ジャボ
ジャボ(仏: Jabot)とは、近世にヨーロッパで用いられていた襞の付いた胸の飾りのことである。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/39/Jabot.svg/220px-Jabot.svg.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/Louis1667.jpg/220px-Louis1667.jpg)
概要
主にレースで出来ており袖口と共に装飾の役割を果たしていた。現在のネクタイとして用いられており、付け外しの出来る物や一体化した物まで存在した。立襟や詰襟、折襟の背広や軍服に用いていたがスカーフや蝶ネクタイが流行し姿を消した。現在は社交界や王室、議会、法廷弁護士で用いられている。
歴史
17世紀頃から19世紀までのヨーロッパの服飾を果たしてきた。初めは男性用でワイシャツに用いられ、後に女性用にブラウスやジレ、ワンピースに用いられた。ブラウスには襞飾りの名残がある。ジャボとはフランス語で鳥の餌用の袋を意味した。英語ではジャボット。