Frederick William Moller フレデリック・ウィリアム・モラー | |
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![]() サイン(1874年) | |
出生地 | ![]() |
芸術分野 | 版画・リトグラフ |
代表作 | 『十五少年漂流記』の版画 |
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フレデリック・ウィリアム・モラー (Frederick William Moller、生没年不詳) はイングランド - フランスの版画家、リトグラファー。
19世紀のイギリスとフランスで活動し、定期刊行物や小説の挿絵の版画を手がけた。署名には合字で FWMOLLERと記した。
フレデリック・ウィリアム・モラーの生没年は不明である。ヴィクトリア朝版画の研究者である、ロドニー・K・エンゲン(Rodney K. Engen)[1]は1979年(改訂版1985年)に上梓した著書「Dictionary of Victorian engravers, print publishers and their works」[2]で、モラーは1862年から1865年ごろにかけて、イギリスのロンドンにあるイン、サージャンツ・イン(英語版) の8号室で仕事をしていたと記した。また、エンゲンはモラーと19世紀デンマークの肖像画家であるヨハン・フレデリック・モラー(デンマーク語版)(1797-1871) との関連性の所在を示唆している[3]。
1870年から1880年ごろにかけては、フランスの雑誌「ル・モンド・イリュストレ」にフレデリック・ウィリアム・モラーの彫版した版画が掲載されており、フランス国立図書館(BnF)には同誌の版画画像が保存されている[4]。一方、小説でもジュール・ヴェルヌの小説『十五少年漂流記』の版画をいくつか手がけている[5]。現在、フレデリック・ウィリアム・モラーの版画作品は、大英博物館[画 1]、カルナヴァレ博物館、ブルターニュ美術館(フランス語版)[画 2]、ガダーニュ美術館(フランス語版)[画 3]などに収蔵されている。
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