グアニン

グアニン (guanine) は分子式が C5H5N5O の、核酸を構成する5種類の主な塩基のうちのひとつ。プリン塩基である。分子量は 151.13。グアニンから誘導されるヌクレオシドグアノシン

グアニン
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識別情報
CAS登録番号73-40-5 チェック
PubChem135398634
ChemSpider744 チェック
UNII5Z93L87A1R チェック
EC番号200-799-8
DrugBankDB02377
KEGGC00242 チェック
ChEBI
ChEMBLCHEMBL219568 チェック
4556
RTECS番号MF8260000
バイルシュタイン147911
Gmelin参照431879
特性
化学式C5H5N5O
モル質量151.13 g/mol
外観白色の非晶質固体
密度2.200 g/cm3 (計算値)
融点

360 °C, 633 K, 680 °F (分解)

への溶解度溶けない
酸解離定数 pKa3.3 (アミド), 9.2 (第二級), 12.3 (第一級)[1]
危険性
主な危険性Irritant
NFPA 704
1
1
0
引火点不燃性
関連する物質
関連物質シトシンアデニンチミンウラシル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

右図の構造に対応するIUPAC名2-アミノ-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン (2-amino-1,9-dihydro-6H-purin-6-one) であるが、ほかに互変異性として、1,7-、3,7-、3,9-ジヒドロ体をとることができる。

DNA、あるいはRNAの二重鎖構造の中ではシトシンと3本の水素結合を介して塩基対を作っている。

サケ科タチウオサンマ等の魚類の銀白色部位を構成する主要成分でもある。名称の由来は、海鳥の糞の堆積物(グアノ)中から発見されたことによる。

関連物質

関連項目

  • グアニンデアミナーゼ英語版