ジョシュ・コスチェック

ジョシュ・コスチェックJosh Koscheck1977年11月30日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家ペンシルベニア州ウェインズバーグ出身。デスローン・ベースキャンプ所属。

ジョシュ・コスチェック
基本情報
本名ジョシュ・D・コスチェック
(Josh D. Koscheck)
通称コス (Kos)
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1977-11-30) 1977年11月30日(46歳)
出身地ペンシルベニア州ウェインズバーグ
所属アメリカン・キックボクシング・アカデミー
→デスローン・ベースキャンプ
身長178cm
体重77kg
リーチ185cm
階級ウェルター級
バックボーンレスリング
ブラジリアン柔術 (黒帯)
レスリングNCAAディビジョン1 (王者)
テーマ曲Higher Ground
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
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リアリティ番組The Ultimate Fighterシーズン1出身の選手である。

来歴

5歳頃にレスリングを始め、エディンボロ大学ではNCAAディビジョン1の174ポンド級で2000年に準優勝、2001年に王者となった[1][2]。オールアメリカンには4度選出された。

アメリカン・キックボクシング・アカデミーの指導員であったボブ・クックに誘われ、総合格闘技を始めた。

2005年1月、リアリティ番組The Ultimate Fighterシーズン1に参加。ミドル級トーナメントに残るも、初戦でディエゴ・サンチェスに敗れる。問題児であり、クリス・リーベンに水を掛けたりしていた。UFCデビュー戦となる4月9日のフィナーレでは、クリストファー・サンフォードにKO勝ち。

その後しばらくはUFC Fight Nightを主戦場とし、ドリュー・フィケットに敗れるものの、ピート・スプラット、アンサー・チャランゴフ、デイブ・メネージョナサン・グレ、ジェフ・ジョスリンらを破り、層の厚いUFCウェルター級でその実力を発揮した。

2007年4月7日、UFC 69でディエゴ・サンチェスを3-0の判定で降し、リベンジに成功した。

2007年8月25日、UFC 74ジョルジュ・サンピエールと対戦し、判定負けを喫した。

2008年10月25日、UFC 90チアゴ・アウベスと対戦し、判定負けを喫した[3]

2008年12月10日、UFC: Fight for the Troops吉田善行と対戦し、右ストレートからの右フックで吉田を失神させKO勝ち[4]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2009年2月21日、UFC 95パウロ・チアゴと対戦し、TKO負けを喫した[5]。9月19日、UFC 103フランク・トリッグにTKO勝ちを収めた[6]。11月21日、UFC 106アンソニー・ジョンソンチョークスリーパーで一本勝ちし[7]、ファイト・オブ・ザ・ナイトおよびサブミッション・オブ・ザ・ナイトをダブル受賞した。

2010年5月8日、UFC 113ポール・デイリーと対戦し、判定勝ち。試合終了直後にデイリーに殴られるハプニングがあった[8]

2010年9月から放送されたThe Ultimate Fighter 12でコーチを務め、相手チームのコーチであったジョルジュ・サンピエールと因縁を作った。12月11日、UFC 124のUFC世界ウェルター級タイトルマッチで王者サンピエールと3年3か月ぶりに再戦し、何度も鋭いパンチを受け、0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[9]。この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2011年9月24日、UFC 135マット・ヒューズと対戦し、パウンドでKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2012年8月、デイブ・カマリロからブラジリアン柔術黒帯を授与された[10]

2012年9月1日、ヘッドコーチのハビアー・メンデスとの対立で長年所属してきたアメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)を脱退した[11]

2013年2月23日、UFC 157ロビー・ローラーと対戦し、1RTKO負け。

2013年11月16日、UFC 167タイロン・ウッドリーと対戦。右ストレートで1RKO負け。

2015年2月28日、UFC 184でウェルター級11位のジェイク・エレンバーガーと対戦し、一本負け。これでUFC4連敗となった。

2015年3月21日、UFC Fight Night: Maia vs. LaFlareエリック・シウバと対戦し、1Rにギロチンチョークで一本負け。この試合を最後にUFCからリリースされた。

2018年6月28日、引退を表明した[12]

