ディサルモニア・ムンディ

ディサルモニア・ムンディDisarmonia Mundi)は、イタリアメロディックデスメタルバンドである。結成当初は通常のバンド編成であったが、メンバーの脱退により、現在は楽器パートをすべてエットレ・リゴッティが担っている。

ディサルモニア・ムンディ
Disarmonia Mundi
出身地イタリアの旗 イタリア ピエモンテ州
トリノ県 アヴィリアーナ
ジャンルメロディックデスメタル[1]
プログレッシブ・メタル[1]
デスメタル[1]
活動期間1999年 -
レーベルセルフ
スカーレット・レコード
コロナー・レコード
サウンドホリック
キングレコード
公式サイトdisarmoniamundi.com
メンバーエットレ・リゴッティ (ギタードラムクリーンボーカルベースキーボード)
クラウディオ・ラヴィナール (ボーカル)
旧メンバーベニー・ビアンコ・キント (ボーカル)
ビョーン・ストリッド (ボーカル)
シモーネ・パレルミティ (ギター)
フェデリコ・カリエーロ (ギター)
ミルコ・アンドレイス (ベース)

略歴

1999年[注釈 1]に、イタリアアヴィリアーナエットレ・リゴッティ (Ds)を中心にベニー・ビアンコ・キント (Vo)、シモーネ・パレルミティ (Gu)、フェデリコ・カリエーロ (Gu)、ミルコ・アンドレイス (Ba)で結成される。結成後間もなく1stアルバム『Nebularium』を製作し、イタリアのレーベル・セルフ及びロシアのレーベル・CDマキシマムから2001年にリリースした。同アルバムのレコーディング前後にフェデリコ・カリエーロが脱退しており、アルバムにはセッション参加の形となっている。結成当初はドラムスを担当していたエットレ・リゴッティは、同アルバムではドラムスに加えてギター、クリーンボーカル、キーボードを担当している。1stアルバムリリース後、エットレ・リゴッティとミルコ・アンドレイス以外のメンバーが脱退しバンド活動が停止してしまう。

活動停止後、新ボーカリストとしてクラウディオ・ラヴィナールが加入する。その後、インターネットを通じて知り合ったソイルワークのボーカリスト、ビョーン・スピード・ストリッドもボーカルとして加入し4人体制になる。こうして、専任ボーカリスト2名と楽器奏者2名の変則体制となり、ベース以外の楽器をエットレ・リゴッティが担うことになる[注釈 2]。この4人体制で、2ndアルバム『Fragments Of D-Generation』をスカーレット・レコードからリリースする。また、このアルバムがサウンドホリックからリリースされ日本デビューした。

2ndアルバムリリース後バンドメンバーを集め、ライブ活動を行うことが出来るようになる。この陣容は『Red Clouds』(『Fragments Of D-Generation』収録)のPVで確認できる。同PVでは、2ndアルバムに参加した4名に加えて、クリーン・ボーカリスト、ギタリストドラマーの3名が加入していることが確認でき、専任ボーカリスト3人体制で計7人という陣容であった。同PVでは、エットレ・リゴッティは、ギターを担当していた。しかし、その体制は長続きせず、結局2ndアルバムのメンバーから、更にミルコ・アンドレイスが脱退した形となり、メンバーが3名のみとなる。結局、メンバーを補充するのではなく、ベースもエットレ・リゴッティが兼任することになり、全楽器パートをエットレ・リゴッティが担うこととなる。3人体制で2006年に、3rdアルバム『Mind Tricks』をリリースした。

3rdアルバムリリース時、エットレ・リゴッティは、メンバー補充やセッションメンバーによって、ライブ活動を行う意思を見せていた。しかし、それは実現することなく、エットレ・リゴッティはプロデューサー業に専念することとなった。その後、2009年に1stアルバムに未発表音源を新たにレコーディングしたEPをセットにしたコンピレーションアルバム『Nebularium/the Restless Memoirs』をリリース。新録音のEPにはビョーン・スピード・ストリッドは参加せず、これ以降ゲスト参加となる。また、同年に4thアルバム『The Isolation Game』をリリース。

