ブリッジマナイト

下部マントルの大部分を占めると考えられているケイ酸塩鉱物

ブリッジマナイト(bridgmanite)は、ケイ酸塩鉱物の一種である。(Mg,Fe)SiO3 (マグネシウムケイ酸塩) の化学組成をもつ鉱物のうちペロブスカイト構造をとるものをいう。結晶系直方晶系頑火輝石、単斜頑火輝石、秋本石(en:Akimotoite)と同質異像の関係にある。

ブリッジマナイト
分類ケイ酸塩鉱物
シュツルンツ分類9.A0.
化学式(Mg,Fe)SiO3
結晶系直方晶系
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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非常な高圧下ではありふれた鉱物で、下部マントルの主成分の一つであると考えられている。地上では高圧実験で合成されたほか、天然には強い衝撃を受けた隕石から発見されている[1][2]。名称は物理学でノーベル物理学賞を受賞したパーシー・ブリッジマンにちなんだものである[3]

脚注

関連項目