マット・バーンズ (野球)

アメリカの野球選手 (1990 - )

マット・バーンズ英語: Matt Barnes, 本名:マシュー・D・バーンズ (Matthew D. Barnes, 1990年6月17日 - ) は、アメリカ合衆国コネチカット州フェアフィールド郡ベテル英語版出身のプロ野球選手 (投手) [1]。右投右打[1]

マット・バーンズ
Matt Barnes
ワシントン・ナショナルズ #41
ワシントン・ナショナルズ時代
(2024年3月15日)
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
出身地コネチカット州フェアフィールド郡ベテル英語版[1]
生年月日 (1990-06-17) 1990年6月17日(34歳)[1]
身長
体重
6' 4" =約193 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手[1]
プロ入り2011年 MLBドラフト1巡目
初出場2014年9月9日[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チームアメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国

経歴

プロ入り前

コネチカット大学在学時の2010年には、日本で開催された第5回世界大学野球選手権大会にアメリカ合衆国代表として参加した[2]

プロ入りとレッドソックス時代

2011年MLBドラフト1巡目(全体19位)でボストン・レッドソックスから指名され[3]、8月15日に契約[1][4]

2012年は、マイナーリーグA級のグリーンビル・ドライブでプロデビュー[5]。5試合の先発登板で防御率0.34、2勝0敗という成績を記録し、5月にA+級のセイラム・レッドソックスに昇格[5]。セイラムでは20試合に先発登板し、防御率3.58、5勝5敗を記録、また2チーム合算では25試合の先発登板で119.2回を投げ、防御率2.86、7勝5敗、29四球、133奪三振を記録した[5]

2013年は、AA級のポートランド・シードッグスで24試合に先発登板し、防御率4.33、5勝10敗、46四球、135奪三振、WHIP1.46の成績を残した[5]。8月にポータケット・レッドソックスに昇格し、そこでは1試合の先発登板で5.1回を3安打無失点に抑えた[5]

2014年は、AAA級のポータケットで23試合(先発22試合)に登板して防御率3.95、8勝9敗を記録した[5]。その後、9月8日にレッドソックスとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[6]、翌9日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー[7]。3点ビハインドの7回表から登板し、3.0回を3安打無失点2奪三振に抑えた[8]。同年、メジャーでは5試合にリリーフ登板し、防御率4.00・WHIP1.44を記録した[1]

ボストン・レッドソックス時代
(2015年6月9日)

2015年は、2試合の先発登板を含む32試合に登板して防御率5.44、3勝4敗、WHIP1.65という成績を残した[1]。この年は、ポータケットでも登板しており、そこでは17試合(うち5試合が先発)の登板で防御率4.06、1勝1敗、WHIP1.54という成績だった[5]

2016年は開幕メンバーに名を連ね、多目的で起用された[9]。6試合のリリーフ登板で防御率4.05、4勝3敗1セーブを記録、セーブはメジャー初だった[1]。また、投球回以上の三振を奪い、奪三振率9.6を記録した[1]

2017年は、ア・リーグ8位タイとなる70試合に登板[10]。前述の登板試合数も含め、防御率3.88、7勝、83奪三振、WHIP1.22、複数部門で自己ベストの成績を記録した[1]

2018年はブルペンの一員として開幕を迎えた[11]。この年は62試合にリリーフ登板し、防御率3.65、6勝4敗を記録。防御率は2015年から3年連続で改善した。また、スライダーを封印してカーブの比率を増やした事で奪三振率が上昇し、アウトの半分以上を三振で取った[12]ポストシーズンでは計10試合に登板し、8.2回で3安打、1失点という内容だった。

2021年は開幕から抑えとして定着。7月4日に選手間投票で自身初となるオールスターゲームに選出された[13]。7月11日にレッドソックスと2年総額1430万ドルで契約延長した[14]。2024年は800万ドルのチームオプションとなり、バイアウトの際は225万ドルが支払われる。7月13日に開催されたオールスターゲームでは8回裏に8番手として登板して初出場を果たした[15]。しかし、後半戦は防御率6.48、WHIP1.62(前半戦は防御率2.61、WHIP0.896)と打たれる場面が目立ち[16]、また新型コロナウイルスの感染による離脱などもあり[17]、シーズン終盤はクローザーの座を失った。

2022年は中継ぎに戻り、右肩の炎症による約2か月の離脱はあったが、44試合に登板した[18]

2023年1月25日にDFAとなった[18]

マーリンズ時代

マイアミ・マーリンズ時代
(2023年4月7日)

2023年1月30日にリチャード・ブレイアーとのトレードでマイアミ・マーリンズに移籍した[19]。シーズン中の9月15日に現役選手ながらベースボール・ユナイテッドの共同オーナーとして参入した[20]。オフの11月6日に契約延長オプションを破棄して、フリーエージェント(FA)となった[21]

選手としての特徴

150km/h台半ばのフォーシームは威力があり[9]、ピンチの場面に強く、2016年にはマウンドに登った時点で引き継いだ走者の約8割の生還を阻止した[9]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014BOS500000000----399.0111200800444.001.44
20153220003403.42919943.05691502394028265.441.65
201662000043116.57128766.26263113714032304.051.40
201770000073121.70028769.25772801833031303.881.22
201862000064025.60026561.24753112968025253.651.26
201970000054426.55628564.1518382211013129273.781.38
20202400001394.25010223.01841412314013114.301.39
202160000065240.54522254.24182022843025233.791.12
20224400000484.00017639.23622113344022194.311.44
2023MIA24100010031.0009921.12521011202113135.481.64
MLB:10年4533000333047102.5241961453.0404522109185764522222084.131.36
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2014BOS510001.000
20153243001.000
20166226001.000
20177047001.000
20186243001.000
2019704210.857
20202421001.000
20216003001.000
20224422001.000
2023MIA2411001.000
MLB453242810.981
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB
MLB

背番号

  • 68(2014年 - 2017年)
  • 32(2018年 - 2023年)
  • 41(2024年 - )

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

🔥 Top keywords: メインページ特別:検索上戸彩エドワード・S・モースXG (音楽グループ)石丸伸二秋葉原通り魔事件山田昌蓮舫木村カエラ椎名林檎井上愛一郎杉浦太陽ブルース・リー渡部峻アンチヒーロー (テレビドラマ)岡崎慎司高橋里華河合優実MY FIRST STORY無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜クリストファー・コロンブス古畑任三郎黎智英赤間麻里子髙嶋政伸怪獣8号若葉竜也山本未來小川博Z-1 (アイドルグループ)稲葉浩志眞栄田郷敦天野鎮雄石川さゆり長谷川博己ノーマンズランド三上悠亜森内寛樹