東経34度15分18秒 / 北緯53.32056度 東経34.25500度 / 53.32056; 34.25500
現地語社名 | Брянский автомобильный завод |
---|---|
ラテン文字名 | Bryansky Avtomobilny Zavod |
種類 | 非公開会社 |
業種 | 輸送用機械 製造業(軍需産業) |
設立 | 1958年6月4日 |
本社 | 、 |
主要人物 | CEO: ミハイル・ステクロフ(Mikhail Steklov) |
製品 | 貨物自動車 軍用車両の製造開発 |
売上高 | 41.6万ドル (2017年[1]) |
営業利益 | 1.36万ドル (2017年[1]) |
利益 | 140千ドル (2017年[1]) |
総資産 | 45.2万ドル (2017年[1]) |
親会社 | アルマズ・アンティ(Almaz-Antey) |
ウェブサイト | BAZ website |
ブリャンスク自動車工場(略称:БАЗ バス ロシア語:Брянский автомобильный завод ラテン文字転写:Bryansky Avtomobilny Zavod 英:Bryansk Automobile Plant 略称:BAZ バズ、バァズ)はロシア、ブリャンスク州ブリャンスクに本拠を置く軍用車両と貨物自動車の開発と製造を行う企業。
1958年、ジルの子会社として設立された。ロシアを代表する軍需産業メーカーの一社である。14トンから40トンの積載能力を持つ民間向け不整地用トラクターとシャーシの製造も行う。2015年、防衛産業の国有企業であるアルマズ・アンティ(Almaz-Antey)のグループ企業となる[2]。
ブリャンスク自動車工場は、ZIL-152V1、ZIL-152K、ZIL-152S型兵員輸送用トラックや、ZiL-485A水陸両用車、ZIL-135輸送起立発射機などジルの軍用車両を大量生産する目的で、ベジツキー(Бежицкого Bezhitsky)製鉄所を基礎とした自動車製造を1958年6月4日に設立している[3]。またこの設立は1958年4月17日付のソビエト連邦閣僚会議令第442「自動車産業のさらなる発展のための方策について(О мерах по дальнейшему развитию автомобильной промышленности)」およびブリャンスク地域経済の国民経済評議会の決議に従い、ベジツキー製鉄所から独立した自動車製造企業として設立されている。そこでトラクターの製造が開始されている[3]。
1959年8月、ジルから部品供給を受け、装甲兵員輸送車であるBTR-152とZiL-485A水陸両用車の組立が開始される[3]。
1961年、独自設計となるルーナミサイル用の輸送起立発射トラック、BAZ-930を開発。1962年にはレダットミサイル(Redut)用の輸送起立発射トラック、ZIL-135トラックの製造を開始。1963年にはルーナミサイル用のZIL-135LMトラックの製造を開始しており、この3種類はジルで開発が行われている[3]。また、ブリャンスク自動車工場は1990年代半ばまでZIL-135LMPトラックの製造を行っている。このほかZIL-135K無人航空機用輸送起立発射トラックを開発し、1961年11月7日の赤の広場で行われた戦勝記念日記念パレードで初披露が行われておりNATOの軍事関係者を驚かせている[3]。
1966年、9K33フローティング防空ミサイルトラック、BAZ-5937/BAZ-5939の製造を開始[3]。
1971年から国防省の要請によりBAZ-5937/BAZ-5939を基礎としたフローティング式8×8の大型トラック6944、6950、5947などの製造が行われる[3]。
1993年からMAZ-537やMAZ-543の後継となるS-400ミサイルを牽引する砲兵トラクターBAZ-6402、長距離ミサイル用大型トラクターBAZ-6909の製造が行われている[3]。