シルバースラッガー賞(シルバースラッガーしょう)は、ナショナルリーグ・アメリカンリーグの各リーグからその年のシーズンで最も打撃に優れていた選手が各ポジション1人ずつ計9人が、各チームの監督・コーチの投票によって選出される[1]。1980年、ケンタッキー州ルイビルのバットメーカーであるヒラリッチ&ブラズビー社が表彰を始める。名称は自社商品である「ルイビル・スラッガー」から採られた[2]。受賞者に贈られるトロフィーは高さ3フィート(約91cm)である[1]。
ゴールドグラブ賞とは異なり、シルバースラッガー賞は守備位置に関係なく外野手は3人選出される。2021年まで(2020年を除く)指名打者制を採用していなかったナショナルリーグでは投手のシルバースラッガー賞も選ばれていた[3][4]。
73本塁打のシーズン最多本塁打記録保持者のバリー・ボンズは、外野手として史上最多の12回のシルバースラッガー賞を受賞している[4][5]。それに次ぐ受賞回数は、捕手のマイク・ピアッツァと、三塁手のアレックス・ロドリゲスの10回である[3][4]。ロドリゲスは遊撃手として7回、三塁手として3回の計10回である[6]。ポジション別の最多受賞回数は、遊撃手はバリー・ラーキンの9回[4][7]、三塁手はウェイド・ボッグスの8回[3][8]、二塁手はライン・サンドバーグの7回[4][9]、一塁手はトッド・ヘルトン、アルバート・プホルス、ポール・ゴールドシュミットの4回[4][10]、指名打者はデビッド・オルティーズ[11]の7回、投手はマイク・ハンプトンの5回[4][12]である[3]。
2020年はナショナルリーグ史上初の指名打者制を導入したことにより、投手ではなく指名打者としてマーセル・オズナが受賞した。2022年からナショナルリーグでも恒久的に指名打者制が採用されることになり、これにより投手の表彰はなくなった。また同年からユーティリティープレイヤーの部門が新設されている。
* | ポジション別最多受賞者 | 野球殿堂入り選手 |
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ポジション | アメリカンリーグ | |
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受賞者 | 年度 | |
外野手 | イチロー | 2001 2007 2009 |
指名打者 | 大谷翔平 | 2021 2023 |
ナショナルリーグからの選出はない(2023年終了時点)
チーム | |||||||
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廃止 |
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