ピーコ (イタリア)

コムーネ

ピーコイタリア語: Pico)は、イタリア共和国ラツィオ州フロジノーネ県にある、人口約2,800人の基礎自治体コムーネ)である。

ピーコ
Pico
ピーコの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
ラツィオ州の旗 ラツィオ
県/大都市 フロジノーネ
CAP(郵便番号)03020
市外局番0776
ISTATコード060051
識別コードG592
分離集落
隣接コムーネ#隣接コムーネ参照
地震分類zona 2B (sismicità media)
気候分類zona D, 1478 GG
公式サイトリンク
人口
人口2,825 [1](2018-01-01)
人口密度86.5 人/km2
文化
住民の呼称picani
守護聖人Sant'Antonino
 (it:Antonino di Apamea
祝祭日9月2日
地理
座標北緯41度27分05秒 東経13度33分42秒 / 北緯41.45139度 東経13.56167度 / 41.45139; 13.56167 東経13度33分42秒 / 北緯41.45139度 東経13.56167度 / 41.45139; 13.56167
標高190 (65 - 803) [2] m
面積32.65 [3] km2
ピーコ (イタリア)の位置(イタリア内)
ピーコ (イタリア)
ピーコの位置
フロジローネ県におけるコムーネの領域
フロジローネ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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地理

位置・広がり

フロジノーネ県南部、アウソニ山地 (it:Monti Ausoniの北麓に位置する。カッシーノから西南西へ約23km、県都フロジノーネから東南へ約27km、ナポリから北西へ約90km、ローマから東南へ約101kmの距離にある。

アウソニ山地を隔てて、南にラティーナ県と接する。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のLTはラティーナ県所属を示す。

地勢

コムーネの領域の南部は山地、北部は平地となっている。山地は自然公園 (it:Parco naturale dei Monti Aurunciとして保護されている。

歴史

第二次世界大戦中の1943年から1944年にかけて、ドイツの占領下に置かれた。イタリア戦線の戦いにおいて、ドイツ軍の防衛線「グスタフ線」がこの地に引かれ、村は戦渦に巻き込まれた。ドイツ軍の暴行や、大量の爆撃によって村民90人が犠牲になり、家屋や農作物は多大な被害を受けた。戦後、イタリア政府はコムーネに対し、占領下の受苦に耐えた勇気と誇り、困難な復興を成し遂げた努力を顕彰して、市民勲章 (it:merito civile銀メダルの栄誉を授けている。

人口

居住地区別人口

国立統計研究所(ISTAT)は居住地区(Località abitata)別の人口として以下を掲げている[2]。統計は2001年時点。

地区名標高人口備考
PICO65/8033,123
PICO *190726
Capocroce14062
Colle Ponte12089
Cupone17546
Ponte Odioso11963
Case Sparse-2.137
  • ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。

人口推移

交通

村内に、アウソニ山地を縦貫する道路 SR82(SS82) が通っている。北はサン・ジョヴァンニ・インカーリコを経てフロジローネにつながっており、南は約12kmの山道を隔ててカンポディメーレに至る。

行政

フロジノーネ県南部のパステナポンテコルヴォサン・ジョヴァンニ・インカーリコファルヴァテッラとともにグロンデ・モンティ・アウソニ山岳自治体 (it:Comunità Montana Gronde Monti Ausoniを構成しており、その中心コムーネである。

脚注

外部リンク