ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実
『ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実』(ザ・ディレクター しみんケーンのしんじつ、RKO 281)は、1999年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はベンジャミン・ロス、出演はリーヴ・シュレイバーとジェームズ・クロムウェルなど。
ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実 | |
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RKO 281 | |
監督 | ベンジャミン・ロス |
脚本 | ジョン・ローガン |
原作 | リチャード・ベン・クレイマー トーマス・レノン 『The Battle Over Citizen Kane』 |
製作 | スー・アームストロング |
製作総指揮 | リドリー・スコット トニー・スコット |
出演者 | リーヴ・シュレイバー ジェームズ・クロムウェル メラニー・グリフィス ジョン・マルコヴィッチ ロイ・シャイダー |
音楽 | ジョン・アルトマン |
撮影 | マイク・サウソン |
編集 | アレックス・マッキー |
製作会社 | スコット・フリー・プロダクションズ BBCフィルムズ HBOフィルムズ |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() (テレビ放映) ![]() |
上映時間 | 83分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $12,000,000[1] |
オーソン・ウェルズが制作した映画史上不朽の名作『市民ケーン』制作の内幕と、その公開をめぐるウェルズとメディア王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの熾烈な攻防を描いた作品[2][3]。リドリー・スコットと弟のトニー・スコットが製作総指揮を務めた。
元々テレビ映画として制作され、アメリカではHBOで放送され、日本では劇場公開された。
原題の「RKO 281」は、『市民ケーン』が撮影されたスタジオの番号であり、ハーストの妨害に備えて作品名を暗号化していたことによる。撮影台本の表紙には、この番号だけが記載されていた。
ストーリー
1940年、ニューヨークの演劇界とラジオ界で天才と謳われていた演劇界の若き新星オーソン・ウェルズは、RKO社長のジョージ・シェーファーから破格の条件でハリウッドに招かれた。
ある日、メディア王として君臨しているウィリアム・ランドルフ・ハーストのパーティーに出席したウェルズは、破天荒な彼をモデルにした映画を作ることを思いつく。製作は困難を極めたが、無事完成にこぎつけた。それこそが、後に映画史上不朽の名作といわれるようになる『市民ケーン』であった。
だが、その映画の主人公が自分をモデルにしていることを知ったハーストは、公開を阻止すべく妨害工作に乗り出す。
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
評価
Rotten Tomatoesによれば、14件の評論のうち高評価は93%にあたる13件で、平均点は10点満点中7点となっている[4]。
本作は高い評価を受け、様々な賞にノミネートされ、数々の賞を受賞した。
- 第57回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門 作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞[5]
- 第52回プライムタイム・エミー賞キャスティング賞、音響効果賞、オリジナル音楽賞受賞[6]
- サンフランシスコ国際映画祭ゴールデンゲートアワーズ優秀賞受賞[7]