2011年リリースの、スタジオジブリ トリビュート・アルバム、『Princess Ghibli』の5曲に参加。エットレ・リゴッティはプロデューサーも務めた。翌2012年リリースの第二弾『Princess Ghibli II』にも4曲(リミックス含)に参加し、エットレは引き続きプロデューサーを務めた。

2015年に、5thアルバム『Cold Inferno』をリリース。

メンバー

現メンバー

結成時の担当楽器は、ドラムである。また、ベースは3rdアルバム以降で担う。
  • クラウディオ・ラヴィナール (Claudio Ravinale) - ボーカル、作詞
2ndアルバム『Fragments Of D-Generation』から加入。

旧メンバー

  • ベニー・ビアンコ・キント (Benny Bianco Chinto) - ボーカル
1stアルバム『Nebularium』レコーディング時は正式メンバーだったが、その後脱退。脱退後の2ndアルバム『Fragments Of D-Generation』、3rdアルバム『Mind Tricks』にバックボーカルとしてゲスト参加している。
  • ビョーン・スピード・ストリッド (Björn "Speed" Strid) - ボーカル
デスヴォイス及びクリーンボーカルによるボーカルを担当。ソイルワークテラー2000でも活動。ニュークリア・ブラスト・オールスターズに参加した。2ndアルバムから参加。2nd、3rdアルバムまでは正式メンバー扱いだったが、以降はゲスト扱いとなった。
  • シモーネ・パレルミティ (Simone Palermiti) - ギター
1stアルバム『Nebularium』に参加。
  • フェデリコ・カリエーロ (Federico Cagliero) - ギター
1stアルバム『Nebularium』の6曲に参加。また、未発表音源EP『the Restless Memoirs』の1曲の作曲にエットレとの共作で参加。
  • ミルコ・アンドレイス (Mirco Andreis) - ベース
1stアルバム『Nebularium』、2ndアルバム『Fragments Of D-Generation』に参加。

ゲストメンバー

2ndアルバム『Fragments Of D-Generation』に参加。
  • サマンサ・アバタンジェロ (Samantha Abbatangelo) - バックボーカル
3rdアルバム『Mind Tricks』に参加。
  • クラウディオ・ストラズロ (Claudio Strazzullo) - ギターソロ
3rdアルバム『Mind Tricks』の6曲に参加。また、未発表音源EP『the Restless Memoirs』の2曲の作曲にエットレとの共作で参加。
  • ビョーン・スピード・ストリッド (Björn "Speed" Strid) - ボーカル
デスヴォイス及びクリーンボーカルによるボーカルを担当。元正式メンバーで、4thアルバムからはゲスト参加(セッション)の扱いになった。

ディスコグラフィ

フル・アルバム

  • Nebularium (2002年)
  • Fragments Of D-Generation (2004年)
  • Mind Tricks (2006年)
11トラック目でパンテラの曲「Mouth for War」をカバーしている。
  • The Isolation Game (2009年)
  • Cold Inferno (2015年)
11トラック目でアイアン・メイデンの曲「The Loneliness Of The Long Distance Runner」をカバーしている。(クリスチャン・アルヴェスタム がゲスト参加)

コンピレーション

  • Nebularium/the Restless Memoirs (2009年)
1stアルバムのリマスターと、未発表音源を新たにレコーディングしたEPをセットにしたコンピレーションアルバム。
  • Mind Tricks (Extended Version) (2011年)
3rdアルバムのジャケットを変更し、ボーナストラックを追加した再発アルバム。ボーナストラックには、クリスチャン・アルヴェスタム (ソリューション .45、元スカー・シンメトリー)が参加している。

参加作品

注釈

参照元

外部リンク

🔥 Top keywords: メインページ特別:検索上戸彩エドワード・S・モースXG (音楽グループ)石丸伸二秋葉原通り魔事件山田昌蓮舫木村カエラ椎名林檎井上愛一郎杉浦太陽ブルース・リー渡部峻アンチヒーロー (テレビドラマ)岡崎慎司高橋里華河合優実MY FIRST STORY無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜クリストファー・コロンブス古畑任三郎黎智英赤間麻里子髙嶋政伸怪獣8号若葉竜也山本未來小川博Z-1 (アイドルグループ)稲葉浩志眞栄田郷敦天野鎮雄石川さゆり長谷川博己ノーマンズランド三上悠亜森内寛樹