エスタディオ・ビセンテ・カルデロン

エスタディオ・ビセンテ・カルデロンEstadio Vicente Calderón)は、スペインマドリードにあったサッカー専用スタジアム。設計者は元アトレティコ・マドリード会長のハビエル・バローソ

エスタディオ・ビセンテ・カルデロン
Estadio Vicente Calderón

UEFA 4/4stars
施設情報
所在地Paseo Virgen del Puerto,
67 28005 - MADRID
位置 西経3度43分14.18秒 / 北緯40.4017194度 西経3.7206056度 / 40.4017194; -3.7206056
起工1966年
開場1966年10月2日
修繕1982年(FIFA ワールドカップ)
閉場2017年
取り壊し2019年-2020年
所有者アトレティコ・マドリード
運用者アトレティコ・マドリード
グラウンド天然芝
ピッチサイズ105 m x 70 m
設計者スペインの旗 ハビエル・バローソ
建設者Javier Barroso
Miguel Ángel García Lomas
旧称
Estadio Manzanares (1966-1971)
使用チーム、大会
アトレティコ・マドリードリーガ・エスパニョーラ
収容人員
54,907人

かつては、リーガ・エスパニョーラアトレティコ・マドリードのホームスタジアムだった。開場は1966年。収容人数は54,851人。

概要

スタジアムの下には高速道路が通っている、世界でも非常に珍しいスタジアムである。昔は、スタジアムの側を流れるマンサナーレス川から名を取り「デル・マンサナーレス」という名称であったが、1987年ヘスス・ヒル会長により、先代の名である「ビセンテ・カルデロン」へ変更された。なお、UEFAによるスタジアム評価では、最上級の5つ星を獲得している。

アトレティコ・マドリードの試合だけでなく、スペイン代表の試合も数多く行われ、1982年スペインW杯では、フランスオーストリア北アイルランド対オーストリア、フランス対北アイルランドの3試合が開催された。

2007年夏、隣接するビール工場跡地を含めた再開発計画が発表され、取り壊しが決定した。アトレティコ・マドリードはオリンピック開催に向けて新設されていたエスタディオ・オリンピコ・デ・マドリード(エスタディオ・メトロポリターノ)へ3年以内に本拠地を移す予定になっていた。しかし、2012年、2016年、2020年の3大会に立候補したが、いずれも落選したため、2013年にアトレティコ・マドリードの所有となり、再び改修案を発表。2017-18シーズンから、アトレティコのホームスタジアムはエスタディオ・メトロポリターノへ移された。2019年7月から解体工事が開始された。

外部リンク