キア・リオ

リオRio)は、韓国KIAが生産・販売するサブコンパクトカーである。韓国国内では2005年発売の2代目から「プライド」の名称で販売されているが、これはキアが1987年から1999年まで製造・販売していた初代フォード・フェスティバベースの小型車の名称である。→プライド(第1世代)

キア・リオ
4代目
概要
製造国大韓民国の旗 韓国
エクアドルの旗 エクアドル
イランの旗 イラン
ロシアの旗 ロシア
中華人民共和国の旗 中国
メキシコの旗 メキシコ
アルジェリアの旗 アルジェリア
販売期間1999年-
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン(初代-)
5ドアステーションワゴン(初代)
5ドアハッチバック(2代目-)
3ドアハッチバック(3代目)
系譜
先代キア・アベラ
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初代(1999年–2013年)DC型

キア・リオ
DC型
後期型
概要
製造国 韓国
エクアドル
イラン
ロシア
販売期間1999年 – 2005年(韓国)
2001年 – 2013年(エクアドル)
2005年 – 2012年(イラン)
デザインI.DE.A
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
パワートレイン
エンジンB3 1.3L 直列4気筒
B5-DE 1.5L 直列4気筒
B6 1.6L 直列4気筒
変速機4速AT(F-4EAT)/5速MT
車両寸法
ホイールベース2,410 mm
全長4,215 mm(2000–2002)
4,240 mm(2002–2005)
全幅1,675 mm(2000–2002)
1,680 mm(2002–2005)
全高1,440 mm
系譜
先代キア・アベラ
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1999年アベラの後継車種として登場。ボディタイプはセダンとワゴンの2種類。スタイリングはI.DE.Aが手がけている。

2度マイナーチェンジが行われ、2002年のマイナーチェンジで「リオSF」というサブネーム付きの名称になっている。

2代目(2005年–2011年)JB型

キア・リオ(2代目)
JB型
後期型
概要
製造国 韓国
中国
ロシア
販売期間2005年 – 2011年
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアハッチバック
パワートレイン
エンジン??? 1.4L 直列4気筒
Alpha II 1.6L 直列4気筒
U-Line 1.5L 直列4気筒 ディーゼル
変速機4速AT/5速MT
車両寸法
ホイールベース2,500 mm
全長4,240 mm(2005–09、セダン)
4,250 mm(2009–11、セダン)
3,990 mm(ハッチバック)
全幅1,695 mm
全高1,470 mm
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2004年モンディアル・ド・ロトモビルに「キア・スポーツコンセプト」として出品され、2005年に発売が開始された。本国韓国では「プライド」の車名が使用される。MC型ヒュンダイ・アクセントとプラットフォームを共有する。ボディタイプはセダンと5ドアハッチバック。

2009年7月には韓国でフェイスリフトモデルが発表。いわゆるシュライヤーグリルがリオ(プライド)にも採用された。

3代目(2011年–2017年)UB型

キア・リオ(3代目)
UB型
前期型 セダン
前期型 3ドアハッチバック
前期型 5ドアハッチバック
概要
別名キア・K2(中国)
キア・リオR(エクアドル)
製造国 韓国
中国
ロシア
販売期間2011年 – 2017年
デザインペーター・シュライヤー
ボディ
ボディタイプ3/5ドアハッチバック
4ドアセダン
駆動方式前輪駆動
プラットフォームキア・PBプラットフォーム
パワートレイン
エンジンKappa 1.2L 直列4気筒
Gamma 1.4L 直列4気筒
Gamma 1.6L 直列4気筒 GDI
U-Line 1.1L 直列3気筒ターボディーゼル
U-Line 1.4L 直列4気筒ターボディーゼル
変速機4速AT
5速MT
6速AT(A6GF1)
6速MT(M6CF1)
車両寸法
ホイールベース2,570 mm
全長4,366 mm(セダン)
4,046 mm(ハッチバック)
全幅1,720 mm
全高1,455 mm
車両重量1,093–1,141 kg
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2011年発表。RB型ヒュンダイ・アクセントとプラットフォームを共有する。ボディタイプは5ドアハッチバックと4ドアセダンと欧州専用の3ドアハッチバックがある。欧州向けはガソリンエンジンが直4 1.25Lと1.4L、ディーゼルエンジンが直3 1.1Lと直4 1.4Lとなる。トランスミッションは5速MT、6速MT、4速ATが設定される。一部車種にはISG (Idol Stop and Go) が導入されている。

北米向けには直列4気筒1.6LGDIエンジンが搭載され、6速MTまたは6速ATと組み合わせられる。

製造は所下里工場(京畿道光明市)にて行われる。

キア・K2

キア・K2
ハッチバック
概要
別名キア・リオ(ロシア)
販売期間2011年 -
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアハッチバック
駆動方式前輪駆動
パワートレイン
エンジン1.4L 直列4気筒
1.6L 直列4気筒
変速機5速MT/4速AT
車両寸法
ホイールベース2,570mm
全長4,120mm(ハッチバック)
4,370mm(セダン)
全幅1,700mm
全高1,460mm
車両重量1,039-1,089kg
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中国市場ではUB型リオは投入されず、代わりにキア・K2がDE型リオ(中国名:鋭欧)と併売されている。K2はUB型リオの姉妹車であるが、上級車種のK5(オプティマ)に似たフロントマスクを採用することで全く異なる外観となっている。ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバック。エンジンは1.4リットル(107PS)と1.6リットル(123PS)の2種類。トランスミッションは1.4リットルが5速MTと4速AT、1.6リットルは4速ATのみという設定となる。K2の製造は東風悦達起亜汽車の塩城工場(江蘇省塩城市)にて行われている。

また、ロシアおよび周辺諸国(ウクライナベラルーシなど)ではUB型の代わりにK2が「リオ」として販売されている。ヒュンダイサンクトペテルブルク工場でソラリスとともに生産されている。

4代目(2017年–)YB型

キア・リオ(4代目)
YB型
GT-Line
GT-Line
概要
別名キア・K2(中国)
製造国 韓国
メキシコ
アルジェリア
販売期間2017年 –
デザインペーター・シュライヤー
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアハッチバック
プラットフォームキア・GBプラットフォーム
パワートレイン
エンジンKappa 1.0L 直列3気筒 GDIターボ
Kappa 1.2L 直列4気筒 MPI
Kappa 1.4L 直列4気筒 MPI
Gamma 1.6L 直列4気筒 GDI
Gamma 1.6L 直列4気筒 MPI
U-Line 1.4L 直列4気筒ターボディーゼル TCi (WGT)
変速機5速MT/6速MT/4速AT/6速AT/7速DCT
車両寸法
ホイールベース2,580 mm
全長4,065 mm(ハッチバック)
4,385 mm(セダン)
全幅1,725 mm
全高1,450 mm(ハッチバック)
1,460 mm(セダン)
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キアはパリモーターショー2016で4代目リオを発表した。欧州市場はハッチバックのみのラインナップだが、米国市場はハッチバックとセダンのラインナップ。韓国市場では販売されない。

販売台数

暦年アメリカ[8]韓国[9]グローバル
200016,62424,216
200151,54118,651
200251,19519,837
200341,2857,844
200438,5182,273
200530,29015,663
200628,38823,045
200733,37025,919
200836,53222,197
200934,66618,532
201024,61914,339
201120,11115,537
201240,27516,380466,826[10]
201340,74211,037
201435,9338,893
201523,7426,987466,573[11]
201628,7004,158445,404[12]
201716,7602,028
201822,975N/A
201924,961

脚注

注釈

出典

外部リンク