フレンチ・イグジット 〜さよならは言わずに〜

フレンチ・イグジット 〜さよならは言わずに〜』(原題:French Exit)は2020年に公開されたアイルランドカナダ合作のドラマ映画である。監督はアザゼル・ジェイコブス、主演はミシェル・ファイファーが務めた。本作はパトリック・デウィットが2018年に発表した小説『French Exit』を原作としている。

フレンチ・イグジット 〜さよならは言わずに〜
French Exit
監督アザゼル・ジェイコブス
脚本パトリック・デウィット
原作パトリック・デウィット『French Exit
製作トリッシュ・ドールマン
ケイティ・ホリー
オリヴァー・グラス
クリスティーン・ヘーブラー
ノア・シーガル
クリスティーナ・ピオヴェサン
製作総指揮アザゼル・ジェイコブス
パトリック・デウィット
イアン・クーパー
マット・アセルトン
エイドリアン・ラヴ
スチュアート・マナシル
ヴァンサン・マラヴァル
マーク・マリー
ローリー・メイ
ダーリン・ナヴァロ
トーステン・シューマッハー
ラース・シルヴェスト
メル・ウォード
出演者ミシェル・ファイファー
ルーカス・ヘッジズ
ヴァレリー・マハフェイ
スーザン・コイン
音楽ニック・デウィット
撮影トバイアス・デイタム
編集ヒルダ・ラスラ
製作会社ブラインダー・フィルムズ
エレベーション・ピクチャーズ
サールゴ・プロダクションズ
ロケット・サイエンス
スクリーン・サイレン・ピクチャーズ
ターミナル・シティ・ピクチャーズ
テレフィルム・カナダ
配給カナダの旗エレベーション・ピクチャーズ
公開カナダの旗2021年2月12日
日本の旗劇場未公開
上映時間110分
製作国アイルランドの旗 アイルランド
カナダの旗 カナダ
言語英語
興行収入世界の旗$1,557,507[1]
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本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2021年11月10日にデジタル配信が始まる予定である[2]

概略

マンハッタン。60歳のフランシス・プライスは夫の残した遺産でリッチな暮らしを送っていたが、そんなある日、頼みの遺産が底を突きかけていると知らされた。ところが、フランシスは「遺産を使い果たす前に死ねるだろう」と確信していたこともあり、貯蓄や投資などの備えを一切していなかった。破産するより外に道はないと思われたが、幸運なことに、親友の一人(ジョーン)が手を差し伸べてくれた。その勧めに従って、フランシスは家財道具の一切を売り払った後、息子(マルコム)と猫(スモール・フランク)を連れてパリに移住することにした。

しかし、移住後もなお、フランシスは特に節約しようともしなかった。と言うのも、彼女には苦境を脱する「秘策」があったのである。

キャスト

製作

2019年5月3日、アザゼル・ジェイコブス監督の新作映画にミシェル・ファイファー、ルーカス・ヘッジズ、トレイシー・レッツが出演することになったと報じられた[3]。10月23日、ダニエル・マクドナルドがキャスト入りした[4]。同月、本作の主要撮影がパリとモントリオールで始まった[5]

公開・マーケティング

2019年9月7日、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の全米配給権を購入したとの報道があった[6]。10月10日、本作はニューヨーク映画祭でクロージング作品としてプレミア上映された[7]。12月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。2021年3月、第71回ベルリン国際映画祭で本作の上映が行われる予定である[9]

評価

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには75件のレビューがあり、批評家支持率は61%、平均点は10点満点で6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『フレンチ・イグジット 〜さよならは言わずに〜』はスマートな作品だが、登場人物たちは一癖も二癖もある人間ばかりである。しかし、同作は見て楽しめる作品であり、彼/彼女らのなかに自分と通じるものを発見することすらできる。これはミシェル・ファイファーの演技のお陰でもある。」となっている[10]。また、Metacriticには16件のレビューがあり、加重平均値は59/100となっている[11]

本作の演技によって、ミシェル・ファイファーは第78回ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた[12]

出典

外部リンク