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
28 試合(T)KO一本判定その他引き分け無効試合
17557000
114340
勝敗対戦相手試合結果大会名開催年月日
×マウリシオ・アロンソ1R 4:42 TKO(スタンドパンチ連打)Bellator 172: Thomson vs. Pitbull2017年2月18日
×エリック・シウバ1R 4:21 ギロチンチョークUFC Fight Night: Maia vs. LaFlare2015年3月21日
×ジェイク・エレンバーガー2R 4:20 ノースサウスチョークUFC 184: Rousey vs. Zingano2015年2月28日
×タイロン・ウッドリー1R 4:38 KO(右ストレート)UFC 167: St-Pierre vs. Hendricks2013年11月16日
×ロビー・ローラー1R 3:57 TKO(パウンド)UFC 157: Rousey vs. Carmouche2013年2月23日
×ジョニー・ヘンドリックス5分3R終了 判定1-2UFC on FOX 3: Diaz vs. Miller2012年5月5日
マイク・ピアース5分3R終了 判定2-1UFC 143: Diaz vs. Condit2012年2月4日
マット・ヒューズ1R 4:59 KO(パウンド)UFC 135: Jones vs. Rampage2011年9月24日
×ジョルジュ・サンピエール5分5R終了 判定0-3UFC 124: St-Pierre vs. Koscheck 2
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2010年12月11日
ポール・デイリー5分3R終了 判定3-0UFC 113: Machida vs. Shogun 22010年5月8日
アンソニー・ジョンソン2R 4:47 チョークスリーパーUFC 106: Ortiz vs. Griffin 22009年11月21日
フランク・トリッグ1R 1:25 TKO(右ストレート→パウンド)UFC 103: Franklin vs. Belfort2009年9月19日
×パウロ・チアゴ1R 3:29 TKO(スタンドパンチ連打)UFC 95: Sanchez vs. Stevenson2009年2月21日
吉田善行1R 2:15 KO(右フック)UFC: Fight for the Troops2008年12月10日
×チアゴ・アウベス5分3R終了 判定0-3UFC 90: Silva vs. Cote2008年10月25日
クリス・ライトル5分3R終了 判定3-0UFC 86: Jackson vs. Griffin2008年7月5日
ダスティン・ヘイズレット2R 1:24 TKO(左ハイキック→パウンド)UFC 82: Pride of a Champion2008年3月1日
×ジョルジュ・サンピエール5分3R終了 判定0-3UFC 74: Respect2007年8月25日
ディエゴ・サンチェス5分3R終了 判定3-0UFC 69: Shootout2007年4月7日
ジェフ・ジョスリン5分3R終了 判定3-0UFC Fight Night: Sanchez vs. Riggs2006年12月13日
ジョナサン・グレ1R 4:10 ギブアップ(バックマウントパンチ)UFC Fight Night 62006年8月17日
デイブ・メネー5分3R終了 判定3-0Ultimate Fight Night 52006年6月28日
アンサー・チャランゴフ1R 3:29 チョークスリーパーUltimate Fight Night 42006年4月6日
×ドリュー・フィケット3R 4:38 チョークスリーパーUltimate Fight Night 22005年10月3日
ピート・スプラット1R 1:53 チョークスリーパーUltimate Fight Night 12005年8月6日
クリス・サンフォード1R 4:21 KO(パンチ)The Ultimate Fighter 1 Finale2005年4月9日
ルーク・クモ5分3R終了 判定3-0Ring of Combat 62004年4月24日
クルーズ・チャコン3R 2:57 ネッククランクKing of the Rockies2004年1月3日

総合格闘技エキシビション

勝敗対戦相手試合結果大会名開催年月日
×ディエゴ・サンチェス5分3R終了 判定1-2The Ultimate Fighter 12004年10月30日
クリス・リーベン5分2R終了 判定3-0The Ultimate Fighter 12004年10月13日

獲得タイトル

  • レスリング NCAAディビジョン1 王者(2001年)[2]

表彰

  • レスリング NCAAディビジョン1 オールアメリカン(1999年、 2000年、 2001年、 2002年)
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(1回)

脚注

関連項目

外部リンク