である[2]。ラーナーの称号はメーワール以外でも、アリー・ラージプル、ポールバンダル、バガート、バーガル、ゴーハドなどの諸国でも使用された。
また、ネパール王国の宰相家たるラナ家の家名はラーナーの称号に因むものである。これはジャンガ・バハドゥル・クンワルが1846年の王宮大虐殺事件ののち、1848年に王家からラナ姓を賜り、クンワル姓から改称したことによる。また、クンワル家は北インドから移住してきた家系で、さかのぼればメーワール王国を出自に持つと自称していた。
ギャラリー
- サングラーム・シング(メーワール王)
- ラージ・シング(メーワール王)
- ジャワーン・シング(ウダイプル藩王国)
- ファテー・シング (ウダイプル藩王国)
脚注
参考文献
- 佐伯和彦『世界歴史叢書 ネパール全史』明石書店、2003年。