カタールとパキスタンの関係

カタールパキスタンの二国間関係について述べる。パキスタンはドーハに大使館を設置している。カタールはイスラマバードに大使館を設置し、カラチに総領事館を保有している。

カタール・パキスタン関係
PakistanとQatarの位置を示した地図

パキスタン

カタール

アラブ諸国との影響

二国間関係はパキスタンのアラブ世界との関係に影響されてきた。他の湾岸諸国のように、カタールにも5万人以上のパキスタン人のコミュニティが存在する。彼等は様々な分野で働き、毎年パキスタンに送金している[1]。2010年に起きたパキスタンでの洪水の時は、カタールはパキスタンに適宜援助を行なった。

2017年6月5日に、カタールはサウジアラビアエジプトイエメンアラブ首長国連邦バーレーンから外交関係の断絶を宣告されたが、パキスタンはこれに同調せず、パキスタン外務省のスポークスマンであるNafees Zakariaは「今のところ我が国とカタールとの関係に何の問題もない、何らかの進展があれば(パキスタンとしての)声明を出す」と述べるに留めた[2]

経済関係

2015年12月に、カタールはパキスタンに160億ドル相当の液化天然ガスを供給する取引に調印した[3]

先述した、サウジアラビアやエジプトなどによるカタールとの通商禁止や外交関係断絶が継続中にもかかわらず、カタールとパキスタン両国間での貿易への影響は無かった。2018年において両国間の貿易は活発で、その総額は26億ドルと230パーセント超の成長率を記録した[4]

参照