スジオイヌ属

スジオイヌ属
	クルペオギツネ Lycalopex culpaeus
分類
学名
	Lycalopex Burmeister, 1854
タイプ種
	Lycalopex culpaeus (Molina, 1782)
シノニム
	Pseudalopex Burmeister, 1856
和名
	スジオイヌ属
種
	L. culpaeus クルペオギツネ; L. fulvipes ダーウィンギツネ; L. griseus チコハイイロギツネ; L. gymnocercus パンパスギツネ; L. sechurae セチュラギツネ; L. vetulus スジオイヌ;

スジオイヌ属（スジオイヌぞく、Lycalopex）は、食肉目イヌ科に含まれる属。

形態

頭骨の額は盛り上がらない^[3]。上顎第4臼歯と下顎第1大臼歯（裂肉歯）はやや小型だが、臼歯が発達する^[3]。

分類

本属の構成種は、以前はフォークランドオオカミを模式種としたクルペオギツネ属Dusicyonに含まれていた^[1]^[3]。一方でスジオイヌのみでスジオイヌ属Lycalopexを構成する説もあった^[1]^[3]。1987年および1988年にDusicyon属を頭骨や歯から化石属のProtocyon属やTheriodictis属と共通点のあるフォークランドオオカミのみとし（フォークランドオオカミ属Dusicyon）、他種をPseudalopex属へ分割する説が提唱された^[4]。1995年にPseudalopexよりもLycalopexの方が早く記載されたため先取権があると指摘され、下記の種をまとめた属はLycalopex属となった^[5]。