スルターン (映画)

2016年のインド映画のひとつ

スルターン』(原題:Sultan)は、2016年インドスポーツドラマ映画[6][7][8]。監督はアリー・アッバース・ザファル英語版、プロデューサーはアーディティヤ・チョープラー英語版が務め、サルマーン・カーンアヌシュカ・シャルマが出演している。ハリヤーナー州を舞台にレスリングチャンピオンの成功の物語を描いている[9]

スルターン
Sultan
監督アリー・アッバース・ザファル英語版
脚本アリー・アッバース・ザファル
製作アーディティヤ・チョープラー英語版
製作総指揮ラージャー・ムカルジー
出演者サルマーン・カーン
アヌシュカ・シャルマ
音楽ヴィシャール=シェーカル英語版(歌)
ジュリアス・パッキャム英語版(スコア)
撮影アルトゥル・ツラワスキ英語版
編集ラメシュワール・S・バーガット
製作会社ヤシュ・ラージ・フィルムズ
配給ヤシュ・ラージ・フィルムズ
公開インドの旗 2016年7月6日
上映時間170分
製作国インドの旗 インド
言語ヒンディー語
製作費₹800,000,000[1]
興行収入₹6,233,000,000[2][3][4][5]
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あらすじ

キャスト

製作

企画

2015年6月にYouTubeでティーザーが公開され[13]サルマーン・カーンハリヤーナー州のレスリング選手を演じることになった[14][15]。彼は役作りのためにラーネル・ストボールの元でレスリングの指導を受けている[16][17][18]。10月にシルヴェスター・スタローンがサルマンのコーチ役で出演するという報じられたが、製作総指揮のラージャー・ムカルジーはスタローンが出演する予定はないことを発表した[19][20]。その後、サルマンによるとコーチ役にサンジャイ・ダットが起用されたと報じられるが、サルマンはサンジャイの出演を否定している[21][22]。最終的にランディープ・フーダーがコーチ役として出演することが12月に発表された[23][24]アミット・サダー英語版は若年期のスルターンを演じると報じられたが、2016年3月にスルターンの弟役で出演することが発表された[25][26]。総合格闘技選手のタイロン・ウッドリーはスルターンの対戦相手役として起用された[27][28][29]。2016年1月にアヌシュカ・シャルマがヒロイン役として起用された[30]。アヌシュカも出演するためにレスリングの指導を受けている[31][32]

撮影

2015年10月からプリプロダクションが始まり、サルマンは自身のFacebookにスルターンに扮した写真を投稿した[33]。12月から主要撮影カルジャット英語版NDスタジオ英語版で始まり[34][35]、JWマリオット・ムンバイでも最初の撮影が進められた[36]。同月下旬に最初のスケジュールが終了した[37][38]。2016年1月から第2スケジュールの撮影が始まり、サルマーンのアクションシーンが撮影された[39][40]。3月初旬にはファラー・カーンが振付を担当した歌のシーンが撮影された[41]。この間にサルマーンとアヌシュカのアクションシーンが撮影された[42]。撮影はデリージャーマー・マスジドでも行われた[43]。報道によると、撮影は4月下旬まで行われていた[44]

評価

興行収入

映画は公開3日間で20億6000万ルピーの興行収入を記録した[45]。公開初週末の累計興行収入は32億8000万ルピーを記録している[46]。8月3日の時点でインド国内で41億6000万ルピー、海外市場で2400万ドルの興行収入を記録している[47]。最終的な累計興行収入は60億ルピーを超えた[2]

インド国内ではチケットの予約販売で記録を塗り替えている[48]。公開初日の座席占有率の平均は70%となり[49]、純利益は3億6540万ルピーとなった[50]。公開第2週末までの国内純利益は27億8000万ルピーとなった[51]。最終的な国内興行収入は42億1250万ルピーとなっている[3]

2016年7月24日の時点の世界市場の興行収入は北米3億9690万ルピー、アラブ首長国連邦・湾岸諸国5億2940万ルピー、イギリス1億4070万ルピー、オーストラリア6650万ルピー、パキスタン3億ルピーとなっている[50]。同月17日時点のニュージーランドでは2930万ルピー、マレーシア1090万ルピーの興行記録となっている[50]。ドイツでは同月10日時点で330万ルピーの興行収入を記録した[50]。公開第3週の海外累計興行収入は2257万ドルとなっており[52]、8月3日時点では2420万ドルを記録している[47]。最終的な海外累計興行収入は18億ルピーとなっている[4][5]

