オストプリーグニッツ=ルピーン郡

ドイツの郡
紋章地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州:ブランデンブルク州
郡庁所在地:ノイルピーン
緯度経度:北緯52度58分 東経12度40分 / 北緯52.967度 東経12.667度 / 52.967; 12.667
面積:2526.56 km²
人口:

98,829人(2021年12月31日現在)[1]

人口密度:39 人/km²
ナンバープレート:PR
自治体コード:12 0 68
郡の構成:23 市町村
郡庁舎の住所:Virchowstraße 14–16
16816 Neuruppin
公式ウェブサイト:www.ostprignitz-ruppin.de
郡長:ラルフ・ラインハルト (Ralf Reinhardt, SPD
州内の位置

オストプリーグニッツ=ルピーン郡 (ドイツ語: Landkreis Ostprignitz-Ruppin) は、ドイツブランデンブルク州北西部の郡である。

地理

オストプリーグニッツ=ルピーン郡には、プリーグニッツドイツ語版の東部、ルピーナー・ラントドイツ語版の主要部、ハーフェルラントドイツ語版ベリーン小台地ドイツ語版が含まれる。自然空間では、ヴィットシュトック=ルピーン荒地ドイツ語版ルピーナー・シュヴァイツドイツ語版を含む)、ノイシュトレーリッツ小湖沼地方ドイツ語版ラインスベルク湖沼地帯ドイツ語版)、ルピーン台地ドイツ語版リーン川湿地ドイツ語版リュートニック荒地ドイツ語版が該当する。

離接する郡は、北部ではメクレンブルク=フォアポンメルン州メクレンブルギッシェ=ゼーエンプラッテ郡、東部ではオーバーハーフェル郡、南部ではハーフェルラント郡、南西部ではシュテンダール郡ドイツ語版、西部ではプリーグニッツ郡である。

本郡には、ドイツ最大面積市町村100位の内、5つが属している(ヴィットシュトック/ドッセドイツ語版ラインスベルクドイツ語版ノイルピーンフェーアベリーンドイツ語版ハイリゲングラーベドイツ語版)。オストプリーグニッツ=ルピーン郡は、面積ではブランデンブルク州第3位、ドイツ全国では第9位である。

歴史

オストプリーグニッツ=ルピーン郡は、1993年ブランデンブルク州郡改革ドイツ語版の一環として同年12月6日に、ヴィットシュトック郡ドイツ語版キューリッツ郡ドイツ語版ノイルピーン郡ドイツ語版を統合し成立した。なおオストプリーグニッツを、現在のプリーグニッツ郡と併せることで、プリーグニッツドイツ語版全体を一つの郡のもとに置こうとする動きがあったが、ブランデンブルク州政府に拒否された。

都市ヴィットシュトック/ドッセドイツ語版ラインスベルクドイツ語版ノイルピーン、自治体テムニッツクヴェルドイツ語版に跨る地には、かつてヴィットシュトック演習場ドイツ語版(ボンボドローム、Bombodrom)があった。連邦政府は、この地を連邦軍の射爆撃場にしようとする計画を立て、1993年から法的、政治的に激しく議論されてきた。2009年に国防大臣フランツ・ヨーゼフ・ユングが計画の中止を表明した。

人口動態

以下の表は、オストプリーグニッツ=ルピーン郡の人口動態を示している(1990年は10月3日付、1991年からは12月31日付け)。数値は統計時の郡域によるものである(当郡成立以前の1990年から1992年の数値は、1993年12月6日の領域に合わせた数値)[2]

人口
1990118,794
1991116,002
1992117,102
1993116,866
1994116,180
1995116,005
1996115,637
1997115,670
1998115,193
1999114,273
人口
2000112,930
2001111,878
2002111,009
2003110,057
2004108,894
2005108,027
2006106,830
2007105,812
2008104,786
2009103,734
人口
2010102,868
201199,753
201299,125
201398,944

出典:ベルリン=ブランデンブルク統計局ドイツ語版ブランデンブルク州建設交通局ベルテルスマン財団ドイツ語版による詳細なデータはWikimedia CommonsのPopulation Projection Brandenburg にある。

政治

郡長

  • 1994–2010:クリスティアン・ギルデ (Christian Gilde, SPD)
  • 2010–:ラルフ・ラインハルト (Ralf Reinhardt, SPD)

郡議会

2014年ブランデンブルク州地方選挙が5月25日に行われ、投票率は41.9%で、全46議席の配分は以下の通り[3]

