ティナ・ワイラター

ティナ・ワイラターTina Weirather1989年5月24日 - )は、リヒテンシュタインの元アルペンスキー選手[1]ファドゥーツ出身。ガンプリン在住。リヒテンシュタインとオーストリア二重国籍

ティナ・ワイラター
個人情報
フルネームChristina "Tina" Weirather
国籍リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタイン
オーストリアの旗 オーストリア
生誕 (1989-05-24) 1989年5月24日(35歳)
ファドゥーツ
身長1.62 m (5 ft 4 in)
スポーツ
リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタイン
競技アルペンスキー
引退2020年3月25日
獲得メダル
オリンピック
2018 平昌スーパー大回転
アルペンスキー世界選手権
2017 サンモリッツスーパー大回転
アルペンスキー・ワールドカップ
2017スーパー大回転
2018スーパー大回転
2012滑降
2016スーパー大回転
2014スーパー大回転
2018滑降
2019スーパー大回転

来歴

父親はオーストリアアルペンスキー選手、ハルティ・ワイラター。母親はリヒテンシュタインのアルペンスキー選手で、1980年レークプラシッドオリンピック金メダル2つ、銀メダル1つ、銅メダル1つを獲得したハンニ・ウェンツェル[2][3]

2005年アルペンスキー・ワールドカップにデビュー。2006年トリノオリンピックのアルペンスキー2種目に初出場した。

2010年バンクーバーオリンピックでは、アルペンスキー4種目への出場権を獲得していた。しかし、大会の約3週間前にコルティーナ・ダンペッツォで開催されていたアルペンスキー・ワールドカップの女子滑降の試合中に右膝の前十字靭帯損傷し、オリンピックへの出場を逃した[4]

2014年ソチオリンピックでは、開会式の旗手を務めた。アルペンスキー2種目に出場予定だったが、女子滑降の出場に向けてトレーニング中に右足を骨挫傷する怪我を負い、2種目とも棄権することとなった[5]。当時アルペンスキー・ワールドカップは総合2位だったが、この怪我のため残りのシーズンは欠場となった[6]

2017年サンモリッツで開催されたアルペンスキー世界選手権では、女子スーパー大回転で銀メダルを獲得した。

2018年平昌オリンピックでは、アルペンスキー3種目に出場し、女子スーパー大回転で銅メダルを獲得した。オリンピック3回目の出場にして初のメダル獲得となった。オリンピックでリヒテンシュタイン代表選手がメダルを獲得したのは、1988年カルガリーオリンピック以来30年8大会ぶりのことであった。

2020年3月25日、その年のアルペンスキー・ワールドカップのシーズンを最後に、ワイラターは引退した。

主な戦績

大会開催地種目順位記録備考
2006オリンピック トリノ滑降-途中棄権
スーパー大回転33位1分35秒34
2007アルペンスキー世界選手権 オーレスーパー大回転-途中棄権
大回転-途中棄権
スーパー複合-棄権
2013アルペンスキー世界選手権 シュラドミンク滑降13位1分51秒71
スーパー大回転-途中棄権
大回転27位2分13秒65
スーパー複合-棄権
2014オリンピック ソチ滑降-棄権
スーパー大回転-棄権
2015アルペンスキー世界選手権 ヴェイル滑降11位1分47秒27
スーパー大回転6位1分11秒32
大回転4位2分20秒71
2017アルペンスキー世界選手権 サンモリッツ滑降10位1分34秒03
スーパー大回転準優勝1分21秒67
大回転19位2分08秒45
複合-棄権
2018オリンピック 平昌滑降4位1分39秒85
スーパー大回転3位1分21秒22
大回転22位2分24秒22
2019アルペンスキー世界選手権 オーレ滑降18位1分03秒00
スーパー大回転-途中棄権
複合-棄権

脚注

外部リンク