スーパーの裏でヤニ吸うふたり | |
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ジャンル | ヒューマンドラマ ラブコメ |
漫画 | |
作者 | 地主 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 作者Twitter 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | ビッグガンガン:2022年Vol.09 - |
発表期間 | Twitter:2022年3月9日 - |
巻数 | 既刊4巻(2024年2月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(スーパーのうらでヤニすうふたり)は、地主による日本の漫画作品。2022年3月9日から作者のTwitter上にて連載されているほか、『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2022年Vol.09(8月25日発売)から連載中[1][2]。略称は「ヤニすう」[1]。2024年2月時点でシリーズ累計部数は150万部を突破している[3]。当初は『スーパーの裏でヤニ吸う話』というタイトルで発表されていた[1]。
冴えないサラリーマンの佐々木は、スーパーSで二番レジを担当する女性・山田を仕事終わりの癒やしとしていた。
会議が長引いたある日、佐々木はいつものように山田を自らの癒しにしようとスーパーに赴くが、レジに山田はおらず、仕方なくタバコを吸おうとする。しかし喫煙者の肩身は狭く、周囲からの厳しい視線を受けた佐々木はタバコも吸えず途方にくれてしまう。そんな時、スーパーの裏から女性店員の田山に「ここならタバコが吸える」と声をかけられ、佐々木は喫煙所で田山と共にタバコを吸うことになる。からかってくる田山に戸惑う佐々木であったが、山田がお気に入りである理由を田山に邪推されると、「お仕事に勝手に元気を貰っているだけ」だと反論する。それを聞いた田山は佐々木が恋愛目的で山田のレジを利用しているのではないと知り、安心する。
別の日、山田のいる二番レジを利用した佐々木に対して山田は、佐々木が自らのファンであることを田山から聞いたと話しかける。それを聞いた佐々木は伝えてしまった田山を恨むが、実際には田山の正体は仕事終わりの山田であった。以降、佐々木は正体を隠したままの田山とスーパーの裏でタバコを吸うことが習慣となっていく。
『月刊ビッグガンガン』で『ロクレイ -天成市りんね区役所第六感部助霊課活動記-』を連載していた地主は、担当編集からの「創作の練習として短編漫画を描かないか」というアドバイスを受け、本作の執筆に至った[6]。連載中の『ロクレイ』が現実離れした話であったため、現実寄りの作品を目指して描かれ、作者に接客販売の経験があったということもあり、スーパーが舞台の作品となった[7]。
Twitterに第1話が投稿されると、そのツイートには19万(2022年6月2日時点)以上もの「いいね」が寄せられ、大きな反響を呼んだ[6]。2022年6月25日時点でシリーズの累計「いいね」数は250万を突破していた[5]。
連載が開始された2022年8月25日発売の『月刊ビッグガンガン』Vol.09では、表紙と巻頭カラーで登場し[2][5]、同日には描き下ろしエピソードが加えられた単行本第1巻も発売された[2][5]。
これをきっかけとしてタイトルが『スーパーの裏でヤニ吸う話』から『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』に改題され、Twitterで掲載されていた4話から16話は削除されたが、Twitter上での連載も変わらず継続されることになった[1][8]。
2022年8月発表の「次にくるマンガ大賞 2022」Webマンガ部門では1位を獲得した[9]。
TSUTAYAの名物企画人の「仕掛け番長」こと栗俣力也は、本作を「派手な演出は一切ないのにとても多くの魅力がある」とし、その魅力として「漫画的な表現」や「心地よい空気感」を挙げた[10]。
2023年1月には「マンガ大賞2023」にノミネートされている[11]。同年2月、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」にて第4位、「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2023」では第1位を獲得[12]。同年9月、「第7回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」では4位を受賞[13]。
月刊ビッグガンガン連載中の漫画作品 (2024年6月25日現在) | |
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通常連載 |
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休載中 |
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