政党議席会派
SPD11SPD
CDU10CDU
DIE LINKE.9*DIE LINKE.
Wählergruppe des Kreisbauernverbandes Ostprignitz-Ruppin (WG KBV)5Bauern, freie Wähler, FDP
GRÜNE/B904BÜNDNIS 90/DIE GRÜNEN
FDP2Bauern, freie Wähler, FDP
Brandenburger Vereinigte Bürgerbewegungen/Freie Wähler (BVB/FREIE WÄHLER)2BVB/Freie Wähler
Brandenburgische Gemeinde Ruppin (BG Ruppin)1Bauern, freie Wähler, FDP
Freie Wählergemeinschaft Prignitz-Ruppin (FWG)1Bauern, freie Wähler, FDP
Pro Ruppin (Pro Ruppin)1Bauern, freie Wähler, FDP
  • Linkeから立候補し当選した1議員は、後に無会派となった[4]

紋章、公印、旗

1993年5月2日、当郡は以下の紋章を使用する認証を受けた。紋章記述:「銀のY字によって分割される。上部は赤地に金の嘴と爪を持つ銀の鷲、下部は緑地で前側に赤で束ねられた金のユリ、赤の彩の付く金のミトラ[5]

公印は他の法的決定の留保により、紋章の周りには「LANDKREIS OSTPRIGNITZ-RUPPIN – DER LANDRAT(オストプリーグニッツ=ルピーン郡 – 郡長)」 と刻まれている[5]

郡旗は緑:白:赤(1:2:1)の横三色旗であり、中央部には郡の紋章が付く [5]

郡内のアムト、市町村の紋章はオストプリーグニッツ=ルピーン郡の紋章一覧ドイツ語版を参照。

経済

キャンピング狩猟ウォータースポーツといったレジャー観光が大きい。面積では農業林業が大きな比重を占める。

市町村

2003年自治体領域改革の結果、郡内には23自治体があり、その内6つは都市である。

自治体ヘルツシュプルングドイツ語版ケーニヒスベルクドイツ語版は、2003年10月26日付の都市ヴィットシュトック/ドッセドイツ語版への編入に関して、2004年に州憲法裁判所から手続き上の不備により無効とする判決を得た。前述の2自治体が編入先を決定するまでの期間、アムト・ヴィットシュトック/ドッセが行政を担当した。2005年1月1日にハイリゲングラーベドイツ語版に編入された。

カッコ内は2021年12月31日[1]における人口である。

都市
(¹アムト所属市)

  1. キューリッツドイツ語版(9,155人)
  2. リンドウ (マルク)ドイツ語版¹(2,991人)
  3. ノイルピーン(31,002人)
  4. ノイシュタット (ドッセ)ドイツ語版¹(3,387人)
  5. ラインスベルクドイツ語版(7,871人)
  6. ヴィットシュトック/ドッセドイツ語版(13,995人)

アムト非所属自治体

  1. フェーアベリーンドイツ語版(8,951人)
  2. ハイリゲングラーベドイツ語版(4,350人)
  3. ヴスターハウゼン/ドッセドイツ語版(5,772人)

アムトドイツ語版及び所属自治体

1. アムト・リンドウ (マルク)ドイツ語版(4,603人)

  1. ヘルツベルク (マルク)ドイツ語版(671人)
  2. リンドウ (マルク)ドイツ語版、都市(2,991人)
  3. リュートニックドイツ語版(445人)
  4. フィーリッツゼードイツ語版(496人)

2. アムト・ノイシュタット (ドッセ)ドイツ語版(7,629人)

  1. ブレディーンドイツ語版(892人)
  2. ドレーツドイツ語版(1,148人)
  3. ノイシュタット (ドッセ)ドイツ語版、都市(3,387人)
  4. ジーヴァースドルフ=ホーエンオーフェンドイツ語版(708人)
  5. シュテューデニッツ=シェーナーマルクドイツ語版(597人)
  6. ツェルニッツ=ロームドイツ語版(897人)

3. アムト・テムニッツドイツ語版(5,501人)
(アムト庁舎所在地:ヴァルスレーベン)

  1. ダーバーゴッツドイツ語版(642人)
  2. メルキッシュ・リンデンドイツ語版(1,263人)
  3. シュトルベック=フランケンドルフドイツ語版(479人)
  4. テムニッツクヴェルドイツ語版(803人)
  5. テムニッツタールドイツ語版(1,525人)
  6. ヴァルスレーベンドイツ語版(789人)

ナンバープレート

1994年1月1日以来、識別記号の「OPR」が割り当てられ、使用されている。2013年3月18日からはこれに加えて、「KY」(キューリッツ)、「NP」(ノイルピーン)、「WK」(ヴィットシュトック)が利用可能となった。

その他

郡内では、今なお低地ドイツ語の一部である東低地ドイツ語ドイツ語版が時折話されている。

参照

  • オストプリーグニッツ=ルピーン郡公文書館ドイツ語版

外部リンク

脚注