オン・ザ・ロック (映画)

オン・ザ・ロック』(原題:On the Rocks)は2020年に公開されたアメリカ合衆国ドラマ映画である。監督・脚本・共同製作はソフィア・コッポラビル・マーレイラシダ・ジョーンズが主役の父娘を演じる。

オン・ザ・ロック
On the Rocks
監督ソフィア・コッポラ
脚本ソフィア・コッポラ
製作ソフィア・コッポラ
ユーリー・ヘンリー
製作総指揮ロマン・コッポラ
ミッチ・グレイザー
フレッド・ルース
出演者ビル・マーレイ
ラシダ・ジョーンズ
マーロン・ウェイアンズ
ジェシカ・ヘンウィック
音楽フェニックス
撮影フィリップ・ル・スール
編集サラ・フラック
製作会社アメリカン・ゾエトロープ
A24
配給アメリカ合衆国の旗A24
日本の旗東北新社,STAR CHANNEL MOVIES
公開アメリカ合衆国の旗日本の旗2020年10月2日
上映時間97分[1]
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
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2020年10月2日にアメリカ、英国、日本などで劇場公開。10月23日にApple TV+で全世界に配信された[2]

概略

舞台はニューヨーク。作家のローラは夫のディーンや2人の娘たちと仲睦まじく暮らしていたが、家事に追われ作家業はスランプ気味である。映画の事業を新しく始めたディーンが頻繁に残業するようになってからというもの、「夫は同僚のフィオナと不倫しているのではないか」という疑念を抱くようになった。

ローラは久しぶりに再会した父親のフェリックスに相談する。フェリックスは「白黒はっきりさせた方が良い」とアドバイスする。

ローラは幼い娘を寝かしつけた後、二人で夜の繁華街に繰り出しディーンを尾行するが、信号無視で警察に捕まり見失ってしまう。その後、ディーンがメキシコに出張することを知った二人は、密かにその後を追う。勇気を出してホテルの部屋を訪ねるローラだが、フィオナが別の相手と宿泊していた。驚く二人のもとにディーンからの電話がかかる。予定を変更して自宅に戻るというのだ。急いで帰宅したローラは全てを夫に告白し懺悔する。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

製作

AppleとA24との共同製作による映画第1作にあたる。2018年11月15日、両社が複数年にわたる契約を結んだことが発表された[3]。翌2019年1月15日に、ソフィア・コッポラ監督の新作映画が選ばれ、ビル・マーレイとラシダ・ジョーンズが起用されたと報じられた[4]。4月、マーロン・ウェイアンズの出演が決まった[5]。6月、ジェシカ・ヘンウィックがキャスト入りした[6]。6月よりニューヨークで始まった[7]。翌2020年8月19日、フェニックスがサウンドトラックを手がけるとの報道があった[8]

公開・マーケティング

2020年8月13日、本作の劇中写真が初めて公開された[9]。19日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。9月22日ニューヨーク映画祭でプレミア上映された[11]

評価

本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには143件のレビューがあり、批評家支持率は87%、平均点は10点満点で7.37点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「一流の俳優・スタッフが揃っているのでつい期待してしまうが、その期待に見合うほどの出来映えではない。しかし、佳作であることには間違いはなく、ビル・マーレイが年を取ってもなおチャーミングであることを証明する一作となっている。」となっている[12]。また、Metacriticには43件のレビューがあり、加重平均値は73/100となっている[13]

出典

外部リンク