受賞・ノミネート

映画賞部門対象結果
スター・スクリーン・アワード主演女優賞英語版アヌシュカ・シャルマノミネート
スターダスト・アワード英語版作品賞英語版『スルターン』受賞
主演女優賞英語版アヌシュカ・シャルマ
女性プレイバックシンガー賞ネーハー・バシン英語版(「Jag Ghoomeya」)
衣装デザイン賞アルヴィア・カーン・アグニホトリ英語版、アシュレイ・レベロ
監督賞英語版アリー・アッバース・ザファルノミネート
主演男優賞英語版サルマーン・カーン
助演男優賞英語版アミット・サダー
振付賞ファラー・カーン(「Baby Ko Bass Pasand Hai」)
アルバム賞『スルターン』、ヤシュ・ラージ・ミュージック
男性プレイバックシンガー賞ラハット・ファテ・アリ・カーン英語版(「Jag Ghoomeya」)
ヴィシャール・ダドラニ英語版バードシャー(「Baby Ko Bass Pasand Hai」)
音楽賞ヴィシャール=シェーカル英語版
作詞家賞イルシャード・カミル英語版(「Jag Ghoomeya」)
第9回ミルチ音楽賞英語版歌曲賞英語版「"Jag Ghoomeya"」
アルバム賞英語版ヴィシャール=シェカール、イルシャード・カミル
男性歌手賞英語版ラハト・ファティシュ・アリ・カーン(「"Jag Ghoomeya"」)
女性歌手賞英語版ネーハー・バシン(「"Jag Ghoomeya"」)
作曲家賞英語版ヴィシャール=シェカール(「"Jag Ghoomeya"」)
作詞家賞英語版イルシャード・カミル(「"Jag Ghoomeya"」)
Raag-Inspired Song of the Year「"Jag Ghoomeya"」
音楽プロデューサー賞キラン・カマト(「"Baby Ko Bass Pasand Hai"」)
作曲賞ジュリアス・パッキャム英語版
第62回フィルムフェア賞英語版女性プレイバックシンガー賞英語版ネーハー・バシン(「Jag Ghoomeya」)受賞
作品賞英語版『スルターン』ノミネート
監督賞アリー・アッバース・ザファル
主演男優賞サルマーン・カーン
音楽監督賞英語版ヴィシャール=シェカール
作詞家賞英語版イルシャード・カミル(「Jag Ghoomeya」)
男性プレイバックシンガー賞英語版ラハット・ファテ・アリ・カーン(「Jag Ghoomeya」)
ジー・シネ・アワード主演男優賞サルマーン・カーン受賞
主演女優賞アヌシュカ・シャルマ
女性プレイバックシンガー賞英語版ネーハー・バシン(「Jag Ghoomeya」)
作詞賞英語版イルシャード・カミル(「Jag Ghoomeya」)
音響賞ディリープ・サブラマニウム、ガネーシュ・ガンガダラン
作品賞『スルターン』ノミネート
歌曲賞英語版ヴィシャール=シェカール(「Baby Ko Bass Pasand Hai」)
審査員選出作品賞『スルターン』
監督賞アリー・アッバース・ザファル
審査員選出主演男優賞サルマーン・カーン
審査員選出主演女優賞アヌシュカ・シャルマ
原案賞英語版アリー・アッバース・ザファル
音楽賞英語版ヴィシャール=シェカール
作詞賞英語版イルシャード・カミル(「Sultan」)
男性プレイバックシンガー賞英語版ラハト・ファティシュ・アリ・カーン(「Jag Ghoomeya」)
スクヴィンダール・シン英語版(「Sultan」)
振付賞英語版ファラー・カーン(「Baby Ko Bass Pasand Hai」)
ヴァイバヴィ・メルチャント(「Jag Ghoomeya」)
ヴァイバヴィ・メルチャント(「Sultan」)
ジャッキー・チェン・アクション映画賞英語版アクション映画賞『スルターン』受賞
テヘラン国際スポーツ映画祭監督賞アリー・アッバース・ザファル
主演男優賞サルマーン・カーン
主演女優賞アヌシュカ・シャルマ

ゲーム

映画を原作とした携帯電話ゲームが99ゲームズから発売されている[53]

出典

関連項目

外部リンク