ビッグコミックオリジナル

日本の漫画雑誌

ビッグコミックオリジナル』は、小学館発行の男性向け漫画雑誌1972年創刊。月2回(毎月5日・20日)発行。

ビッグコミックオリジナル
BIG COMIC ORIGINAL
ジャンル男性漫画雑誌
読者対象30代以上の男性
刊行頻度月2回刊(毎月5日、20日)
発売国日本の旗 日本
言語日本語
定価390円(税込)本体価格361円
出版社小学館
発行人大村信[1]
編集長菊池一[2]
雑誌名コード747
刊行期間1972年 -
発行部数240,333部(2023年10月 - 12月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイトhttps://bigcomicbros.net/bigoriginal/
テンプレートを表示

概要

発行部数は2018年時点で49万部。

1972年に『ビッグコミック』の増刊号として、『ビッグコミックオリジナル号』の誌名で刊行される。1974年に独立創刊。

40年以上続いている『三丁目の夕日』『釣りバカ日誌』を筆頭に、『浮浪雲』『あぶさん』『風の大地』『黄昏流星群』など、長寿作品が多いことが、雑誌の特徴となっている。[独自研究?]

元々、『ビッグコミック』創刊者の小西湧之助が、「ビッグコミックより1歳半上の読者層」をターゲットにして創刊した。そのため、ベテラン作家の力作が掲載されていた『ビッグコミック』との差別化を図って、より若手(当時)の漫画家たちによるエンターテインメント性の濃い作品が掲載されることになった[3]

ビッグコミックオリジナル号時代のラインナップは、ストーリー漫画が楳図かずお『烈願鬼』、バロン吉元『どん亀野郎』、横山光輝ウイグル無頼』、篠原とおる『食虫花』。ショート枠は園山俊二つのだじろう小島功黒鉄ヒロシ。翌1973年にはジョージ秋山浮浪雲』、水島新司あぶさん』、西岸良平プロフェッショナル列伝』が連載陣に加わり、長く主力を担った。

動物をテーマにした表紙イラストは、村松誠が担当している。

増刊号として、『ビッグコミックオリジナル増刊』、『ビッグコミックONE』(ビッグコミックの増刊としても刊行、2009年休刊)がある。

単行本はビッグコミックスレーベルで発売されている。

2016年6号から、デジタル版(電子版)の配信を開始した。

連載作品

現在連載中の作品

2024年13号現在。

通常連載以外の作品

連載コラム

  • オリジナル“イチオシ”シネマ
  • BYPLAYER(二宮清純
  • こだわりの店(伊丹由宇)

連載終了作品

終了したデジタル版限定連載

歴代編集長

付記した年は、在任が確認できた年。

  • 小西湧之助(創刊号、1972年)
  • 林洋一郎(1985年、1986年)
  • 奥山豊彦
  • 吉野彰浩(2009年)
  • 御木基宏(? - 2013年6月[9]
  • 堀靖樹(2013年7月[10] - 2016年7月[11]
  • 中熊一郎(2016年8月[1] - )
  • 菊池一(現職)※2023年1月現在[2]

発行部数

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 1,030,000部[12]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 958,958部[12]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 905,500部[12]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 859,333部[12]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 832,375部[12]
発行部数(2008年4月以降)(一般社団法人 日本雑誌協会
1〜3月4〜6月7〜9月10〜12月
2008年828,333 部819,334 部814,000 部
2009年801,667 部784,834 部767,167 部754,000 部
2010年733,667 部720,834 部710,500 部699,500 部
2011年687,500 部673,000 部677,167 部672,834 部
2012年664,334 部663,167 部665,500 部664,667 部
2013年651,000 部643,334 部633,167 部628,167 部
2014年617,500 部610,000 部589,500 部566,667 部
2015年552,500 部539,500 部530,000 部521,167 部
2016年517,333 部509,333 部504,333 部500,000 部
2017年500,000 部500,000 部500,000 部497,500 部
2018年492,500 部487,500 部482,500 部471,667 部
2019年465,833 部453,333 部446,667 部435,000 部
2020年425,000 部408,833 部403,000 部400,000 部
2021年400,000 部390,833 部380,000 部371,667 部
2022年350,850 部323,167 部307,500 部292,500 部
2023年277,833 部265,500 部252,500 部240,333 部
2024年231,833 部

主催賞

オリジナル新作賞
2013年[13]に創設された新人賞[13]。2014年1月31日応募締め切り、同年4月発表。[13]

掲載漫画のデータ

2014年3月20日発売の同年第7号(4月5日号、JAN 4910274710443)において、創刊40周年となった。これにちなんで、この号に「40年間の作品データを完全網羅!!!! オリジナルデータバンク」という記事が掲載されており、「連載コミック全データ201作品」がリスト化されている。タイトル・作家名・開始号と終了号・内容解説を列挙し、1972年の『世露の暗殺者』から2014年(連載中)の『冷馬記』までを紹介している。

関連項目

脚注

外部リンク