カブラレス

スペインのアストゥリアス地方東部で生産されるブルーチーズ

カブラレスケソ・デ・カブラレス (Cabrales, Queso de Cabrales) は、スペインアストゥリアス地方東部で生産されるブルーチーズ[2]。名前は村の名前カブラレス (en:Cabrales)に由来する[2]。特徴としてはその原料乳が挙げられる。基本的に無殺菌の牛乳を使うのだが[2]、季節によってヒツジあるいはヤギ、もしくはその両方の乳も追加で混入される[4]。春から夏にかけてはその両方が追加され、都合3種類の乳の混合で作成されることにより、年間でももっとも美味とされるカブラレスが完成する[4]

カブラレス
Cabrales
分類ブルーチーズ[1][2]
原料牛乳(季節によってヤギ、ヒツジの乳も混ぜる)
原産国スペイン
原産地アストゥリアス地方東部
生産場所酪農場
生産期間一年中
形状円筒状
大きさ直径20-22cm、高さ7-15cmほど
重量1000 - 4000gほど
脂肪分45 - 50%
表皮自然のカビ。湿り気を帯びる。
熟成3ヶ月以上
呼称統制PDO(1981年。当時はスペインのDO (Denominación de Origen)。)[3]
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アオカビカードに人工的に注入せず、熟成に際して用いる洞窟内で自然に外側から内部へとカビが付いて行く[4][5]

熟成においてはかつてはカエデの葉で包み熟成(および販売も[5])されていたが、現代ではそのような手法は用いられていない[4]。これは衛生上の理由による[3]。PDOの要件としてはアルミホイルによる梱包・販売が求められている[5]。ちなみに、熟成に際して蛆虫やダニを用いるという根拠不明の話もあるが、これは全くの出鱈目である[3]

香りはきつく[5]、味は「素朴」ながら「刺激的」であり、「通好み」と評される[4]

脚注

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、カブラレスに関するカテゴリがあります。