ハズ

ハズ巴豆Croton tiglium)は、トウダイグサ科ハズ属の植物。英名の Croton (クロトン)でも呼ばれるが、日本語でクロトンという場合は同科クロトンノキ属英語版ヘンヨウボクCodiaeum variegatum)を指すこともある。

ハズ
ハズ
ハズ
分類APG III
:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:バラ類 rosids
:キントラノオ目 Malpigiales
:トウダイグサ科 Euphorbiaceae
亜科:ハズ亜科 Crotonoideae
:ハズ連 Crotoneae
:ハズ属 Croton
:ハズ C. tiglium
学名
Croton tiglium
L.[1] (1753)
和名
ハズ
英名
Croton

種子から取れる油はハズ油(クロトン油)と呼ばれ、属名のついたクロトン酸のほか、オレイン酸パルミチン酸チグリン酸ホルボールなどのエステルを含む。ハズ油は皮膚につくと炎症を起こす[2]

巴豆は『神農本草経下品』や『金匱要略』に掲載されている漢方薬であり、強力な峻下作用がある。走馬湯・紫円・備急円などの成分としても処方される。日本では毒薬または劇薬に指定[注釈 1]されているため、通常は使用されない。

リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[4]

脚注

注釈

出典

外部リンク